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類を見ない独自文化で「働きがい」ランキング1位に。ディスコが貫く、社員の熱意に報いる組織づくり
半導体製造に不可欠な「加工」に特化し、精密加工装置で世界シェア7割超を誇る株式会社ディスコ。同社の強さは技術力のみならず、「高い働きがいを持てる」風土にあります。社内通貨「Will(ウィル)」など独自の仕組みが根づき、2026年版「働きがいのある会社ランキング」では1位を獲得。なぜ高いモチベーションを保てるのか。キャリア採用者はどう馴染むのか。人事担当に伺いました。
採用グループ中途採用チーム
大槻 諭(おおつき・さとし)さん
チームリーダー
2005年に飲料メーカーに入社。その後人材サービス会社を経て、2011年ディスコに転職。入社後は一貫して採用業務に携わる。
高橋 みなみ(たかはし・みなみ)さん
2020年新卒入社。入社後は一貫して中途採用業務に携わる。
なぜ「社内通貨」が存在するのか。高い「働きがい」の理由
Q:御社の事業の強みと、その基盤となっているカルチャーについてお聞かせください
大槻さん:当社の最大の強みは、「切る・削る・磨く」という3つの加工に事業を特化し、装置から消耗品まで一貫して開発・製造・販売している点です。経営資源を3つの技術領域に集中することで、世界のお客様からの揺るぎない信頼をいただいています。

「Kiru、Kezuru、Migaku技術」に特化した装置と加工ツールの販売で世界をリードする同社
半導体はこれからの社会を支える重要なインフラでありつつ、まだまだ研究開発余地のあるチャレンジングな領域でもあります。キャリア入社の方にはご自身の技術力や知見を活かして、この社会貢献度の高い事業を発展させてほしいと考えています。
高橋さん:この強固な事業を牽引している原動力が『DISCO VALUES(ディスコバリューズ)』という企業理念です。これは単なるスローガンではありません。この理念を浸透させるため、全社員が年1回の半日研修や、階層別の合宿研修を行うだけでなく、経営陣が月に1回、議論の時間を確保し、アップデートを繰り返しています。
――毎月ですか!非常に本気度が高いと感じます
高橋さん:その通りです。社員が理念に本気で向き合い続けているからこそ、当社の制度は形骸化することなく、ひとりひとりの働きがいを支える『生きた仕組み』として機能し続けているのだと思っています。

Q:御社を象徴するユニークな制度として、社内通貨「Will(ウィル)」などがあります。これらはどのように社内に根付いていったのでしょうか
大槻さん:部署単位でのWill制度の導入は20年以上前(※)で、個人間でのWillが導入されたのが2011年です。賞与の増減にも直結する管理会計はあまりに独自性が強かったため当初は反発も少なくなかったと聞いていますが、ここまで定着させることができたのは、DISCO VALUES同様、経営層や意義を理解した社員が「会社を良くするために必要な施策だ」という強い信念を持ち、本気でやり抜いているからです。
(※)2003年に部署単位のWill制度が導入された

――そこまで強い信念で導入した「Will」。狙いは何なのでしょうか
大槻さん:これらの制度の根底にある狙いは、一貫して社員が「働きがい」を感じられる風土を作ることです。言い換えるとそれは「頑張っている社員を、“しらけさせない”」ことだと捉えています。例えば「Will」により、コピー取りから大規模な開発まで、社内業務のほとんどに価格がつけられ、取引されます。難易度の高い業務や、多くの社員を巻き込み組織に貢献する業務は価格が跳ね上がります。これにより自分の生み出す価値が可視化され、難易度や貢献度の高い仕事をした人がフェアに報われやすくなるのです。
その他にも日々の業務改善をプレゼン対戦で競い、Willを稼ぎつつ自身の「段位」を上げていく「PIM」や、経常利益率に応じてボーナスが決まる透明性の高い賞与制度など、当社には「頑張ったのに評価されない」といった“しらけ”を徹底的に少なくする仕組みが数多く存在します。そして制度は作って終わりにするのではなく、現場で働く社員の声や実態を反映しながら、常にアップデートし続けています。
高橋さん:改善を繰り返した結果、弊社は従業員へのアンケートなどをもとに約700社から選出する「働きがいのある会社ランキング」(大規模部門)で直近18年連続ランクインし、2026年版では1位を獲得することができました。

キャリア採用者は文化に馴染める?あえて「求めない人材」も公表するワケ
Q:1位おめでとうございます!一方、キャリア入社の方はそうした独自のカルチャーにスムーズに馴染んでいけるのでしょうか?
高橋さん:その点はご安心ください。当社の社員は約半数がキャリア入社であり、多様なバックグラウンドを持つメンバーが第一線で活躍しています。中途入社者が多い分、つまずきやすいポイントも把握しているので、わからないことは何でも聞いていただける環境です。

大槻さん:もちろん、入社直後は独自のシステムやスピード感に戸惑うこともあるかと思います。そこで現場でのOJTに加え「中途メンター制度」を設けています。これは、先輩が自らのサポートに「Will」で価格を設定し、新入社員が対価を払って指導を受ける仕組みです。「ここにもWillが必要なのか」と驚かれるかもしれませんが、指導側はボランティアにならず本気で育成に向き合え、受ける側もより真剣に吸収しようとする主体性が生まれます。 何より入社直後からWillで取引をすることが、Will活用の実践の場を提供することにもなっています。
当社は「社歴」や「役職」ではなく「生み出した価値」で評価される極めて透明でフラットな環境です。暗黙の了解や年功序列といった見えない壁がないため、一度ルールの意図さえ掴んでしまえば、むしろ圧倒的なスピードで実力を発揮し、正当に報われる環境だといえます。

大田区にある本社11Fにはプールも!このほかジムも完備されており、多くの社員が始業前や終業後、業務時間中にリフレッシュ休憩を使って利用している
Q:なるほど。意欲の高い方にとって最高の環境ですね。キャリア採用の方にはどのような人物像を求めていらっしゃるのでしょうか
大槻さん:半導体業界は日進月歩のテクノロジー産業であり、非常に変化の激しい環境です。当社の仕組みや制度も常にアップデートを続けていますから、前職でのやり方や固定観念を一度まっさらにし、柔軟に変化を受け入れ、むしろそれをエキサイティングに楽しめる方は当社での働き方に合っているのではないかと思います。
また、当社では「求める人物像・求めない人物像」をあえて率直な表現を使って公表しています。

その根底にあるのは、「全力で仕事をしたい」「徹底的にプロとして頑張りたい」という熱意を持った方々に、最高の環境で報いる組織であり続けたいという強い想いです。
現在、当社の従業員数は7,000名を超える規模となりましたが、今でも必ず選考フローの中に「社長面接」を設けています。これはトップダウンで評価を下すためではなく、私たちが同じ志を持って高め合う「同志」を求めているからです。アンドプロのコンサルタントさんもこの点は熟知されていますので、ぜひ候補者様も気になる点があれば尋ねてみていただきたいですね。
当然前職のネームバリューなどは関係ありません。選考では、これまでの経験や仕事への向き合い方、課題解決へのアプローチなどをじっくりと伺いたいです。半導体業界以外からの転職者も7割以上ですし、技術者に限らずさまざまな職種でも求人があります。「とことん仕事をしたい」という方のご応募をお待ちしています。

給与体系の圧倒的な「透明性」とキャリアの「自由度」
Q:評価やキャリア形成の面でも、非常に高い「透明性」と「自由度」があると伺っています
高橋さん:はい。「透明性」や「自由度」は社員に報いる重要な要素だと捉えています。例えば先ほども申し上げた、会社の経常利益率に応じた賞与支給の計算ロジック公開。会社の業績が良いのに社員に還元されない、といったブラックボックス化による不信感を排除し、Will制度もあわせて報酬体系は非常に透明性が高い状態です。
昇進・昇格といった長期的なキャリア概念も同様です。当社では等級と役職が紐付いていません。等級が上がってもマネージャーにならず、現場の最前線でスペシャリストとして専門性を極め続けることもできますし、逆に等級が低くても周囲からの信頼があればマネジメント業務に挑戦することも可能です。
さらには「異動の自由」。自分が異動したいと思ったタイミング(※)で、希望異動先の部署との合意さえ取れれば、自由に異動できる制度です。会社都合で異動を打診する場合も、しっかりと対価となるWillが提示され、交渉も可能です。

――社員それぞれのキャリアにおける自由が「Will」の仕組みの上に担保されているのですね
大槻さん:仰るとおりです。「この会社で10年後どのようなキャリアが築けますか?」というご質問をいただくこともあるのですが……実は返答に困ってしまうんです。
高橋さん:確かに、一律のモデルケースを示すのは難しいですよね。
大槻さん:はい。7,000人以上の社員が描く「働きがい」や「得たいキャリア」は人それぞれです。画一的な制度でその一つ一つに応えることは残念ながら出来ません。しかし、「Will」の仕組みの上で徹底的な透明性と自由度があることで、ひとりひとりが周囲と協力して信頼を得ながら「本当にやりたいこと」を自ら選び取り、理想のキャリアをデザインしていくことができるのです。
だからこそ私たちは、先程のご質問に「あなた次第でどのようなキャリアでも築けますし、会社は自らの意思で思う存分挑戦する方に、全力で報いる環境を用意しています」とお答えするようにしています。キャリア入社の方にも、これまでのご経験や前例といったリミッターを一度外し、ご自身の意志で可能性を追求していただきたいですね。

大森海岸駅徒歩2分という立地ながら開放感あふれ、設備が充実する同社社屋
半導体産業の「働きがい」とディスコでできること
Q:最後に、この記事を読んでいる候補者の方々へメッセージをお願いします
大槻さん:世界情勢など外的環境の変化も多い時代ですが、長期的な視点で見れば半導体需要は揺るぎがなく、何より私たちは長く「強い組織づくり」に取り組んできました。当社の「切る・削る・磨く」という技術は、半導体製造において欠かすことのできないプロセスです。ご自身が手がけた仕事が、世界中の人々の生活を便利にし、未来を豊かにしていく。半導体業界は、インフラ的でありながら新しい技術や手法にどんどん挑戦していける、極めて稀有でエキサイティングな環境です。ぜひワクワクする気持ちを持って飛び込んできてもらいたいと思います。
高橋さん:私たちは、「働く」ということを人生の「生きがい」にしたいと本気で願う方をお待ちしています。自分のやりたいように思う存分、本気で働きたい。私たちは、そうした皆さんの熱意に対し、最高の制度と環境を用意しています。ぜひ、あなたの情熱を、ディスコというフィールドで存分に発揮してください。
文:酒井 悠一(アンドプロ編集部)/撮影:イワモトアキト
株式会社ディスコ 関連情報
数字で見る、ディスコの「採用」と「働き方」

ディスコ社を担当するコンサルタントの大野(中央)と登壇者のお二人
Q:数ある支援会社の中で、なぜアンドプロをパートナーに選ばれているのでしょうか?
当社のカルチャーや求める人物像を的確に理解されている点です。時に、弊社の独特なカルチャーについて「このように説明したいんです」と逆提案を下さることもありますよね。ディスコ社員に限りなく近い熱意で候補者様へ魅力を伝えてくださっており、とても信頼しています。(高橋さん)
Q:アンドプロ経由の候補者様について、選考プロセスや採用において何か特徴や違いを感じることはありますか?
何と言っても内定辞退率が非常に低いことです。これは「経験が活きるのだろうか?」「社風が合うのか?」といった選考中の候補者様の疑問を丁寧に解消し、心からの納得感を持った上で意思決定をサポートしてくれるからだと感じます。
ぜひこれからも、候補者様に寄り添い、しっかりご本人に合った転職を支援していただければと思います!(大槻さん)
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