
メタウォーターに転職するには?難易度・中途採用情報と対策
人々の生活の基盤を支える水環境インフラの維持・整備は、日本国内において喫緊の重要な課題です。
メタウォーター株式会社は、この社会的なニーズに応えるため、機械技術、電気技術、ICT、そして運転・維持管理ノウハウを融合させた総合エンジニアリング企業として、水環境分野を牽引しています。
水処理事業は、これから何十年、何百年と必要とされる、可能性のある仕事であり、環境やライフラインに関わるやりがいのある分野です。
メタウォーターは、国内インフラの老朽化や技術者不足、そしてグローバル展開の加速といった課題解決に対応するため、設立以来キャリア採用(中途採用)を積極的に行っており、多様な知見と豊富な経験を持つ人材を求めています。
本記事では、メタウォーターへの転職を検討している方に向けて、中途採用の方針、求める人物像、入社後のキャリアパスなどを紹介します。
メタウォーターはどんな会社?
メタウォーター株式会社は、日本で最初の水・環境分野における総合エンジニアリング企業として設立されました。
同社グループは、人々の生活や社会になくてはならない水・環境事業に携わっています。
独自の強みを持つ総合エンジニアリング体制
機械設備のトップクラスメーカーと電気設備のトップクラスメーカーが合併したことにより生まれたメタウォーターの強みは、機械技術、電気技術、ICT(情報通信技術)、さらにはプラントの運転・維持管理ノウハウといった複数のコア技術を併せ持つという点です。
この総合力を活かして、持続可能な水・環境インフラの整備に貢献しています。
社会の基盤を支える主要な事業領域
メタウォーターが提供するソリューションは多岐にわたり、主に水道、下水道、資源環境の各分野で事業を展開しています。
事業領域 | 主要な役割 |
|---|---|
浄水処理ソリューション | 浄水場のろ過設備、汚泥処理の機械設備、受変電設備などの設計・製造・施工・維持管理を行います。 |
下水処理・汚泥処理ソリューション | 下水処理場や汚泥処理などの機械設備、運転に必要な電気設備(受変電設備、監視制御設備、計装設備)の設計・製造・施工・維持管理を行います。 |
サービスソリューション | 上下水道分野における機械・電気設備の導入から、維持管理、修繕、更新まで、幅広いサービスを提供します。 |
公民連携(PPP) | 事業の民営化、広域化が進むなか、PFI事業やDBO事業など、公民連携によるプロジェクトを数多く手掛けます。 |
出典:メタウォーター「メタウォーター公式HP」「採用メッセージ」
さらに、メタウォーターは「コア技術」「コア製品」を活かし、水資源確保(再生水、海水淡水化)の分野へも展開を進め、「グローバル・カンパニー」を目指しています。
メタウォーターの中途採用方針・求める人物像
メタウォーターが即戦力となる多様な専門知識を求めているため、転職難易度は募集職種への適性が高いほど低くなります。
キャリア採用の比率が高いことから、転職希望者にとって門戸は広く開かれていると言えます。
採用状況と積極採用の背景
メタウォーターは設立以来、キャリア採用を積極的に行っており、これまでに培った高い専門性や豊富な経験を活かして活躍している中途入社者が多く存在します。
年度 | キャリア採用比率 |
|---|---|
2022年度 | 47.9% |
2023年度 | 46.9% |
2024年度 | 56.7% |
出典:メタウォーター「キャリア採用」
中途採用者が過半数を超えている(2024年度)ことから、メタウォーターが即戦力となる人材の確保に重点を置いていることがわかります。
同社がキャリア採用を強化している背景には、国内の水・環境インフラの老朽化や技術者不足という課題解決に向けた公民連携(PPP)やDX推進のために、「新たな知見」を有する人材を求めているということがあります。
また、メタウォーターは海外事業にも注力しており、国籍を問わず、グローバルな知見を有する人材を増やしています。
メタウォーターが求める3つの人物像
メタウォーターは、人を最大の財産とするプラントエンジニアリング会社として、以下の3点を「求める人物像」として掲げています。
- 自己の成長を目指す「プロフェッショナル」な人材
- 過去の経験や慣習にとらわれずに、変革に挑戦できる人材
- 多様な個を認め合い、チームとして価値を創造することができる人材
環境に関わる仕事は法律などが変わる可能性があるため、「新しいことには常に目を向けていないといけない」という、意欲的に知識を取り込んでいく姿勢がプロフェッショナルとして求められます。
メタウォーターの平均年収・年収モデル
メタウォーターの平均年収や年収の構成要素について、有価証券報告書や公式IR情報、採用データをもとにまとめました。
全社平均年収
年度 | 平均年収 |
|---|---|
2024年度 | 8,710,495円 |
2023年度 | 8,359,249円 |
2022年度 | 8,217,404円 |
2021年度 | 7,930,275円 |
2020年度 | 7,877,444円 |
出典:「有価証券報告書 第52期」「有価証券報告書 第51期」「有価証券報告書 第50期」「有価証券報告書 第49期」「有価証券報告書 第48期」
2024年度は前年から平均年収が大きく上昇しており、上昇傾向が顕著に見られます。
年収の構成要素
メタウォーターの年収は、基本給・賞与・基準外賃金で構成されています。
安定した賞与と手当の充実度が、年収水準を下支えしています。
メタウォーターの会社概要と事業内容
メタウォーター株式会社は、安全・安心な水・環境インフラを支えるソリューションを提供する企業です。
会社概要と数値データ
メタウォーターの概況と事業所の状況を以下の表にまとめました。
2024年度には過去最高の売上高を達成しています。
項目 | 詳細 |
|---|---|
社名 | メタウォーター株式会社 |
英文社名 | METAWATER Co., Ltd. |
代表者 | 代表取締役社長 山口 賢二 |
設立年月日 | 2008年4月1日 |
主な事業内容 | 浄水場・下水処理場・ごみ処理施設向け設備などの設計・建設、各種機器類の設計・製造・販売、補修工事、運転管理などの各種サービスの提供 |
建設業資格 | 土木工事業、建築工事業、電気工事業、管工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、機械器具設置工事業、電気通信工事業、水道施設工事業、清掃施設工事業 |
売上高 | 1,790億9,400万円(2025年3月期、連結) |
従業員数 | 3,883人(2025年3月31日現在、連結) |
本社所在地 | 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町一丁目25番地 JR神田万世橋ビル |
主要事業所 | 日野事業所(東京都日野市)、名古屋事業所(愛知県名古屋市) |
主要営業拠点 | 東京(本社)、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、広島、高松、福岡 |
開発拠点 (R&Dセンター) | 愛知県半田市、千葉県市原市、東京都千代田区 |
海外拠点 | アメリカ、オランダ、スイス、ドイツ、ベトナム、カンボジア |
上場市場/証券コード | 東京証券取引所プライム市場 / 9551(電気・ガス業) |
主要グループ会社 | メタウォーターサービス株式会社、METAWATER USA, INC.、AQUA-AEROBIC SYSTEMS, INC.、Wigen Companies, Inc.、Schwing Bioset, Inc.、Revinu, Inc.、Mecana AG、FUCHS Enprotec GmbH、Rood Wit Blauw Water B.V.、E&P Anlagenbau GmbH、メタウォーターテック株式会社、株式会社エス・アイ・シー、株式会社あけぼのエンジニアリング、テクノクリーン北総株式会社、ウォーターネクスト横浜株式会社、株式会社アクアサービスあいち、株式会社三東、株式会社みずむすびマネジメントみやぎ、ウォーターネクサスOSAKA株式会社 |
出典:メタウォーター「会社概要」
事業領域と成長中の注力分野
メタウォーターグループは、機械技術、電気技術、ICT、運転・維持管理ノウハウを融合し、国内外の水道、下水道、資源環境の各分野で事業を展開しています。
事業領域 | ソリューション/注力分野 |
|---|---|
水道・下水道 | 浄水処理、下水処理・汚泥処理、サービスソリューション/公民連携(PPP)、DX推進 |
資源リサイクル | 一般廃棄物の資源化・リサイクル施設の設計、運営/研究開発、水資源確保(再生水、海水淡水化) |
特に、水環境に関する世界のニーズに応えるため、主力製品を中心にグローバルな事業活動を展開しています。
メタウォーターの役職・キャリアパス
メタウォーターは中途採用に積極的で、さまざまな経験を持つ人材が能力を発揮できる環境が整っています。
また、実力や意欲に応じてキャリアの道が大きく広がる仕組みがあり、自分の可能性を伸ばしたい方にとって魅力的な職場です。
実力に基づく評価と昇格の可能性
昇給・昇格に関する具体的な制度(成果主義/プロセス評価など)の情報は公開されていませんが、メタウォーターは2008年設立と比較的新しい会社であり、若いうちから大きな仕事を任されることにより、仕事を通じて大きく自己成長できる環境があると紹介されています。
また、高専出身者が350人以上在籍し、新入社員から役員まで幅広く活躍している実績があるため、経験や実績が正当に評価される組織風土があると考えられます。
キャリア自律を支援するジョブ・リターン制度
メタウォーターは、社員のライフイベントやキャリア形成を支援するために、柔軟な制度を導入しています。2018年4月に導入されたジョブ・リターン制度は、その代表的なものです。
この制度は、育児、介護、配偶者の転勤、キャリアアップ(学校への入学、スキルアップのための転職など)を理由に退職した社員もしくは契約社員を再雇用する制度です。
さらに、在籍年数や退職後経過年数といった年数制限を一切設けず再雇用することで、外部で培った経験や知識を再びメタウォーターで活かすという、社員の自律的なキャリア形成を尊重する姿勢が表れています。
異動・配属に関する方針
異動は頻繁にはありませんが、社員ひとりひとりの意欲や経験・実績などを踏まえ、会社全体の活性化を図るために異動が行われることがあります。
メタウォーターの働き方・研修制度・福利厚生
メタウォーターは、「働きたい会社No.1を目指して」就業環境とダイバーシティの推進に取り組んでおり、社員が長期的に安心して働ける環境を整備しています。
充実した休暇制度と住居支援
休暇制度と取得実績
年間休日は120日以上。有給休暇は、入社初日から有給休暇が20日発生します(法律では入社半年後に10日発生)。
全社員平均有休取得日数は13.6日です。
出典:メタウォーター「数字で見る METAWATER」
柔軟なワークスタイル
メタウォーターではワークスタイル変革に取り組んでいます。入札に向けた社内Web会議を自宅で実施したり、資料作成をサテライトオフィスで行ったりするなど、先輩社員たちの柔軟な働き方が紹介されています。
手厚い住支援制度
入社時に住居が必要な社員に対して、手厚い家賃補助制度が設けられています。独身の場合、30歳の年度末まで家賃の8割が補助されます。
結婚後も40歳の年度末まで家賃の6割が補助されます。
特に実家が遠方で入社時に住居が必要な方には、入社3年目の年度末まで家賃の9割(東京10万円を上限)を補助する制度があります。
メタウォーターは、社員のライフプランをサポートするため、住宅財形貯蓄・一般財形貯蓄制度や、社員融資制度も設けています。
育児支援と体系的な教育研修
高い育休取得率
育児支援も充実しており、女性の産休・育休取得率は100%(全員復帰)で推移。
男性の育休取得率も2024年度に100%を達成し、平均取得日数についても72.5日となっていて、働き方改革に力を入れてきたことによる大きな成果を上げています。
出典:メタウォーター「数字で見る METAWATER」
体系的な教育研修
メタウォーターは、人材育成に力を入れており、社員のスキルアップを支援するための研修制度を設けています。
職種別・階層別研修に加え、「社員ひとりひとりのやる気」を後押しする選択型研修プログラムが充実しています。
メタウォーターのキャリア支援・育成制度
メタウォーターでは社員の意欲や主体性を尊重し、キャリア自律を促す文化が根付いています。
PPP部門の社員は、本人の主体性・積極性を尊重し、挑戦する機会を与えてくれる環境が整っており、自分のやりたい仕事ができると語っています。
外部経験の積極活用
2018年4月に導入されたジョブ・リターン制度は、キャリアアップ(スキルアップのための転職など)を理由とする退職者も再雇用の対象となるため、外部での経験をキャリアとして評価し、再びメタウォーターで活かすことを支援する柔軟な姿勢が示されています。
多様な人材の採用
メタウォーターは、エンジニアリング会社として「ヒト」を大切にすることを心掛け、外国人や留学生など多様な人材の活用に取り組んでおり、最近も外国人の採用実績があります。 選考は通常と同様のステップを踏んで行われます。
高専出身者への機会
工業高等専門学校の専攻科卒業予定者も応募可能であり、「学士号」を取得された方は大卒(学士)と同じ処遇となります。
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