
日揮ホールディングス株式会社に転職するには?難易度・中途採用情報と対策
日揮ホールディングス株式会社はエネルギー需要が大きく変化する現代において、総合エンジニアリング事業、機能材製造事業を中心に、世界各国の経済成長および産業発展に貢献しています。
同社グループでは、パーパスとして「Enhancing planetary health」を掲げ、エネルギートランジション、高機能材などの領域へ事業を多角化しています。
また、自社で開発した環境関連技術の事業化を進めることで、持続可能な社会の実現にも取り組んでいます。
本記事では、日揮ホールディングスへの転職を検討されている方に向けて、同社の事業概要や中途採用の方針、働き方についてわかりやすく解説します。
日揮ホールディングス株式会社はどんな会社?
日揮ホールディングス株式会社は、1928年の創立以来、世界80カ国以上で2万件を超えるプロジェクトを遂行してきた総合エンジニアリング企業グループの持株会社です。
同社はグループ全体の経営戦略を策定し、各事業会社を統括することで、経営資源の最適配分とガバナンスの強化を図っています。
また同社を中核とした「日揮グループ」の主要事業会社には、海外における各種プラント・施設のEPC(設計・調達・建設)事業を担う日揮グローバル株式会社、国内でのEPC事業やメンテナンス事業を担う日揮株式会社があります。
エネルギープラント分野での実績
日揮グループは、石油・ガスや石油化学などのエネルギー分野におけるプラントのEPC事業に長年取り組んできた実績を有しています。
これまでに培ってきたエンジニアリング技術とプロジェクトマネジメント力を基盤に、世界各国で多様なプラント建設プロジェクトを遂行しています。
近年では、「エネルギートランジション」「ヘルスケア・ライフサイエンス」「高機能材」「資源循環」「産業・都市インフラ」の5つのビジネス領域へと事業を拡大しています。
2040年に向けた長期ビジョン
日揮グループは「人と地球の健やかな未来づくりに貢献する」という長期的でグローバルな視座のもと、「エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立」「資源利用に関する環境負荷の低減」「生活を支えるインフラ・サービスの構築」の3つの社会課題の解決を目指しています。
日揮ホールディングス株式会社の中途採用方針・求める人物像
日揮グループでは、中途採用を通じて、プロジェクト遂行におけるキャパシティ向上に必要な人財の採用を進めています。
また「2040年ビジョン」の実現を見据え、新規事業領域やDX・IT分野における専門人財についても積極的に中途採用を行っています。
中途採用は、プロジェクトマネジメント、調達、品質管理、研究開発、ガバナンスなどの職種で募集しています。
なお、2023年度の中途採用の入社割合は31%でした。
出典:日揮ホールディングス「数字で見る働く環境」
求める人物像
日揮グループで求める人物像は以下のとおりです。
- 新たな領域、技術、手法に挑戦できる人
- 社会への好奇心をもち、人のニーズに応えて創造性を発揮できる人
- 多様な人や技術を結集できる柔軟性とリーダーシップをもてる人
- 困難があってもあきらめずに最後までやり遂げる目標達成への意欲をもてる人
- 文化や立場の違う人たちを尊重し、高い倫理観をもって誠実に行動できる人
日揮ホールディングス株式会社の平均年収・年収モデル
日揮ホールディングスの平均年収は約840万〜1,080万円で推移しています。
年度 | 平均年間給与 |
|---|---|
2024年度 | 931万円 |
2023年度 | 1,083万円 |
2022年度 | 844万円 |
2021年度 | 855万円 |
2020年度 | 841万円 |
出典:日揮ホールディングス「有価証券報告書」
※平均年収は出典情報をもとに千円台を四捨五入
日揮ホールディングス株式会社の会社概要と事業内容
会社概要
項目 | 内容 |
|---|---|
会社名 | 日揮ホールディングス株式会社((JGC HOLDINGS CORPORATION) |
本社所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 |
設立 | 1928年(昭和3年)10月25日 |
資本金 | 238億8,579万円(2025年3月31日現在) |
従業員数 | 連結 8,365名(2025年3月31日現在) |
事業内容 | グループ戦略立案および事業会社の統括管理 など |
ビジネスフィールド注力分野
日揮グループの事業は大きく「総合エンジニアリング事業」と「機能材製造事業」に分けられますが、この2つのセグメントを中心に以下の5つのビジネスフィールドに注力しています。
ビジネスフィールド | 事業概要と注力ポイント |
|---|---|
エネルギートランジション | 概要:オイル&ガス事業の低・脱炭素化へ移行、新たなクリーンエネルギーの実用化。 注力分野:グリーン水素・燃料アンモニア、小型モジュール原子炉(SMR)、洋上風力発電、CCS(二酸化炭素回収・貯留技術)など。 |
ヘルスケア・ライフサイエンス | 概要:デジタル医療、ニューモダリティ分野の製造施設EPC事業、品質向上・製造効率化に貢献する技術開発を促進。 注力分野:医薬品製造工場(再生医療含む)、デジタルヘルスケア、病院・スマートホスピタル。 |
資源循環 | 概要:廃プラスチックおよび廃繊維のケミカルリサイクル、使用済み食用油を用いた次世代航空燃料(SAF)製造。 注力分野:ケミカルリサイクル(廃プラスチック・廃繊維など) |
産業・都市インフラ | 概要:地域の特性と環境に配慮したインフラ整備。 注力分野:先端技術産業(半導体・データセンター・蓄電池)。 |
高機能材 | 概要:触媒、ファインケミカル、ファインセラミックスの三つの分野を中心に製造・販売。 注力分野:触媒分野(排煙脱硝触媒などの環境関連製品)、ファインケミカル分野(情報・電子材料、光学材料、化粧品材料、コロイド(超微分子)材料)、ファインセラミックス分野(窒化珪素基板)。 |
日揮ホールディングス株式会社の役職・キャリアパス
日揮グループでは、社員が自身の専門性を高めつつ、多様な経験を通じてキャリアを形成できる仕組みが整えられています。
昇給・昇格の仕組み
昇給は年1回実施されています。
昇格や昇進においては新卒入社と中途入社で入社後の待遇に差はなく、実力次第でキャリアアップが目指せる環境です。
日揮ホールディングス株式会社の働き方・研修制度・福利厚生
社員が働きやすく、かつ能力を最大限に発揮できる環境づくりに力を入れています。
働き方
フレックスタイム制
横浜本社勤務の場合、コアタイム(10:00〜15:00)を設けたフレックスタイム制が導入されており、業務状況に合わせて始業・終業時刻を調整することが可能です。
在宅勤務制度
横浜本社勤務の場合、在宅勤務制度の対象となります。
シェアオフィス「SHIP」
柔軟な働き方や多様なアイデアを生み出せるよう、社内にシェアオフィス「SHIP」を設置しています。
さまざまな人と活発に議論したり、自分の業務に集中したり、多様な使い方ができるスペースです。
休暇
有給休暇
有給休暇消化率は71.4%、年間平均有休取得日数は約15日(2023年度実績)となっています。
リフレッシュ休暇・積立休暇
勤続5年以上の社員が一定年齢に達した場合にリフレッシュ休暇を取得できる制度。
2年間使用しなかった有給休暇を積み立て、私傷病などで長期休業する場合に使用できる制度もあります。
国内駐在者向け特別休暇
国内の現場において単身で駐在している社員は、帰省のための特別休暇を月1回取得できるほか、月2回まで交通費の補助が受けられます。
海外駐在者の一時帰国休暇
海外の現場に駐在している社員向けに、一時帰国を促すための休暇制度で、一定のサイクルで特別休暇が取得できます。
この休暇期間中には健康診断の受診などもサポートされています。
福利厚生
社員の生活をサポートする充実した福利厚生が整っています。
制度名 | 内容 |
|---|---|
住宅関連 | 横浜市内に独身寮があり、32歳未満で通勤2時間以内に自宅・親の住居がない場合に入寮可能。家賃は6,100〜14,100円/月。 |
ファミリーケア | 仕事と家庭の両方を充実させる目的として、育児休暇、育児時短勤務、子の看護休暇、介護休職などが利用可能。 |
Welcome Back制度 | 配偶者の転勤などで1年以上の帯同をすることを理由に退職した場合、退職後3年以内であれば復帰が可能な制度。 |
その他 | 持株会制度、財形貯蓄、福利厚生サービス(宿泊・レジャー施設など)、クラブ活動など。 |
日揮ホールディングス株式会社のキャリア支援・育成制度
日揮グループでは、専門性やマネジメントスキルの強化や、社会課題の解決につながる新規事業の創出を実現させる人財の育成プログラムを用意しています。
教育研修制度
入社後の研修
e-learningシステムにて中途採用者向けの導入研修を受けます。また希望者には社外研修の受講なども可能です。
階層別研修プログラム
「専門性強化」「マネジメントスキル強化」「ビジネススキル向上」をテーマとして階層別研修プログラムが用意されています。
また社内有志によって運営される専門講座があり、自発的な発信や学びの場として社員ひとりひとりの学習意欲向上や成長をサポートしています。
現場派遣制度
入社3年以内の中途採用者ならびに新卒採用者を対象として、最長3カ月、国内外の建設工事現場、メーカー、設計会社などに「研修の名目で派遣」する制度。
現場の組織や仕事の流れ、現場業務の大まかな把握、技術力やマネジメント力の向上を目的にしています。
自己啓発支援
日揮テクノカレッジ(JTC)
主に若手・中堅社員を対象として、社員自らの意思に基づき、自律的な教育を行うことを目的にして運営されている企業内大学です。
社内のシニアエンジニアや社外の著名人といった講師から技術を教わったり、日常業務では習得しにくい分野の技術を学ぶ機会が提供されています。
その他の支援
国内外のさまざまな資格の受験費用補助などを行う「資格取得奨励」があります。
そのほかに語学の支援として「語学通学費補助」「通信教育費補助」など自発的な学習をサポートする制度が充実しています。
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