
株式会社IHIに転職するには?難易度・中途採用情報と対策
株式会社IHIは、造船事業で培った技術力をもとに陸上機械、橋梁、プラント、航空エンジンなどの事業を展開しており、日本の近代化に貢献してきた企業です。
現在ではライフサイクルを通じた価値提供や、バリューチェーン構築の視点で、持続的な高成長を実現する事業への変革に取り組んでおり、そのために必要な「変革人財」の育成・獲得を積極的に進めています。
本記事では、IHIへの転職を検討されている方に向けて、同社の事業内容や求める人物像、働き方について解説します。
IHIはどんな会社?
IHIは1853年に創業した石川島造船所を起源としています。
同グループは総合重工業グループとして「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4つの事業分野を中心に新たな価値を提供しています。
同グループには「技術をもって社会の発展に貢献する」「人材こそが最大かつ唯一の財産である」という経営理念があります。
21世紀の環境、エネルギー、産業・社会基盤における諸問題を、ものづくり技術を中核としたエンジニアリング力で解決し、安全・安心を提供するグローバルな存在になることを目指しています。
同社は持続可能な社会の実現に向けて、燃焼時に二酸化炭素を排出しないアンモニア燃焼技術の開発を推進するなど、環境負荷の低減に取り組み、「自然と技術が調和する社会」の実現を目指しています。
IHIの中途採用方針・求める人物像
IHIは、モノカルチャーから真の多様性への転換を掲げ、多様なバックグラウンドを持つ人財とともに成長し、変革に挑むことを重視しています。
また、チャレンジを加速させる多様化をもたらす人財を求めており、高い専門性、さまざまな経験や能力を持った多くの中途入社者がそれぞれのフィールドで活躍しています。
中途採用では、設計(機械系、電気・制御)、開発(技術・研究・製品)、情報システム、品質などの職種で募集されています。
なお、2023年度の大卒従業員の採用者に占める中途採用者の比率は56.7%でした。
出典:IHI「数字で見るIHI」
求める人物像
IHIグループでは、変革へ挑戦する組織風土を醸成するための「求める発揮行動」として以下の4項目を挙げています。
- 課題設定:本質的な課題を設定する
- 挑戦:変革・創造に挑戦する
- 越境:多様な社内外メンバーと協働する
- 実践:実行し成果にこだわる
上記の発揮行動に加え、「高い専門性」「社会とお客さまのために」「倫理観とコンプライアンス意識」の項目を含めて「求める人財像」としています。
IHIの平均年収・年収モデル
IHIの平均年収は730万円〜830万円台で推移しています。
年度 | 平均年収 |
|---|---|
2024年度 | 813万円 |
2023年度 | 836万円 |
2022年度 | 793万円 |
2021年度 | 736万円 |
2020年度 | 766万円 |
出典:IHI「有価証券報告書」
※平均年収は出典情報をもとに千円台を四捨五入
IHIの会社概要と事業内容
会社概要
項目 | 内容 |
|---|---|
社名 | 株式会社IHI / IHI Corporation |
本社所在地 | 東京都江東区豊洲三丁目1-1 豊洲IHIビル |
創業 | 1853年(嘉永6年)12月5日 |
設立 | 1889年(明治22年)1月17日 |
資本金 | 1,071億円 |
従業員数 | 連結:27,990人(2025年3月末) |
事業領域と成長中の注力分野
IHIでは、道路や建物、交通システムから宇宙まで幅広く事業を展開しています。以下に4つの事業領域と製品についてまとめました。
事業領域 | 事業内容と製品 |
|---|---|
資源・エネルギー・環境 | 脱CO₂・循環型社会に貢献するために総合ソリューションを提供する。 |
社会基盤 | 安全・安心な社会インフラの実現に向けて、グローバルかつライフサイクルにわたり貢献する。 |
産業システム・汎用機械 | オペレーションの最適化をライフサイクルで徹底追求することによって、産業インフラの発展に貢献する。 |
航空・宇宙・防衛 | 航空エンジンのリーディングカンパニーとして空の交通を支え、環境負荷の軽減に貢献する。 |
IHIの役職・キャリアパス
昇給・評価制度
賃金改定は年1回行われます。
評価においては、期初に上司と部下で面談を行ったうえで年間の目標を設定し、月1回以上の1on1などで進捗を確認しています。
年度末には業績に基づき評価を行い、フィードバックを通じて次年度の改善につなげています。
会社業績への貢献や有益な発明、模範的な行動を表彰する全社表彰制度を設け、チーム単位での成果も評価しています。
また上述した「求める発揮行動」「求める人財像」も評価項目としており、評価結果を処遇や育成などに結び付け、従業員ひとりひとりの行動変容とそれを通じた変革実現を促進しています。
キャリアチャレンジ制度(グループ内公募)
同グループ内の求人が常時公開され、社員が自ら手を挙げて異動できる制度。面談で求人部門と応募者が合意すれば、異動が成立し、希望する業務に就くことが可能です。
IHIの働き方・研修制度・福利厚生
働き方
IHIグループでは、さまざまなバックグラウンド・多様な経験・異なる視点を持った人財が活躍できる環境を整備しています。
勤務形態
「フレックスタイム制度」および「裁量労働制度」が導入されています。いずれの制度も、対象者は担当業務の内容や職務の進め方に応じて個別に決定されます。
なお、裁量労働制が適用される場合の「みなし労働時間」は、1日8時間とされています。
在宅勤務
自宅などでのリモートワークとオフィス勤務を組み合わせた働き方が可能です。
家庭の事情に合わせて、会社が認めた場合に適用されます。
ドレスコードフリー
TPOに合わせた服装が選択でき、ジーンズやスニーカーなどのカジュアルな服装での勤務も認められています。(※工場勤務の場合は適用外の可能性あり)
休日・休暇
完全週休二日制。年次有給休暇は22日付与され、年末年始休暇、ゴールデンウイーク、夏季・盆に長期連休が設けられています。年次休暇の平均取得日数は19.78日と高い水準です。
福利厚生
効率的でより柔軟な働き方の実現を目指し、従業員が安心して仕事ができるようにさまざまな制度が用意されています。
- 独身寮・社宅
- 従業員持株制度
- 融資制度
- 財産形成助成制度
- 選択型確定拠出年金制度 など
上記以外に「福利厚生パッケージ」があり、宿泊施設や育児・介護・スポーツなど多様なサービスが割引料金で利用できる制度があります。
宿泊施設では、IHIおよび健康保険組合所有の保養所も利用可能です。
両立支援制度
チャイルドケア休暇
年次休暇(年22日)とは別に、子どもの育児・看護をするために使用できる特別休暇で小学校卒業までの子を養育する社員が利用できます。
育児休業・短時間勤務
育児休業は子どもが1歳到達後の4月末日まで取得可能です。保育園に入園できなかったなどの理由がある場合は最長3歳まで延長できます。
短時間勤務は小学校卒業まで利用できます。
育児アドバイザーサービス
フリーダイヤルによる電話相談や、専任アドバイザーによる面談・メール相談などが利用できます。
IHIのキャリア支援・育成制度
キャリア形成・能力開発支援制度
IHIでは社員ひとりひとりの多様性を尊重し、チャレンジできる環境を整えたうえで自律的なキャリア形成を促しています。
キャリア・デベロップメント・プログラム(CDP)
ひとりひとりが自分の描くキャリアの実現に向け、キャリアプランを作成し、成長に向けたチャレンジについて年1回必ず上司と面談を行い、具体的なアクションにつなげています。
キャリア形成支援研修
キャリアの振り返りやライフプランを踏まえ、今後の展望を考える「キャリアデザインセミナー」を節目ごとに実施。
また、キャリアプランの実現を支援する上司に「キャリアマネジメントセミナー」を行い、サポート力強化に取り組んでいます。
社内副業制度
新事業アイデアの創出を目指し、自身が取り組みたいテーマについてエントリーのうえ、就業時間の一部(5%~20%)を自由に使って取り組むことができる制度。
エントリーした社員にはアドバイザーによるサポートが行われ、発展性が見込まれる場合は、本格的な事業化も検討されます。
セカンドジョブ制度(兼業制度)
社内外でのさまざまな経験を通じた知識・スキルの獲得、多様な働き方の実現を目指し、他社での雇用やフリーランスでの就業を認めています。
研修
社員ひとりひとりの成長に合わせた「選択型研修」ではテクニカルスキル・ビジネススキル・コミュニケーションスキルなど300以上の講座があり、多数の社員が活用しています。
そのほかには、「職位別研修」や「プロフェッショナル研修」、「経営人材育成研修」などが用意されています。
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