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未知だったブレーキ領域へ。中途入社者が語る、“世界トップレベルの技術”と“働きやすさ”のリアル
自動車の「走る・曲がる・止まる」の要であるブレーキシステム。世界トップレベルの技術力を誇り、メカ・エレキ・ソフトを一気通貫で手掛けるアドヴィックスには、さまざまなバックグラウンドを持つエンジニアが集まっています。
今回は、同じ自動車業界から未知だったブレーキ領域へ飛び込んだ子育て世代の2名が登場。「メカ」と「ソフト」、それぞれの立場でエンジニアリングの最前線を担う彼らに、なぜ同社を選んだのか、「家族との時間」をどう両立しているのか、就業環境のリアルについて本音で語り合ってもらいました。
大矢(おおや)さん
メカエンジニア
入社3年目。前職では自動車のシート部品の設計に従事。32歳、第一子が生まれたことを機に自身の成長と将来性を求めて転職を決意。現在はブレーキキャリパ(ディスクローターを挟み込んで車を止めるコア部品)の設計を担当。
山下(やました)さん
システム/ソフトエンジニア
入社6年目。前職では完成車メーカーでの自動車開発。家族の都合で愛知県へ生活基盤を移したのを機に転職。現在はブレーキシステム全体の開発(ソフト・制御メイン)を担当。
「ブレーキはなくならない」――転職の理由と、家族の反応
Q:本日はよろしくお願いします。お一人ずつ、前職でのご経験と、最終的にアドヴィックスを選ばれた理由をお聞かせください

大矢さん:前職では自動車のシート部品の設計に10年近く携わっていました。これまでの設計経験を活かしながら、新しい技術領域に挑戦し、さらに成長できる環境・将来性のある企業に行きたいという思いが強くなり、転職先を探していたところ、アンドプロ経由でアドヴィックスを知りました。メカ・エレキ・ソフト――つまり機構から電子制御、ソフトウェアまで一社で手掛けていて、幅広い技術領域に携われる。動力源や車の形が変わっても、「安全に止まる」という機能は不可欠であり、将来にわたり働いていくうえで、魅力に感じました。
山下さん:私は完成車メーカーでシステム・制御開発をしていました。転職を考えた直接のきっかけは家庭の事情で愛知県へ生活基盤を移したことでしたが、当時からメーカーでは見きれないところまで設計を担う「サプライヤーの技術力の深さと影響力」をリスペクトしていたことも理由の一つです。大矢さんと同じくエンジニアとしての経験を高めたく、アドヴィックスへの入社を決めました。

愛知県刈谷市の本社社屋
Q:選考のなかで、特に印象に残っている記憶はありますか
山下さん:面接で、技術の話だけでなく、エンジニアとしての「志向性」を深く問われたことですね。自動車業界が激変していくなかで「車全体の運動制御や動力(パワートレイン)がどう変わっていくと思うか」と聞かれました。ブレーキが単なる部品としてでなく、車全体の制御に深く関わっていく、ということを再認識しました。ブレーキという領域は初めてだったのでわからないこともありましたが、正直に答え、結果的に適性を見極めてもらえたのだと思います。

「基盤がしっかりしている」――入社後の驚きと、1年目から任された大仕事
Q:実際に入社してみて、驚いたことはありましたか
大矢さん:前職との違いとして、アドヴィックスでは技術情報が誰にでも理解しやすい形で整理され、組織のノウハウとして蓄積・共有されていることに驚きました。技術を属人化させず、会社の資産として残していく文化が根付いていると感じています。
山下さん:私は品質への徹底ぶりに驚きました。ブレーキという最重要保安部品を扱うだけあって、「品質ゲート」(開発の節目ごとに設計の完成度や品質を確認する関門)が厳格に設けられています。市場で不具合を起こさないという強い意識が、開発プロセスの隅々まで浸透していると感じました。
大矢さん:そうですね。技術やノウハウをいかに標準化して残していくかが、品質にもつながるのだと思います。アドヴィックスには「品質至上」という言葉がありますが、その考え方が現場の担当者レベルまでしっかり浸透している。そこは会社の大きな強みだと感じています。

Q:大矢さんは入社1年目から、大きな仕事を任されたそうですね
大矢さん:はい。入社後すぐにブレーキキャリパの新製品開発を担当しました。これまでの設計経験を活かすことを期待していただき、入社直後から重要な業務を任せてもらえたことは素直にうれしかったですね。自分で3Dモデルを設計し、それを試作品として形にし、実際に車両へ搭載して評価まで行う。モノづくりの一連のプロセスに携われることに大きなやりがいを感じました。また、夏と冬に開催される試乗会にも入社1年目から参加し、お客様へのプレゼンテーションを担当する機会もいただきました。
Q:中途入社者の受け入れ体制はどうでしたか
大矢さん:中途入社者へのフォローと仕事の任せ方のバランスが良いですね。仕事はしっかり任せてもらえますし、かといって放任されるわけではありません。自主性を尊重してもらいながら、先輩が伴走するように一緒に業務を進め、実務を通じて丁寧に教えてくれました。そのため、一人で抱え込んで「どうしよう」と悩むことはなかったですね。
山下さん:私の部署の受け入れ体制も同意見です。入社時はOJTの先輩がついて基礎から丁寧に教えてくれましたし、全社的な技術教育も体系的に用意されているので、早期にキャッチアップできる環境だと感じています。

アドヴィックス社が開発したブレーキ関連製品
Q:山下さんが、達成感を感じた仕事をぜひ教えてください
山下さん:衝突被害軽減ブレーキの停止距離を縮める開発に携わった経験ですね。ブレーキ単体では改善できない課題だったため、車全体の視点で課題を抽出し、社内のメカやエレキの専門部署に加え、お客様である完成車メーカーとも連携しながら性能を作り込みました。最終的にお客様が求める性能を達成し、製品として採用いただけたときは、大きな達成感を感じました。
Q:逆に、開発を進める中でぶつかった「壁」はありますか?その際、どのように解決されたのでしょうか
山下さん:私はシステム全体の開発を担当しているため、メカ・エレキ・ソフトといった幅広い領域を見ながら、部署間の連携を図る必要があります。量産開発では、お客様から新たな要求をいただくことも多く、これまでと同じやり方が通用しない場面も少なくありません。自分の領域だけでは解決できない課題に対して、各分野の専門メンバーと議論を重ねながら進めるため、調整の難しさを感じることもあります。その一方で、一気通貫で開発できる環境だからこそスピーディに課題を解決でき、学びも非常に大きいです。決して楽な仕事ではありませんが、その分、やり遂げたときの達成感はひとしおですね。

大矢さん:私自身、日々さまざまな壁に直面しています(笑)。設計の仕事は、「これを実現したいけれど、どうすればできるのだろう」を考え続ける仕事ですし、自分一人で完結できることはほとんどありません。山下さんとは担当領域が異なりますが、私も仕入先様や、時にはお客様である完成車メーカーとも連携しながら進める場面は多くあります。社内外の関係者と知恵を出し合い、ひとつひとつ課題を乗り越えながら前に進んでいく。そんな日々にやりがいを感じています。
山下さん:そうですね。まさに全員で進んでいる感じがします。社内には部署の垣根がほとんどなく、課題が発生した際にはさまざまな部署の方々が自然と力を貸してくれます。緊急性の高い案件であれば、同じ建屋内にいるのでメールや会議を待つのではなく、直接フロアに足を運んで相談することもできます。そうした距離の近さや協力し合う風土は、アドヴィックスならではの強みだと感じています。
子育て世代が語る、働きやすさのリアル
Q:ここからは子育てとの両立についてお聞きします。日々の業務の中、どのように家族との時間を作っているのですか
大矢さん:フルフレックス制度を活用し、必要に応じて一時的に業務を離れることもできます。たとえば、「子どもが熱を出したので、妻が帰るまでの1時間だけ迎えに行きたい」といった場合には、上司や周囲に共有したうえで業務を中断し、離業後、業務調整することが可能です。有休や半休を取得しなくても、数時間だけ仕事を離れられるため、育児との両立もしやすいですね。現場の理解もあり、「もう行かなきゃ」という状況になった際には、周囲も自然に「行っておいで」と声を掛けてくれます。

山下さん:「離業」は私もよく活用しています。妻もフルタイムで働いているので、子どものお迎えや夕食の準備を担当するために一時的に業務を離れ、妻が帰宅した後に仕事へ戻ることもあります。第二子が生まれたときは、妻と生まれたばかりの子どもが入院し、私一人で上の子の面倒を見る生活になりました。それでも、フルフレックス制度やリモートワークを活用できたおかげで、仕事と育児を両立することができました。今振り返ると、こうした柔軟な働き方ができる環境には本当に助けられたと感じています。
Q:それは大変な経験をされましたね……育休は取得されましたか
山下さん:第二子が生まれた際に、保育園へ入園するまでの約4カ月間、育児休業を取得しました。子どもの成長を間近で見守れたことはもちろん、家族と過ごすかけがえのない時間になりました。
大矢さん:男性育休取得率100%を目標に掲げているだけあって、子育て世代への支援は手厚いですね。私も第二子が生まれた際、4カ月間の育児休業を取得しました。ほかにも、子ども1人あたり月2万円の家族手当や、健康保険組合による無料歯科健診、子ども向けのイベントなど、子育て世代にうれしい福利厚生が充実しています。
動力源が変わっても、ブレーキは残る――2人の展望
Q:EV化など自動車業界が大きく変化するなかでの将来性や、今後のキャリアについてどうお考えですか
大矢さん:動力源が変わっても、「安全に止まる」というブレーキの本質的な価値は変わらないので、大きな不安は感じていません。今後は、まずメカ設計の領域でチームを牽引できる存在になることが目標です。そのうえで、せっかくメカ・エレキ・ソフトが揃う環境なので、他領域の知識も積極的に吸収しながら視野を広げていきたいですね。そして将来的には、回生協調ブレーキシステムをはじめ、環境変化に伴う性能設計向上に携わり、次世代モビリティを通じて社会に貢献していきたいと考えています。
山下さん:私も、これからのブレーキには「安全に止まる」だけでなく、車両全体の性能を高める役割が求められると感じています。今後はシステム全体を俯瞰できる視点をさらに磨きながら、チームを牽引し、組織の力を高めていける人材になりたいです。そして、燃費向上や快適な乗り心地にも貢献するシステムの開発を通じて、これからのモビリティ社会を支えていければと思います。

Q:最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします
山下さん:アドヴィックスには、世界トップレベルの技術に挑戦できる環境があります。そして何より、困ったときに支えてくれる仲間がいます。ブレーキは人の命を守り、モビリティ社会を支える重要な製品です。より大きな視点でものづくりに挑戦したい方や、自ら成長し続けたい方には、とてもやりがいのある環境だと思います。
大矢さん:転職は大きな決断ですし、不安を感じる方も多いと思います。私自身もそうでした。ただ、一歩踏み出したことで新しい挑戦の機会に恵まれ、今はアドヴィックスに入社して本当に良かったと感じています。少しでも興味をお持ちいただけたなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです。その先に新しい可能性が広がっていると思います。
文・撮影:酒井 悠一(アンドプロ編集部)
株式会社アドヴィックス 関連情報
アドヴィックスの「働き方」と「子育て支援」
育児と両立できる柔軟な働き方
- フルフレックス制度・リモートワークを活用可能
- 離業:有休や半休を取得せず、数時間だけ業務を離れて後から調整できる運用
子育て世代への手厚い支援
- 男性育休:取得率100%を目標に掲げる(登場した2名とも約4カ月取得)
- 家族手当:子ども1人あたり月2万円
健康保険組合による無料歯科健診、子ども向けイベント

Q:ご自身のキャリアの希望に対して、担当者からはどのような客観的な提案がありましたか?
私自身は当初アドヴィックスを知らなかったのですが、経験をお話しする中でご提案いただきました。扱う製品が板金から鋳物に変わる不安に対しても、「領域は違えど、設計者としてのスキルがこの点で必ず活きる」と具体的に紐解いてくださり、私の希望するステップアップと見事に合致しました。
Q:選考を進める中で、アンドプロのサポート体制はいかがでしたか?
担当の方が同僚のように親身になって相談に乗ってくれたことがとても印象的でした。的確なアドバイスに加え、事前の面談練習なども手厚くサポートしていただいたおかげで、未知の領域への挑戦でも不安なく選考に臨むことができました。
Q:これから転職活動をされる方へ、転職エージェント(アンドプロ)を活用する際のアドバイスはありますか?
自分一人では気づけないような「キャリアの可能性」をプロの視点で見つけてもらえるのが最大のメリットだと思います。最初は不安もあると思いますが、自分の悩みや志向性をまずは正直に伝え、客観的なアドバイスを頼りに一歩踏み出してみることをおすすめします。
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