
AGCに転職するには?AGC株式会社の求人・中途採用情報 難易度と対策
AGC株式会社は、グローバルな総合素材メーカーとして、ガラス・電子・化学品・ライフサイエンス・セラミックスなど幅広い分野で事業を展開しています。
人的資本経営を重視する同社は「人財のAGC」として、多様な人財の強み・個性を引き出し、主体的な学びと成長を支援しています。
本記事では、AGCへの転職を検討している方に向けて、同社の事業内容や中途採用の方針、求める人物像、入社後の働き方について解説します。
AGC株式会社はどんな会社?
AGCは、1907年に旭硝子株式会社として創立されました。
創業者の岩﨑俊彌が掲げた「易きになじまず難きにつく」は、AGCグループが世代を超えて受け継ぐ「創業の精神」です。
同社は、他社が板ガラス国産化に失敗するなか、1909年に日本で初めて板ガラスの工業生産に成功しています。
幅広い事業領域とグループビジョン
同社は、創業以来培ってきた技術を活かし、建築用・自動車用ガラス、電子部材や化学品、バイオ医薬品などの開発・製造受託まで、幅広い分野で製品やソリューションを提供しています。
AGCグループのすべての事業活動、社会活動を貫く企業理念が「Look Beyond」で、グループ全体が持つ大きな潜在力を発揮し、世界に価値を提供し続けることを目指しています。
また、「AGC、いつも世界の大事な一部」をパーパスとして掲げ、独自の素材・ソリューションを提供することで、世界中の人々の暮らしを支えています。
コア事業と戦略事業を両輪とする「両利きの経営」
同社は、「コア事業の深化」と「戦略事業の探索」を並行して進める「両利きの経営」を推進しています。
建築ガラスなどの「コア事業」では、強固で長期安定的な収益基盤の構築を図る一方、エレクトロニクスなどの「戦略事業」では自社の強みを活かし、将来の柱となる高収益事業の創出・拡大を進めています。
こうした取り組みにより、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率の高い事業ポートフォリオの構築を目指しています。
AGC株式会社の中途採用方針・求める人物像
AGCの中途採用では、オートモーティブ、化学品、ライフサイエンス、電子、研究開発、生産技術、デジタル・イノベーションなど、幅広い事業・部門で募集が行われています。
職種は開発・製造・品質保証などの技術系のほか、営業や調達・ロジスティクスなどの事務系まで多岐にわたります。
なお、2025年度における総合職の中途採用比率は32.8%でした。
出典:AGC「ESGデータ集」
求める人物像
同社は求める人物像として「自律型人財」を掲げ、そのために必要な能力として以下の6つを挙げています。
- 論理思考力
「本質的な課題を見出し、論理的に考える」基礎として不可欠な能力 - チャレンジ精神
「主体的に行動」「困難な課題に立ち向かう」に直結する力 - 共感力
「周囲を巻き込む」行動を支える基礎として重要な能力 - 適応力
市場変化や新しい課題への対応力として重要な能力 - 知的好奇心
長期的な成長や専門性の深化に寄与する能力 - レジリエンス
「困難な状況下で最後までやりきる」ために不可欠な力
AGC株式会社の平均年収・年収モデル
AGCの平均年収は5年連続で上昇しています。
年度 | 平均年収 |
|---|---|
2025年度 | 905万円 |
2024年度 | 888万円 |
2023年度 | 860万円 |
2022年度 | 826万円 |
2021年度 | 800万円 |
出典:AGC「有価証券報告書」
※平均年収は出典情報をもとに千円台を四捨五入
AGC株式会社の会社概要と事業内容
会社概要
項目 | 内容 |
|---|---|
社名 | AGC株式会社(英文名:AGC Inc.) |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目5番1号 |
創立 | 1907(明治40)年9月8日 |
設立 | 1950(昭和25)年6月1日 |
資本金 | 90,873百万円(発行済株式総数 217,434,681株 ※2025年12月31日現在) |
従業員数 | 8,122名(2025年12月31日現在) |
主要な事業領域 | 建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックス・その他 |
AGCの事業領域
AGCは、創業以来培ってきた素材・技術を活かし、現在は建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックスの6つの事業領域を展開しています。
建築ガラス
建築物の断熱・遮熱や結露・反射の防止など、環境負荷の低減と快適性の向上を追求した機能ガラス製品を開発・販売しています。
住宅からオフィス、商業施設まで、さまざまな建築物の用途やニーズに応じた製品を提供しています。
オートモーティブ
世界トップレベルのシェアを有する自動車用ガラスをはじめ、モビリティ分野のさまざまな製品・ソリューションを提供しています。
自動車の安全性や快適性に加え、CASEの進展に対応した新たな価値の創出にも取り組んでいます。
電子
ディスプレイ用ガラスや半導体関連部材、オプトエレクトロニクス関連製品などを展開しています。
長年培ってきたガラスや化学、セラミックスなどの技術を活かし、デジタル社会を支える幅広い製品を提供しています。
化学品
化学品事業では、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂などの基礎化学品から、フッ素技術を活かした高機能素材まで幅広く展開しています。
生活や産業を支える素材を提供するとともに、高付加価値分野にも事業を広げています。
ライフサイエンス
合成医農薬やバイオ医薬品などの分野で、開発・製造受託(CDMO)事業を展開しています。
医薬品開発や製造に関する技術・ノウハウを活かし、グローバルに事業を展開しています。
セラミックス
ガラスや鉄鋼などの製造設備に使用される耐火物をはじめ、ファインセラミックスなどを提供しています。
高温・高負荷の環境で求められる素材技術を活かし、さまざまな産業の製造現場を支えています。
AGC株式会社のキャリアパス
チャレンジキャリア制度
AGCでは、社員の主体的なキャリア形成を支援する仕組みとして、1999年から「チャレンジキャリア制度」を導入しています。
同制度には、各部門が公募する職種に応募できる「人財公募制度」と、希望する他部門の職務にエントリーして選考を受ける「希望職務エントリー制度」があります。
社員自らが希望する仕事に手を挙げ、新たな職務や部門に挑戦できる機会が設けられています。
社内副業制度「ジョブチャレンジ」
仕事を通じた成長を支援する仕組みとして、社内副業制度「ジョブチャレンジ」を実施しています。
同制度では、通常業務の最大20%を副業先の業務に充てることが可能です。
現在の業務を続けながら社内の別の仕事に携わることで、能力開発やキャリア形成、学び直しにつなげられる仕組みとなっています。
AGC株式会社の働き方・福利厚生
働き方
AGCでは、コアタイムのないフレックスタイム制を導入しています。また基準となる労働時間は1日7時間45分です。
休日・休暇
完全週休2日制で、2026年度の年間休日は128日です。
有給休暇のほか、忌引き休暇やライフサポート休暇なども設けられており、夏季には連続休暇の取得を推奨しています。
年次有給休暇の取得率は、2025年度で94.5%(組合員平均)となっています。
「プラチナくるみん」認定を取得
同社は、仕事と子育ての両立支援に関する取り組みが評価され、2026年3月に厚生労働大臣の特例認定「プラチナくるみん」を取得しました。
2025年度の男性育児休業取得率は83.6%となっており、育児休業を取得しやすい職場環境づくりの成果が現れています。
福利厚生
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険などの各種社会保険を完備しています。
また、一部適用条件はありますが、以下のような福利厚生制度が設けられています。
- 企業年金基金
- 財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄
- 教育ローン
- 持株制度
- 団体保険割引、団体長期障害所得補償保険(GLTD)
- 寮・社宅制度
- 会員制福利厚生サービス(宿泊施設、リゾート施設、スポーツ施設など)
このほか、従業員がニーズに応じて利用できる選択型福利厚生制度「カフェテリアプラン」を導入しています。
通常ポイントが年間最大12万円分付与されるほか、自律的な学びを支援する「学びポイント」も年間最大12万円分付与されます。
学びポイントは書籍・テキストの購入や語学学習などに活用でき、従業員の継続的なスキルアップを支援しています。
AGC株式会社の研修制度・キャリア支援・育成制度
育成支援制度
AGCでは、自らのキャリアを主体的に築き上げていこうとする姿勢を大切にし、社員ひとりひとりの成長意欲をサポートするため、以下の4つの研修プログラムを用意しています。
階層別研修
AGC社員として目標とする人財像にもとづいて設計された、社員の段階的な成長を支援する研修プログラムです。
部門別専門知識教育
部門ごとに、業務に必要な知識やスキルを身につけるための研修プログラムです。
選択研修
多くの職群に共通するテーマから、時代の流れを汲み取った研修まで、個々人が必要なときに自ら受講する研修プログラムです。
学びポイント
社外のセミナー参加費、英会話スクール、ビジネス書の購入など、自己啓発やビジネスに役立つ学習に使えるポイント(費用の半額を補助)を用意しています。
キャリア形成を支える「HDC制度」
同社では、社員ひとりひとりのキャリア目標に応じた自発的な学びを重視しており、その支援にHDC(Human resources Development Communication)というツールを活用しています。
HDCを通じて上長と部下が計画的な能力開発やキャリア開発について話し合い、その内容を踏まえて、個々のニーズに応じた研修メニューを選択できる制度を整えています。
部門や役職を越えて学び合う「CNA」
同社では、従業員が自身の保有するスキルや関心のあるスキルを登録し、部門横断のコミュニティに参加する「CNA(Cross-divisional Network Activity:部門横断的ネットワーク活動)」を展開しています。
各コミュニティでは、技術交流会や社内コンテストなどの自主的な活動が行われており、CNAの年間参加者は延べ約1万人に上っています。
また、経営トップと従業員による対話会も年間約100回開催するなど、部門や役職を越えたコミュニケーションを促進しています。
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