転職のプロに聞く、面接の自己PRで内定に近づく答え方【例文】
転職の面接では多くの場合、自己PRを求められます。実際どう答えればいいのか、転職活動に詳しい株式会社クイックのキャリアアドバイザー、竹園翔一氏に聞きました。
自己PRでは何が見られている?
経験・スキルが自社にマッチするか見られている
面接官は自己PRの内容から「これまでの経験・スキルを自社でどの程度活かすことができるか」を確認しています。
そのため自己PRでは、自分の経験・スキルのうち、志望先の企業・職種にリンクするものをアピールするのが効果的です。
志望先の企業・職種のことをよく理解するためにも、企業研究をしっかりした上で自己PRの内容を考えるようにしましょう。
判断基準は主に3つ
多くの面接官は自己PRの内容から、下記の3つ要素を判断基準に「自社とマッチしているかどうか」を確かめています。
- 具体的な技術・スキル
- 仕事に対するスタンス・考え方
- 業務の進め方・経験の幅
自己PRではこれら3つの要素について、応募先の企業に求められていることにマッチする内容を伝えましょう。すべてを盛り込む必要はありませんが、満遍なく伝えられるとベストです。
面接での自己PRの答え方・長さ
3段構成で、長さは1分程度
面接での自己PRは、
- アピールポイント(結論)
- 根拠となるエピソード
- 志望先の企業でどう活かせるのか
という3段構成で答えましょう。
時間は1分、文字数にすると300字が基本です。長くても3分以内にはおさめましょう。
「2.根拠となるエピソード」は「売り上げを◯%改善した」など、数字を交えて伝えるとイメージを持ってもらいやすいでしょう。
営業職でなくても、関わったプロジェクトの規模や人数、予算などで「◯◯万円の予算を△△万円までコストカットした」などとアピールすることができます。
どんな職種であれ、そうした定量的な説明があると説得力が格段に上がります。
例文|面接での自己PR
1.アピールポイント(結論)
現職の大豆製品メーカーでは、提案力を強みに営業職を6年間務めてきました。
2.根拠となるエピソード
私はこれまで、取引先である小売店や飲食店のお客様とやり取りする中で、密度の濃い情報共有を徹底してまいりました。
具体的には、昨今の消費者の食に関するニーズの動向や、他店舗での販売実績などの根拠を提示することはもちろん、実生活での利用シーンや美味しいレシピの提案などを行いました。
こうした独自情報を提供して実際に「売れる」イメージを持ってもらうことで、信頼関係を構築してまいりました。
そのような丁寧な提案を重ねた結果、これまで平均して月間2~3件の新規契約を獲得し、直近の3年間は連続して年間目標に対する150%以上の業績をあげることができました。
3.志望先の企業でどう活かせるのか
このように、お客様と信頼関係を築くためにさまざまな提案を行ってきた経験は、御社でも活かすことができるものと考えております。(369文字)
例文集|面接での自己PR
ここでは、面接で話す長さ別に、自己PRの例文とポイントを紹介します。
このほか、アピールポイント別や職種別の自己PRの例文は、下記の記事で紹介しています。
※リンク先の例文では、応募先の「企業」を「貴社」としていますが、面接では「御社」を使います
面接の自己PRにまつわるQ&A
面接の自己PRにまつわる、よくある疑問にお答えします。
Q.自己PRの内容はどうやって決める?
「面接の自己PRで話すべきことがない」ときはまず、応募先の企業でどんな経験やスキル・人物像が求められているのかをリサーチしましょう。
自己PRの内容は、志望先の仕事内容と募集背景を正しく理解した上で、企業が求める人物像にマッチするものを選ぶ必要があります。
求人票や公式サイトから得られる情報をもとに「◯◯の能力が求められる会社なら、自分の△△のスキルを活かせる」などと、自分なりに仮説を立てて言えれば、志望度の高さが伝わります。
リサーチ方法について詳しくは「自己PRが書けないときの対処法」で解説しています。
Q.自己PRの内容は履歴書と同じでOK?
面接で話す自己PRの内容は、基本的には履歴書や職務経歴書と同じ内容で問題ありません。
ただし、エピソードを話すときに「当時どのような思いで仕事をしていたのか」といったスタンス、意気込みなどのマインド面での内容を肉付けすると、説得力が増すでしょう。
履歴書や職務経歴書にはあくまで経験やスキルといった事実しか書かれていないので、それをそのまま列挙して口頭で伝えるだけでは、ぶっきらぼうな印象になってしまいます。面接では内容だけではなく話し方まで意識して、気持ちを込めて伝えることが大切です。
逆に、そうした主観的な内容を事細かに応募書類を書くことは「わかりづらい」とマイナスイメージにつながるので避けましょう。
履歴書や職務経歴書における自己PRの書き方について、くわしくは下記の記事で解説しています。
Q.自己PRと長所の違いは何?
長所を聞かれた場合、単に人となりを知りたいというケースもありますが、基本的には自己PR同様に「自社とマッチするか」を見られています。
自分を偽る必要はありませんが、自分の長所を洗い出した上で、志望先の企業、職種に合うものを選ぶと良いでしょう。
一方で、長所は自己PRに比べ、具体的なエピソードまで詳しく話す必要はありません。自分の長所を一言で述べた上で、その長所が普段どんな場面で活かされているのかを簡単に答えられればOKです。長所・短所の例文と言い換え例は、下記の記事で紹介しています。
その他の質問やマナーもチェック
自己PRで話すべきことが決まったら、自己紹介や志望動機、長所・短所などの答え方も要チェック。下記の記事では、よくある質問と回答例をまるっと紹介しています。
また、受付や入退室といった面接当日のマナーもあわせて確認しておくと安心です。

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