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戦略を現場で動く仕組みに変える。Mujinだから叶う、フィジカルAI時代のコンサルティングとは
2026/10/2

戦略を現場で動く仕組みに変える。Mujinだから叶う、フィジカルAI時代のコンサルティングとは

物流・製造現場の自動化を支える独自のロボット知能化技術を持つMujin。その技術を顧客の経営課題や現場課題の解決につなげる役割を担うのが、Mujin Japanのオートメーションストラテジー本部です。自動化設備の導入支援にとどまらず、経営やサプライチェーン全体の戦略から入り、現場を分析し、自動化構想を描き、システムの要件へ落とし込み、実際に現場で成果が出るところまで伴走します。チームの立ち上げ期に参画した市村さんは、この仕事の面白さは「自分が組み上げた構想を現実の変革につなげられる」ことだと言います。フィジカルAI時代だからこそ求められるコンサルティングの役割と、製造・物流の未来を変える仕事の醍醐味を伺いました。

お話を伺った方

市村 正範(いちむら・まさのり)さん
オートメーションストラテジー本部コンサルティング部マネージャー

大手自動車部品メーカーでの生産技術、戦略コンサルファーム、半導体製造装置メーカーでの開発企画を経て2023年7月にMujin Japan入社。製造業や小売業などの顧客に向けて、物流自動化構想、物流・製造オペレーション改革、サプライチェーン戦略などのコンサルティングを担う。

戦略を描くだけでは、現場は変わらない

Q:Mujin Japanのコンサルティングは、一般的なコンサルティングと何が違うのでしょうか?

一番の違いは、構想を描いて終わりではなく、その構想が実際に現場で動くところまで関われることだと思います。

私たちが向き合うのは、物流センターや工場といったフィジカルな現場です。例えば「物流コストを下げたい」「製造リードタイムを短縮したい」といった経営課題があったとして、単にロボットを導入すれば解決するわけではありません。まず現在のオペレーションを理解し、どこにボトルネックがあるのかを特定します。そこから業務プロセスを再設計し、人とロボットの役割分担を考え、必要なシステムや設備を設計していきます。

最近では、さらに上流から入り、PLやBS、キャッシュフローといった財務の観点も踏まえながら、サプライチェーン全体をどう変えていくべきかを検討する案件もあります。経営・財務から、SCM、オペレーション、自動化、システム実装までをつないでいく。ここまで一気通貫で関われることは、他社にはない大きな特徴だと思います。

リアルすぎる課題に見た、自分が活躍できる予感

Q:大手製造業からコンサル会社を経て、なぜスタートアップへの転職を決めたのですか

前職は半導体製造装置メーカーの開発企画に在籍していたのですが、経営と現場の距離が遠く、このままではリアリティのある変革はできないのではないかともどかしさを抱えていました。もう一度、現場に近い立場で、自分の手で事業を動かしているという実感を得たいと考え、スタートアップへの転職を志しました。

その中でもMujinを選んだ理由は大きく2つあります。1つ目はコンサルチームがまさに立ち上げフェーズにあったことです。当時は私を含めて、わずか3名だけの組織でした。Mujinという会社(※)自体はすでに10年ほどの歴史があるスタートアップでしたが、組織づくりそのものに関われる環境に大きな魅力を感じました。

もう1つは、取締役である嶋田との面接です。Mujinがこれから実現しようとしている世界や、その実現になぜコンサルティング機能が必要なのかを非常に熱量高く語ってくれたことが印象に残っています。特に心を動かされたのは、事業への強い責任感でした。世の中の自動化に対する期待の大きさや、解決すべき課題の多さを誰よりも真剣に背負っていることが伝わってきたのです。だからこそ、「この事業の可能性を形にしたい。そのために自分の経験を活かしたい」と強く感じ、入社を決意しました。

※株式会社Mujin Japanは株式会社Mujinから2024年に分社化。株式会社Mujinが主に技術開発を担う一方、株式会社Mujin Japanは顧客に対するコンサルティングから納品、保守・運用までを一気通貫で担っている。

Q:自分が力になれそうだ、経験を生かせそうだと思えたのはなぜですか?

これまでのキャリアで培ってきた経験がそのまま生かせる環境だと感じたことが大きかったです。その実感が強まったのが、面接で取り組んだケース課題です。テーマは単なる現場の効率化ではなく、利益への貢献や事業の成長まで見据えながら、物流・製造の課題をどう解決するかというものでした。

現場だけを見ても最適な答えにはなりませんし、経営だけを見ても実行できる施策にはなりません。現場のリアリティと経営視点の両方を踏まえて構想を描き、それを実際の変革につなげていく。そのアプローチが、自分のこれまでの経験と重なりました。

Q:具体的な業務内容や進め方について教えてください

自動車業界のサプライヤーや重工業メーカー、大手小売企業まで、幅広い業界のお客様を担当しています。物流や製造の現場が抱える課題に対し、自動化構想の立案から導入に向けた要件定義、システム全体の設計までを支援するのが主な役割です。

入社当初は新たな物流センターや倉庫の立ち上げに関わる案件が中心でした。現場の調査から構想策定、要件定義までを行いながら、社内のSEや外部パートナーと連携して物流システム全体を設計していきます。最近では、より上流のテーマを扱う機会も増えています。PLやBS、キャッシュフローといった財務の観点も踏まえながら、サプライチェーン全体の最適化に取り組む案件も少なくありません。

ただ、どれだけ優れた構想を描いても、実際に現場で機能しなければ意味はありません。構想から実装まで一貫して関われることが、この仕事の大きな特徴だと思います。

300以上の現場で磨いた「目利き力」。データだけでは見えない本質を見抜く力

Q:Mujin Japanのコンサルならではのやりがいや面白さはどのようなところでしょうか?

一つは、「圧倒的な数の工場や物流センターを見る機会がある」ことだと思います。コンサルチームでは、これまで累計300以上の工場や倉庫を見てきています。業界も、自動車、重工業、小売業などさまざまですし、扱う製品や物量、設備、オペレーションも現場によってまったく異なります。

そうした現場を何度も見ていると、少しずつ「現場を見る解像度」が上がっていきます。例えば工場や倉庫に入って、人やフォークリフトの動き、配置、モノの滞留などを見たときに、「ここにボトルネックがありそうだ」「この工程は20%くらい改善余地がありそうだ」「この条件なら、1時間あたりこのくらいの処理能力まで上げられそうだ」といった改善の仮説と数字の当たりが、その場で頭に浮かぶようになってくるんです。

印象的だったのは、入社して間もない頃に、経験豊富な先輩社員と物流倉庫を訪れたときのことです。現場をひと通り見た先輩社員が「ここを最適化すれば、1時間あたり35回くらい荷物を処理できると思う」と言いました。

その後、実際にデータを取得して、改善案をシミュレーションした結果は、1時間あたり34回でした。当時は非常に驚きましたが、今振り返ると、これは単なる勘ではないと思っています。数多くの現場を見て、「このレイアウトならこのくらい」「この動線ならここがロスになる」といったパターンが頭の中に蓄積されているからこそ、これだけ精度の高い試算ができるのです。

Q:最先端技術を扱う会社だけに、データ分析やシミュレーションが中心なのかと思っていました

もちろん、最終的な意思決定はデータやシミュレーションで検証します。しかし、そもそも何が問題なのか、改善したらどの程度のインパクトが出そうなのか。その仮説を短時間で立てられる力は、現場への深い理解に基づいたものであり、経験の蓄積によってしか身につきません。そうした「現場の目利き力」を養えることは、この仕事の大きな魅力だと思っています。

製造・物流が未経験でも自走できる土台。個を育てる「やり切る文化」

Q:立ち上げ期から参画され、組織の成長やチームの強みをどのように感じていますか?

この3年で組織は大きく拡大し、今ではプロジェクトごとに3〜6名ほどのチームを組んで推進できるようになりました。3名でスタートしたチームがここまで成長した過程に当事者として関われたことは、社会人として非常に貴重な経験だったと感じています。

一方で、人数が増えても変わらないのが「やり切る文化」です。プロジェクトの途中で想定通りに進まないことは数多くありますが、私たちは現場で成果が出るところまで徹底的に向き合います。この考え方はコンサルティングチームだけでなく、Mujin Japan全体に根付いている文化だと思います。

Q:どのようなバックグラウンドを持つ方が活躍されていますか?

直近までは、生産技術やマテリアルハンドリング業界のSEなど、現場経験を持つメンバーが多く在籍していました。私自身も「生産技術×コンサルティング」のバックグラウンドを持っています。

ただ、現場経験が必須というわけではありません。この数年で多くのプロジェクトを経験し、チームの知見もかなり蓄積されてきました。現場調査や工程設計の進め方も体系化が進んでいるため、最近ではコンサルティングファーム出身者など、物流や製造の経験がないメンバーも活躍しています。

経験以上に重要なのは、現場への興味と学ぶ姿勢です。実際に教育はOJTが中心で、先輩社員と一緒に現場へ入りながら経験を積んでいきます。早ければ半年から1年ほどで独り立ちし、プロジェクトを担当できるようになります。

自らも育休3カ月を予定。柔軟な働き方と「自ら創るプロセス」を楽しめる方へ

Q:働き方や職場環境について教えてください

Mujin Japanは出社を基本としていますが、コンサルティング部はリモートワークも柔軟に取り入れています。働き方には一定の自由度があり、家庭の事情やプロジェクトの状況を鑑みながらそれぞれが裁量を持って判断しています。

Mujinのコンサルティングは現場に深く入り込み、お客様や社内外の関係者を巻き込みながらプロジェクトを進めるため忙しい時期も多いです。だからこそ、働き方を細かく管理するのではなく、成果に向けてどう時間を使うかの判断も含めて個人に裁量を渡しています。自由度はありますが、その分、自分で考えながら仕事を組み立てる力も求められます。

私自身も3歳の子どもがいて、第二子の誕生も控えているため、3カ月間の育休を取得する予定です。成長フェーズの組織だからといって制度が使いづらいわけではなく、必要な制度はしっかり活用できます。年次ではなく役割と実績に応じて評価され、短期間でより大きな責任を任された事例もあります。

Q:最後に、どのような方がMujinに向いていると思いますか? 候補者の方にメッセージをお願いします

「知的好奇心」と「素直さ」がある方に来てほしいですね。物流も製造も奥が深くて、前例のない課題に向き合うことも少なくありません。ですので、自分が知らないことに出会ったときに、それを面白がれる人は強いと思います。

一方で、構想を描くだけの仕事がしたい方には向かないかもしれません。私たちは戦略を考えて終わりではなく、現場で成果が出るところまで責任を持ちます。お客様の現場に入り込み、関係者を巻き込みながら最後までやり切る。その分、大変なこともあります。

でも、自分で描いた構想によって、数カ月後に実際の工場や物流センターの姿が変わる瞬間を見られる仕事はそう多くありません。現場のリアリティに向き合いながら、自分の手で製造・物流の未来を変えたい。そんな方なら、きっと楽しめると思います。

文:佐藤 将人(アンドプロ編集部)/撮影:柳 敏彦

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世界標準を創る独自技術と規格外の成長スピード

  • 累計資金調達額:596億円。2025年国内資金調達額1位
  • 日経ユニコーン企業ランキング:5位
  • グローバル従業員数:約500名(日本・米国・中国・欧州の世界4拠点)
  • 受賞数:27個。日本スタートアップ大賞2026内閣総理大臣賞(最高賞)、ロボット大賞(経済産業大臣賞)、日本テクノロジー Fast50 5位、日本オープンイノベーション大賞 内閣総理大臣賞(最優秀賞)など
  • ロボティクス特許:550超
  • 2025年国内特許成長ランキング:17位(TOP20の唯一ベンチャー企業)
  • 導入企業:ファーストリテイリング、トヨタ、花王など
  • コアテクノロジー:統合型プラットフォーム「MujinOS」(事前のティーチングを不要にし、ロボットが自ら考えて動く画期的な知能化技術)
  • 柔軟な働き方:フレックスタイム制、裁量労働制、部署によってはリモートワークも可能

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