
ブラザー工業株式会社に転職するには?難易度・中途採用情報と対策
ブラザー工業株式会社は、プリンターやデジタル印刷機、家庭用ミシン、工作機械など、多彩な製品やサービスを世界中に提供しています。
同社は100年以上にわたり、ニーズや時代の変化に合わせた製品を生み出し続けています。
本記事では、ブラザー工業への転職を検討している方に向けて、同社の事業内容や求める人物像、働き方について解説します。
ブラザー工業株式会社はどんな会社?
ブラザー工業のルーツは、1908年に設立した「安井ミシン商会」です。
輸入ミシンの修理業から始めた同社では、国産ミシンの開発・製造に取り組み、培った技術力を基盤として事業領域を拡大してきました。
現在は、プリンター・複合機やラベリングを展開する「プリンティング・アンド・ソリューションズ事業」のほか、産業機器や工業用ミシンを提供する「マシナリー事業」など幅広い分野で製品・サービスを展開しています。
ヨーロッパや南北アメリカなど、世界40以上の国と地域に開発・製造・販売拠点を構え、2024年度での海外売上収益比率は80%以上を占めています。
多角的な事業展開と「At your side.」の精神
同社は、多様な事業を展開することで、変化する市場ニーズに対応していますが、その根底にあるのが、「At your side.」です。
「あらゆる場面でお客様を第一に考え、モノ創りを通して優れた価値を創造し、迅速に提供する」という精神が創業より受け継がれています。
独自のマネジメントシステムによる「提供価値の最大化」
同社では顧客の声をすべての事業活動の原点と捉えるとともに、顧客のもとへ優れた価値を迅速に届けるために、「Brother Value Chain Management(BVCM)」という独自のマネジメントシステムを構築・実践しています。
このBVCMを進化させ続けることにより、提供価値の最大化を目指しています。
ブラザー工業株式会社の中途採用方針・求める人物像
ブラザー工業は、グループビジョン「At your side 2030」で成長事業と位置付けられている産業機器事業の目標達成に向けて、営業技術部隊の増員をしています。
中途採用では、工作機械の加工技術エンジニアや国内営業などの職種で募集が行われています。
なお、2024年度の中途採用比率は41%でした。
出典:ブラザー工業「ESGデータ」
求める人物像
同社が求める人物像は以下のとおりです。
- At your side.に共感する:常にお客様を第一に考えられる人財
- 自ら行動を起こす:変化を起こしそれを楽しめる人財
- チームでの成果を喜ぶ:多様なメンバーと協働できる人財
ブラザー工業株式会社の平均年収・年収モデル
ブラザー工業の平均年収は740~800万円台で推移しています。
年度 | 平均年収 |
|---|---|
2025年度 | 805万円 |
2024年度 | 803万円 |
2023年度 | 746万円 |
2022年度 | 784万円 |
2021年度 | 767万円 |
出典:ブラザー工業「有価証券報告書」
※平均年収は出典情報をもとに千円台を四捨五入
ブラザー工業株式会社の会社概要と事業内容
会社概要
項目 | 内容 |
|---|---|
商号 | ブラザー工業株式会社(BROTHER INDUSTRIES, LTD.) |
本社所在地 | 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 |
設立 | 1934年1月15日 |
資本金 | 19,209百万円(2026年3月31日現在) |
従業員数 | 連結 39,495人 / 単独 3,997人(2026年3月31日現在) |
事業内容 |
|
多岐にわたる事業内容
同社は、プリンティング・ソリューションをはじめ、産業機器や工作機械、家庭用製品など、多岐にわたる事業を展開しています。
プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
コンパクト性を追求した「プリンター・複合機」や、さまざまな業界・シーンに対応した「ラベルプリンター」など、豊富なラインナップを展開し、幅広い業界の業務現場で活用されるソリューションを提供しています。
身近な例では、スーパーの食品に貼るラベルや、段ボールの配送ラベルの印刷などにも、同社のラベルプリンターが使用されています。
インダストリアル・プリンティング事業
賞味期限やロット番号を印字する「コーディング・マーキング機器」、多品種少量・短納期の印刷に対応する「デジタル印刷機」、衣類やバッグなどへの高速印刷を実現する「ガーメントプリンター」などを提供しています。
これらの製品は、食品・飲料の包装や段ボール、電子部品、商品パッケージ、ファッショングッズなど、幅広い分野の印刷・印字に活用されています。
マシナリー事業
自動車や一般機械などの部品加工に適した「工作機械」と、使いやすさや高品質な縫製、省エネ性能を備えた「工業用ミシン」を提供し、顧客の生産性向上と新たな価値創出に貢献しています。
スマートフォンやEVを含む自動車、医療機器などの部品加工をはじめ、さまざまな製造現場で活用されています。
ニッセイ事業
株式会社ニッセイが運営する事業で、「ギアモータ」「高剛性減速機」「歯車」などを通じ、自動化・省人化分野をはじめとした多様化する顧客ニーズに的確に対応し、価値創出に貢献しています。
産業用ロボットやFA機器の駆動を支えるほか、さまざまな製造現場で活用され、生産性向上や自動化の実現に貢献しています。
パーソナル・アンド・ホーム事業
「家庭用ミシン」「カッティングマシン」「昇華転写プリンター」など、顧客の創造性を支援する製品と、作品づくり支援モバイルアプリ「Artspira」を活用したサービスを提供し、手作りの楽しさを提案するとともに、顧客生涯価値の向上を支援しています。
Tシャツやバッグ、スマートフォンケース、グラスなどの作品づくりや、推し活やビジネス、学校行事などで幅広く活用されています。
ブラザー工業株式会社の役職・キャリアパス
役割等級制度・評価制度
ブラザー工業は、2023年4月に職能資格制度から役割等級制度へ移行し、勤続年数や年齢ではなく、担う役割に応じて等級・報酬を決定する仕組みを導入しました。
年功序列の要素を減らし、高い成果や貢献を上げた若手社員の早期抜擢を促進しています。
評価制度も見直され、「実績・貢献度評価」と「コンピテンシー評価」の両面から、役割に応じた目標設定と評価を実施しています。
また、役割定義表の公開や研修、eラーニングなどを通じて制度への理解を深める取り組みも行っています。
評価結果は給与や賞与へ反映されるほか、フィードバックを通じて翌年度の目標設定にも活用されており、「成果と貢献に正しく報いる」透明性の高い制度となっています。
キャリアパス
同社では、従業員が主体的にキャリアを築ける環境を整えています。
自らの意思で部門異動に挑戦できる「社内公募制度」により、人材の最適配置を促進するとともに従業員が自律的にキャリアを選択できる機会を提供しています。
2023年度より「社内複業制度」を導入し、所属部門の業務を行いながら、就業時間のうち20%までを目安に他部門の業務へ携われる仕組みを整備しています。
DX推進や事業戦略立案など幅広い分野で活用されており、利用者からは視野の拡大や新たなスキルの習得、受け入れ部門からは新たな知見の獲得など、双方に良い効果が生まれています。
ブラザー工業株式会社の働き方・福利厚生
働き方
ブラザー工業は、コアタイム(従業員全員が必ず勤務しなければならない時間帯)のないフレックスタイム制を導入しており、介護や育児のほか通院など、従業員の事情に応じて就業時間を調整することが可能です。
また、在宅勤務制度があり、出社と在宅勤務を組み合わせた柔軟な働き方もできます。
仕事と生活の両立支援として、育児・介護・不妊治療などを目的とした短時間勤務制度も用意されており、ライフステージに応じた働き方を支援しています。
休日・休暇・残業
年間休日は124日(閏年は125日)で、年次有給休暇は初年度18日、2年目以降は20日付与されます。
さらに、誕生日休暇や結婚記念日休暇、リフレッシュ休暇などの独自制度に加え、産前産後休暇や育児休職、介護休職、不妊治療休職・休暇など、ライフイベントに応じた制度も整備されています。
残業については、フレックスタイム制度を活用しながら効率的な業務運営を推進しているほか、水曜日と金曜日を全社の定時帰宅日とするなど、残業時間の削減に取り組んでいます。
なお、2024年度の月平均残業時間は17.1時間でした。
福利厚生
同社は、各種手当をはじめとしたさまざまな制度を整備しています。
- 各種手当(通勤費全額支給、家族手当、住宅手当、公傷病手当など)
- 社会保険
- 独身寮(通勤時間が90分以上かかる社員が対象)
- 持株奨励制度
- 慶弔慰金
- 災害見舞金
- 体育館
- 契約スポーツ施設・レジャー施設の利用 など
ブラザー工業株式会社のキャリア支援・研修・育成制度
オンボーディング研修
ブラザー工業では、中途採用者の早期活躍と成果創出を目的に「ブラザーオンボーディングプログラム」を実施しています。
研修では、業務に必要な知識に加え、「ブラザーグループ グローバル憲章」をもとに企業理念や価値観を学ぶ機会を設けています。
また、中途採用者同士のネットワーク構築を目的とした「フォロー研修」や、少人数で社長と対話する「社長と語る会」も実施。
「社長と語る会」では、ブラザーグループが目指す方向性や中途採用者への期待について社長から直接話を聞けるほか、参加者との双方向のコミュニケーションを通じて、会社への理解や帰属意識を深められる機会となっています。
研修・自己啓発支援
従業員のスキル向上を支援するため、希望者が参加できる公開研修や、若手従業員を対象に海外での実務経験を積めるトレーニー派遣を実施しています。
また、自己啓発支援として通信教育制度を設けており、語学やビジネススキル、IT・パソコンスキル、資格取得、技術スキルなど幅広い講座があります。
対象講座を修了した場合は、受講費用の全額または半額が補助されるため、主体的な学びやスキルアップに取り組みやすい環境が整っています。
キャリア開発支援
ブラザーグループでは、「キャリア・オーナーシップ」の考え方のもと、従業員が自らキャリアの舵を握り、自律的に成長できる環境づくりを進めています。
「キャリア・オーナーシップ」への理解を深めるために、全従業員を対象にした説明会や外部講師によるキャリアに関する講演会、「ブラザー・キャリアカンバセーションGuidebook」の公開などを行い、従業員の自律的なキャリア形成を支援しています。
また、「キャリアカウンセリング制度」を設け、社内または社外のコンサルタントとの面談を通じて、これまでの業務経験を振り返り、自身の強みや価値観を整理しながら、今後のキャリアを多角的に考えられる機会を提供しています。
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