
「時を重ねるほど価値を増す」街の象徴を創る。三井不動産レジデンシャル“技術職”のリアル
住宅業界のリーディングカンパニー・三井不動産レジデンシャル。ただ「住まいを建てる」だけでなく「高付加価値な街づくり」へと市場がシフトするなか、同社が事業の最前線へ強く迎え入れたいと考えているのが「現場経験に裏打ちされた技術者」です。今回は取締役専務執行役員・加茂野豊さんに、独自のキャリア“技術職”の醍醐味、根底に流れる「人の三井」のカルチャーまで、圧倒的な誇りをもって働くリアルに迫ります。
加茂野 豊(かもの・ゆたか)さん
三井不動産レジデンシャル株式会社 / 取締役 専務執行役員
1987年入社。バブル期から現在に至るまで、住宅事業の最前線で品質管理やアフターサービス、建設会社への発注業務などを担当。品質企画部長を経て25年4月より現職。技術と事業を熟知した立場から組織を牽引している。
―― 昨今の住宅市場は単なる住環境にとどまらない価値提供が求められているように思います。今まさに解決したい課題や、大切にしている姿勢は何でしょうか?
おっしゃる通り、現在の住宅市場は再開発事業や複合建物など単なる住宅建設を超えた『街づくり』の視点が求められ、解決したい課題を絞れないほどプロジェクトが高度化・複雑化しています。お客様のニーズに十分対応するために、当社には高い技術力の確保と、環境変化に適応できる組織の多様性が不可欠です。
一方で我々は、分社化する前の三井不動産時代から長く住宅事業を手掛けてきました。いつの時代も変化はつきものですが、その中で当社はリーディングカンパニーとしての「プライド」と「責任」を持ち続け、常に新たなスタンダードを創り出してきました。あえて言葉にするなら、「先取の気概」です。
環境の変化を先取りし、自ら解決しにいく姿勢こそが、最も大切にし続けてきた“普遍的なスタンス”なのです。

―― そうした「姿勢」を象徴する、印象的なエピソードはありますか?
私自身の経験でいえば、2001年に業界で初めて踏み切った「アフターサービスの直営化」ですね。当時の分譲事業は作って売り、次にすぐ移行する「回転アセット」が主流でしたが、お客様の生の声を住環境改善や商品企画に反映させるため、当時の本部長が常識を覆して自社直営を決断しました。売って終わりではなく、お客様に寄り添い続けることで住まいの価値を高めていく姿勢に、私も深く納得したのを覚えています。
実は、この「時が経つほどに愛着と価値を増していく=経年優化」という当社の住宅に対する思想には、明確な原体験があります。1980年に竣工した「サンシティ」です。竣工から長い年月をかけて植栽を大切に育てた結果、素晴らしい緑が育ち、街の象徴として物件の価値も高まりました。この原体験を組織的な取り組みへと昇華させた転換点の一つが、アフターサービス直営化だったといえるかもしれません。

「経年優化」精神の出発点となったサンシティ(東京都板橋区)
直営化を機に建設会社さんにお任せしがちだった技術的な視点やルールも見直し、高い品質を自社で担保すべく、技術職がより深くプロジェクトにコミットする体制へとブラッシュアップしていきました。
現在もそうした「先取の気概」によるモノづくりは当社の強みです。昨年(2025年)竣工の『三田ガーデンヒルズ』における歴史的建造物の保存や創エネ技術の導入も、技術職が企画段階から入り込んで実現できたチャレンジングな成果ですし、技術から少しそれますが過度な投資目的の購入を防ぐ「転売規制」をいち早く導入するなど、目先の利益に流されず、良好なコミュニティを守り抜く姿勢も貫いています。
お客様のその後の生活にも責任を持ち、より良いものを先取りして提供し続ける。こうした「デベロッパーとしての責任」を全うする姿勢こそが、当社のモノづくりの根底にあるのです。
作って終わりではない。「技術職」の醍醐味と複利の成長
―― 貴社が中途採用で求める技術者の「専門性」とは、具体的にどのようなものでしょうか?
我々が求めるのは、現場経験に裏打ちされた生きた技術力です。デスクワークの知識も重要ですが、現場で泥臭く苦労しながら建物を建ててきた経験がある方を求めています。現場経験で培ってきたノウハウを、当社のモノづくりで大いに活かしていただきたいですね。
「最初から完璧でなければ」と身構える必要はありません。「一級建築士は持っているけれど現場経験が十分か不安」という方も歓迎します。大切なのは、デベロッパーとしての品質への感性を持って、基礎や躯体といった一番大事な部分をしっかりと見る目を持つことです。
ですから選考で、特定の難しい質問をして品定めするようなことはせず、何よりその方の「人となり」を重視します。面接ではあまり気負わず、ぜひ普段のままのご自身を出して経験や「仕事に対する熱い思い」をぶつけてみてください。

―― 競合他社も多いなかで、三井不動産レジデンシャルで技術職として働く最大の「醍醐味」はどこにあるとお考えですか?
最大の醍醐味は、用地の仕入れから企画、引き渡し、そしてアフターサービスまで、一つのバリューチェーンの中で壁がなく仕事ができることです。
一般的に技術者は「作るところ」に特化しがちで、売った後に何が起こっているかを知る機会が少ないかもしれません。しかし当社では、技術職がアフターサービスにも関与し、そこでお客様の生の声を拾って商品企画にフィードバックすることを奨励しています。
それにより「あの時こうしておけばよかった」という反省や気づきが日々生まれ、それを次に活かせる。このサイクルが繰り返されることで、技術者としての知見や視野の広がりが「複利」のように効いてくるはずです。だからこそ、彼らのことを単なる技術職ではなく、私はあえて「技術総合職」と呼んでいるんですよ。
―― なるほど。「技術総合職」という言葉には、そうした幅広い視野への期待が込められているのですね
その通りです。自分の専門領域にとどまらず、「品質部門の責任者」として事業全体を見渡していただきたいと考えています。もちろん一人で全てを抱え込むわけではありません。各部門と連携しながら、例えば用地仕入れの段階で技術的なアドバイスを行う。そうした関わりを通じて、「土地を買う醍醐味や事業の肝」を肌で学ぶことができるのです。
視野が広がり、自分の仕事がどのように連携して最終的な結果へと結びつくのかを実感できる。技術者としての枠を超え、キャリアアップを図るにも最適な環境だと自負しています。

2025年竣工の三田ガーデンヒルズ(東京都港区)。「技術職」ならではの試みが随所に活かされている。
求めるのは「協働する圧倒的に強い個」。「人の三井」の真髄とは
―― 人物像としては、どのような方を求めていらっしゃいますか?
一言で言うと、「協働する“圧倒的に”強い個」です。これは当社の人材像のコンセプトでもあります。ご自身の経験に裏打ちされた「個」を持ちながらも、先程「全体を見渡す」と申し上げた通り、少しおせっかいに右や左にも首を突っ込み、トータルでプロジェクトが適切に進むよう「協働」できる方を求めています。
ここでの“圧倒的”とは、「相対的な強さにとどまらず、他を引き離すほどの突き抜けた強さを持ちなさい」という会社からのメッセージです。実は前社長がこの言葉がお好きだったという裏話もあるのですが、私自身も気に入ってますよ(笑)。
最終的に責任を取るのは上司であり、会社です。ですから安心して個性を発揮して活発に議論をしていただき、さまざまな角度から意見をぶつけていただきたい。そうやって専門領域の殻を破り、事業を牽引する技術者へと成長していく社員の姿を見るのは、上司の立場から見て何度経験しても本当に感慨深いものなんです。
―― 「人の三井」という言葉がありますが、加茂野さんご自身がそのカルチャーを実感されたエピソードはありますか?
長くデベロッパーとして事業を続けていれば、時には予期せぬトラブルなど、会社として非常にタフな局面に立たされることもあります。私自身も過去に、メンバー数十名を率いて、お客様からの大変厳しいご意見の矢面に立たなければならない事案を経験しました。
極限のプレッシャーがかかる毎日でしたが、私はメンバーたちに「会社として最後まで真摯に対応すると決めている。いただいた厳しいお言葉から逃げるのではなく前を向いて受け止め、それを教訓として必ず良いモノづくりで社会にお返ししよう」と伝え続けました。結果として、誰一人下を向くことなく、最後まで最前線でやり切ってくれたのです。
これはいざという時に会社が逃げず、社員を守り、社員もまた会社を信じるという「信頼関係」があるからこそできることです。だからこそ、どんな逆境でもお客様の前に立ち続け、その声を社会への新たな価値還元へと繋げていける。この誠実で強固な連鎖こそが「人の三井」の真髄だと思いますし、そういう熱い志を持った仲間と働けることが当社の誇りですね。

進化を止めない組織と、圧倒的な働きやすさへの改革
―― 中途入社の方へのフォロー体制や、最近の働き方の変化についても教えてください
入社後は1年間ほど、先輩社員が専属のインストラクターとしてつき、OJTで当社の立ち振る舞いなどを丁寧にサポートします。また、総合職の中途入社者と合同で行う研修もあり、中途社員同士の同期の繋がりがしっかりとできる環境です。
働き方に関しても、時代の変化に合わせて大きく改善しています。よほどの突発的な事故がない限り土日祝日は定休ですし、リモートワークも柔軟に活用できるようになりました。建設会社出身の中途入社メンバーも口々に「前職とは全然違う」と驚いています。もちろん男性の育休取得も奨励しており、チームでしっかりフォローし合う文化が根付いています。
こうした働きやすい環境やフォロー体制を整えているのは、中途入社の方にも気兼ねなくご自身の意見を出していただきたいからです。同質性の高い組織では、どうしても業界の常識や「昨日と同じやり方」にとらわれがちになります。だからこそ、さまざまなバックグラウンドを持つ皆さんに、外からの視点で『それはおかしいのでは』とどんどん指摘していただきたいのです。そうした多様な意見を歓迎する風通しの良さこそが、組織の視野を広げ、当社が進化し続けるための原動力になっています。
―― 最後に、今後の事業展望と三井不動産レジデンシャルへの挑戦を考えている求職者へメッセージをお願いします
住宅は社会に必要不可欠なインフラです。昨今は建築資材の高騰などで業界に不透明感を感じる方もいるかもしれませんが、当社の歩みが揺らぐことはありません。今後は三田ガーデンヒルズのような高付加価値物件だけでなく、新たな社会課題を解決する挑戦も始まっています。
私たちは住宅業界のリーディングカンパニーであると自負しています。だからこそ、社会に対する責任があり、プライドを持って仕事に取り組むことが求められます。我々の仲間になっていただければ「これがプライドを持つということか」と必ず実感していただけるはずです。
当社には「この会社が好きだ」「人がいい」と心から言える、尊敬できる仲間が揃っています。「作って終わり」ではなく、お客様の人生に長く寄り添い「経年優化」を実現していく。そんな未来に誇れる社会インフラをともに創っていきましょう。あなたからの挑戦を、心よりお待ちしています。

文・撮影:酒井 悠一(アンドプロ編集部)
三井不動産レジデンシャル株式会社 関連情報
数字と制度で見る、三井不動産レジデンシャルの「採用」と「働き方」
「人の三井」を体現する、圧倒的な定着率とカルチャー
- 同業他社への転職はほぼゼロ:社員の会社へのロイヤリティが非常に高く、尊敬できる仲間と長く働ける環境。
- 万全の受け入れ体制:入社後約1年間の「ブラザー制度(OJT)」や、総合職の中途入社者との合同研修など、中途社員が孤立しないネットワーク構築を支援。
現場第一線でも叶う、柔軟なワークライフバランス
- 土日祝日定休:突発的な事態を除き、業界でもいち早く土日祝休みを徹底。
- 柔軟な働き方:リモートワークの活用(育児などでのオンライン参加含む)や、男性の育休取得を積極的に奨励するチームフォロー体制。
Q:数ある支援会社の中で、なぜアンドプロをパートナーに選ばれているのでしょうか?
当社のことを深く理解し、採用活動を一緒に進めてくださる存在だからです。また、採用市場に関する豊富な知見をお持ちである点も頼りにしています。企業と候補者様の双方に誠実に向き合い、迅速かつ丁寧にご対応いただけるため、長年お付き合いを続け、信頼を寄せています。
Q:採用活動を進めるなかで、『アンドプロに任せてよかった』と実感する瞬間はありますか?
ご紹介いただいた方々が、入社後に持ち味を活かして活躍されている姿を見たときです。アンドプロ様は業務内容を深く理解したうえで、候補者様へ働く魅力や期待する役割を丁寧に伝えてくださいます。そのため選考段階からご本人の納得感が高く、入社後のミスマッチのない良いご縁につながっていると感じます。
Q:担当者とのやりとりで特に印象に残っているエピソードはありますか?
先日、当社の歴代担当者やご紹介で入社された方々も交え、「また皆様でお会いしたいですね」とお話ししたことです。この言葉が自然に出るのは、単なる取引先を超え、共に採用活動へ取り組んできた時間の積み重ねがあるからこそです。入社後の方々まで案じてご縁を大切にする温かいお人柄と、深い信頼関係を改めて実感した出来事でした。
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