
SHIFTに転職するには?難易度・中途採用情報と対策
株式会社SHIFTは、ソフトウェアの品質保証からコンサルティング・開発まで手掛けるIT企業です。
SHIFTへの転職に関心を持つ方のなかには、「転職難易度は高いのでは?」「どんな人材が求められているの?」といった疑問や不安を感じているケースも多いのではないでしょうか。
本記事では、SHIFTへの転職を検討している方に向けて、転職難易度、求められる人物像、平均年収、キャリアパス、そして具体的な選考対策までわかりやすく解説します。
SHIFTはどんな会社?
株式会社SHIFTは、ソフトウェアの品質保証を主力事業とする、2005年設立の東証プライム上場企業です。
SHIFTの強みを3つのポイントから見ていきましょう。
「品質保証」の開拓
日本のIT市場の約16兆円のうち、ソフトウェアテスト市場は約5.5兆円ですが、その多くは開発会社が実施しています。
SHIFTはこの未開拓市場に早くから参入し、「開発」と「テスト」のスキルは別物という考えのもと、品質保証の専門集団の形成によって、業界トップクラスの地位を確立しています。
「品質」を武器に事業を多角化
テスト事業で培った品質保証へのこだわりを活かし、現在は以下の領域へと事業を拡大中です。
- ITコンサルティング
- システム開発
- AI・セキュリティ
- デジタルマーケティング
SHIFTは、デザイン(Design)、迅速性(Agility)、組みあわせ (Assembly)、経済品質(Economic quality)に由来する「DAAE(ダーエ)」という独自コンセプトを掲げ、単なる不具合検出にとどまらず、“売れるサービスづくり”に貢献する企業を目指しています。
17期連続増収
SHIFTは17期連続(2025年8月期決算時点)で増収を達成し、現在は売上3,000億円(2030年目標)を目指して、M&A新規事業に積極投資をしています。さらに、年間約2,000名を採用するなど、エンジニア不足が課題とされるなか、人材確保にも力を入れています。
出典:株式会社SHIFTの有価証券報告書、株式会社SHIFTキャリア採用
SHIFTの中途採用方針・求める人物像
SHIFTへの転職活動を成功させる上で、特に重要なのが「SHIFTがどのような人材を求めているか」を正確に理解することです。
募集要項の表面的なスキルセットだけでなく、同社の企業文化や価値観を理解したうえで、効果的にアピールしましょう。
採用方針:未経験ポテンシャル層から即戦力まで
SHIFTの採用戦略は、即戦力とポテンシャル採用を採用することで、年間約2,000名という大規模な採用を実現しています。
即戦力採用
各事業領域で即座に価値を発揮できるプロフェッショナル人材。
特に、ITコンサルティング、大規模プロジェクトのPM/PMO、モダンな開発環境(Go, Python, TypeScript, AWS, GCPなど)での経験を持つフルスタックエンジニアは、需要が高い傾向にあります。
これらの職種では、過去の実績や専門知識が厳しく評価されます。
ポテンシャル採用
SHIFTの成長を支えるもう一つの重要な柱です。
IT業界や品質保証の経験がまったくなくても、論理的思考力、学習意欲、コミュニケーション能力といった、同社が定義する「素養」を持つ人材を積極的に採用します。
この背景には、入社後に独自のキャリアUP制度「トップガン」を通じてプロフェッショナルに育成するという仕組みがあるためで、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まりやすくなっています。
【全職種共通】求められる人物像
SHIFTには創業期につくられたクレド(行動指針)があり、従業員ひとりひとりが体現できることを目指しています。
そのクレドを踏まえて、SHIFTで求められる人物像についてまとめました。
現実を受け入れ、前向きに動ける人
「ふてくされない、素直に受け入れる」姿勢が重視されています。想定外の出来事にも言い訳せず、まず受け入れたうえで行動に移すことが大切です
そして「できない」ではなく「どうやったらできるか」を考えられる前向きさが求められます。
当事者意識を持ち、自ら考えて動ける人
SHIFTの文化にある「脳で汗をかけ」という言葉は、主体的に考え抜く姿勢を示しています。
業務をこなすだけではなく、改善策を自分で模索し、結果に責任を持つ、そういったプロ意識が評価されます。
自主性を持ち、仕事を自ら創る意志がある人
「楽しいと思えることを提案し、自ら仕事を創る」という考え方を大切にしています。
そのため、受け身ではなく、自分発の提案やチャレンジを楽しめる人が向いています。
柔軟で、前向きに働ける人
SHIFTは素直さや前向きさ、変化を楽しむ気持ちも重視します。
たとえ環境が変わっても柔軟に対応し、チームに良い影響を与えられる「楽しむ姿勢」がカルチャーに合っているでしょう。
【職種別】求められるスキルと経験
全職種共通のマインドセットを土台とした上で、職種ごとに求められる具体的なスキルセットも存在します。
ここでは主要3職種について、必須要件と歓迎要件を整理しておきましょう。
職種 | スキル・経験(必須・歓迎) |
|---|---|
品質保証エンジニア | 【必須】
【歓迎】
|
フルスタックエンジニア | 【必須】
【歓迎】
|
ITコンサルタント/PMO | 【必須】
【歓迎】
|
ポイント
自身の職務経歴を棚卸しする際は、単に「何をやったか(業務内容)」を羅列するのではなく、これらの「求められる人物像」やマインドセットに合致するエピソードを、STARメソッド(Situation, Task, Action, Result)を用いて具体的に言語化することが、選考突破の鍵となります。
SHIFTの平均年収・年収モデル
SHIFTの年収水準は、同社の急成長に伴い、年々上昇傾向にあります。
- 平均年収: SHIFTの平均年収は680万円、平均年齢:38歳(2025年8月期)
- 給与体系: 基本的には年俸制または半期年俸制を採用(前職での給与水準も考慮されますが、これまでの経験・スキル、そして面接での評価によって個別に決定)
- 昇給制度: 給与改定は年2回。評価制度に基づき、成果を出した社員は、一般的な企業の昇給率を上回る昇給の実現も可能
SHIFTの会社概要と事業内容
項目 | 内容 |
|---|---|
会社名 | 株式会社SHIFT(SHIFT Inc.) |
事業内容 | ソフトウェアの品質保証、テスト事業、開発事業、コンサルティング事業 |
設立 | 2005年9月 |
本社所在地 | 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー |
売上高 | 1,298億1,900万円(連結・2025年8月期) |
従業員数 | 15,270名(連結・2025年8月時点) |
上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
事業内容
株式会社SHIFTは、ソフトウェアの品質保証・テスト事業を中核としながら、IT全般にわたるサービスを展開する企業です。
「売れるサービスづくり」を支援するため、以下の様な多角的な事業を行っています。
- ソフトウェアテスト・品質保証:開発工程における品質課題の解決を支援
- DX(デジタルトランスフォーメーション)支援:顧客のビジネスと開発現場の変革を支援
- AIソリューション:AIを活用したサービス
- セキュリティ:End-to-Endの高品質なセキュリティソリューション
- UI/UX:顧客視点に立った品質保証
- カスタマーサクセス:顧客視点を追求したカスタマーサービス
上記サービスを通じて、ITの総合ソリューションを提供し、さまざまな業界の顧客のDX推進や事業成長に貢献しています。
SHIFTの働き方・研修制度・福利厚生
高いパフォーマンスを発揮するためには、働きやすい環境と成長を支援する制度が不可欠です。
SHIFTがどのような環境を社員に提供しているのか、働き方、福利厚生、研修制度の3つの側面から見ていきましょう。
働き方:リモートと出社のハイブリッドが基本
SHIFTは、社員ひとりひとりの事情に応じた柔軟な働き方を推進しています。
勤務形態
プロジェクトの特性や顧客の要望にもよりますが、リモートワークとオフィス出社を組み合わせたハイブリッド勤務が基本です。
社員の口コミによれば、プロジェクトによってはフルリモート勤務も可能で、柔軟な働き方が実現されています。
全国採用と地方拠点
札幌、仙台、名古屋、大阪、広島、福岡など、全国に主要な開発拠点を展開しているSHIFT。
本人が希望しない限り、転居を伴う転勤は原則としてありません。
残業時間
SHFTの月平均の残業時間は8時間程度(正社員)とされています。
もちろんプロジェクトの繁閑によって変動はありますが、IT業界のなかでは比較的ワークライフバランスを保ちやすい環境であると言えます。
福利厚生:資産形成からスキルアップ支援まで充実
東証プライム上場企業として、法定福利(各種社会保険完備など)はもちろんのこと、社員の生活と成長を支えるユニークな制度が多数用意されています。
制度名 | 概要 |
|---|---|
【資産形成】選択制確定拠出年金制度 | 毎月の給与から一定額を積み立て、将来の年金を形成する制度 |
【資産形成】従業員持株会 | 毎月の積立でSHIFTの株式を購入できる制度 |
【資産形成】株式付与ESOP信託制度 | 特に高いパフォーマンスを発揮した従業員に対し、インセンティブとして自社株が付与される制度 |
【学習支援】スキルUP応援制度 | 会社が指定する資格試験に合格した場合、受験費用や報奨金が支給される。社員の自律的な学習を後押しする制度 |
【ユニークな制度】従業員向けふるさと納税サービス「まん福」 | 従業員専用のふるさと納税制度。給与天引きで手軽に利用でき、返礼品の試食イベントなども開催される |
【ユニークな制度】社員紹介手当 | 友人・知人を紹介し、その方が入社した場合、紹介者と入社者の双方に提示年収に応じた手当金が支払われる |
住宅手当などの画一的な補助よりも、株式インセンティブやスキルアップ支援といった、個人の成果や成長に報いる制度に重点を置いていることが伺えます。
研修制度:入社後の学びをサポート
SHIFTが「人への投資」を重要視していることは、その多岐にわたる研修・学習支援制度に表れています。
入社時研修
すべての正社員が参加する5日間の集合研修です。単なる制度説明だけでなく、SHIFTのカルチャーやビジョンを共有し、同期とのネットワークを築く重要な場となっています。
技術勉強会・コミュニティ
社内では、プロジェクトの垣根を越えて知見を共有する勉強会が頻繁に開催されています。また、社外のエンジニアも招いて最新技術について議論する勉強会や、技術顧問を交えたトークイベントなど、社外との交流の機会も豊富に提供されており、エンジニアが常に刺激を受けられる環境が整っています。
SHIFTのキャリア支援・育成制度
SHIFTには、固定されたキャリアパスはありません。
これは、画一的なキャリアラダーを押し付けるのではなく、社員ひとりひとりの成長意欲を尊重し、自らキャリアを築く文化が根付いていることを意味します。
とはいえ、道筋がまったくないわけではありません。例えば品質保証エンジニアからPMO、そしてITコンサルタントへとステップアップしていくような、多様なキャリアの道筋が示されています。
その自律的な成長を支援するのが、充実した研修・教育制度です。
ヒンシツ大学
SHIFTが提供するIT人材育成プログラム。品質保証の基礎から最新のAI技術まで、幅広い講座を提供し、社員は自らのキャリアプランに合わせて受講可能。
非IT人材を戦力化するノウハウが凝縮されています。
出典:SHIFTが運営するIT人材育成プログラム「ヒンシツ大学」
トップガン検定
SHIFT独自の社内検定制度であり、品質保証エンジニア、PM、コンサルタントといった職種(ロール)ごとに、求められるスキルレベルが明確に定義されています。「何を学び、どのようなスキルを身につければ評価され、待遇が向上するのか」が可視化されているのです。
社員は、この検定試験に合格することで、より上位の役割と、それに連動した高い報酬を得ることができます。
キャリアマップ
SHIFTでは職種ごとの詳細なキャリアマップが公開されています。
例えば、品質保証エンジニアの場合、テスト実行者、設計者を経てテストPL・PMを目指します。またキャリアチェンジとして、テストの知識を活かして顧客PMを支援するPMOやコンサルタントなどがあります。
社員は自身の現在地と将来の目標を明確に認識し、計画的なキャリア形成を図ることが可能です。
70歳定年・役職定年なし
多くの日本企業で課題となっている役職定年制度が、SHIFTには存在しないので、年齢を理由にキャリアが制限されることはありません。
一方、定年年齢は70歳まで引き上げられているため、能力と意欲があれば定年まで第一線で活躍し続け、適切な評価と報酬を得られます。
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