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時代の最先端を、実車へ。ボッシュ日本拠点が主導する「世界戦略」と、エンジニアが主役になれる理由
2026/5/11

時代の最先端を、実車へ。ボッシュ日本拠点が主導する「世界戦略」と、エンジニアが主役になれる理由

自動車がハードウェアからソフトウェアへと移り変わっていく時代の節目にあって、業界をリードし続けるボッシュ。ドイツに本社を置くメガサプライヤーのなかで、今後は特に日本拠点が開発の最前線基地としてカギを握るといいます。その中心であるクロスドメイン(XC)事業部をけん引し、採用も担当する喜家村さんに、日本に軸足を置きながら世界市場と渡り合えるボッシュならではのやりがいや、求める人材像などについてお聞きしました。

お話を伺った方

喜家村裕宣(きやむら・ひろのり)さん
クロスドメイン コンピューティングソリューション(XC)事業部 ADAS技術・製品開発統括

1982年生まれ。外資系通信機器メーカーにて組み込みソフトウェア開発やチームリーダーを経験後、2015年1月にボッシュへ中途入社。パッシブセーフティ部門でエアバッグECUのアルゴリズム開発、プロジェクトマネージャーを歴任。2021年よりADAS(先進運転支援システム)部門へ異動し、2024年より日本国内のADAS技術・製品戦略を統括する現職に就任。

開発の最前線が日本主導へとシフト。エンジニアの好奇心をかき立てる戦略的転換点

Q:日本拠点における「役割」に大きな変化があったそうですね

今年度から明確に日本国内でも技術・製品戦略をドライブできるよう、テクノロジーマネジメントと製品開発の統括という二つのポジションが設けられました。これまではドイツ本社を軸としたグローバル体制のもとで事業を進めてきましたが、そのなかでも日本のお客様のプレゼンスは非常に高く、 日本からしっかりと発信していく必要があるためです。日本からグローバルをリードしてほしいという期待の表れだと捉えています。

本国の決定を待つのではなく、日本独自の戦略を立て、それをグローバルへと波及させていく。日本に主導権があるこの環境は、エンジニアにとって非常にエキサイティングな分岐点になると考えています。

Q:ソフトウェアが車の価値を定義する「SDV」へと、業界全体が大きくシフトしています

もはや単体製品の供給で完結する時代ではありません。車両全体の機能をいかにソフトウェアで統合し、新たな体験を生み出すかという議論をしています。そこでボッシュが大切にしているのは、お客様が各レイヤーで最適なものを選択する「ベスト・バイ(Best-Buy)」の考え方です。

ボッシュは、安全性能装置やコンポーネント、ECUなどあらゆるレイヤーで高品質なアセットを持っています。丸ごと請け負う「ターンキー」はもちろん、他社製品と組み合わせて共同開発する柔軟性も持っています。お客様が描く未来の車を形にするために、黒子として支えることもあれば、技術の先導役になることもある。この柔軟性が、ボッシュがSDV時代において選ばれ続けるための鍵であり、強みにもなると考えています。

「グローバル基準」と「日本品質」の交差。ボッシュでしか味わえない開発の面白み

Q:外資のサプライヤーであるボッシュが日本市場で果たしてきた役割・価値をどう捉えていますか

私は外資系通信機器メーカー日本支部を経て、 2015年にボッシュに入社したのですが、最初はエアバッグの開発に従事しました。当時、日本のお客様の多くは、非常に強固な国内の繋がりの中で開発を完結されていました。優れた品質を誇る一方で、それゆえに開発が独自進化を遂げすぎてしまい、グローバル展開におけるコストや共通化の面で課題を抱えられるケースも増えていました。

ボッシュには、世界中のあらゆる法規に適合した製品を量産してきた圧倒的な実績と知見があります。「グローバルな基準で見るとこう解釈すべきではないか」という議論を、日本のお客様と同じ熱量、同じ目線で徹底的に議論しました。そうすることで、「ボッシュと一緒にやれば、世界で戦える最適解が見つかる」という信頼関係を一つずつ築いていけたと考えています。これは、日本のお客様が持つ高品質へのこだわりと、私たちのグローバルな知見が交差して初めて成立する共創のプロセスですし、ボッシュでしか味わえない面白みだとも思います。

Q:現在はXC事業部の採用とともに、技術戦略も統括されています

現在、私たちの技術開発の軸は間違いなくAIにあります。ほんの数年前までは、日本国内でもAIをどこまで信用していいのかという慎重な姿勢が目立ちました。しかし、現在は中国勢をはじめとするグローバルな競合が凄まじいスピードで進化するなかで、日本のお客様も「いかにAIを取り入れ、新たな価値を創造していくか」を非常に前向きに考えられています。

Q:特に自動運転に関しては中国での技術革新が目覚ましいと聞きます

ボッシュは中国をいわば「プルービング・グラウンド(最先端の試験場)」として活用する戦略をとっています。現地の凄まじいスピード感のなかで技術を磨き、量産実績を積み上げ、そこで得た確信とノウハウを、日本を含むグローバルなお客様に展開する。これは今のボッシュにしかできない強みです。

私自身、中国で自動運転の最新システムを体験しましたが、人も車も入り乱れるような繁華街でもAIが自律的に判断し、安心して身を任せられるレベルに達していることに衝撃を受けました。技術者としての実体験があるからこそ、日本のお客様にも自信を持って技術の価値を語ることができます。

管理職だって子供のお迎えに。自律したキャリア形成を、柔軟な働き方が支える

Q:日本で100年以上の歴史がある外資という立ち位置ですが、社風についてはどのような特徴がありますか

ボッシュの社風は「外資と日系の間」という感じがします。大前提として福利厚生を含め、社員に対するケアは非常に手厚いです。一方で日系企業に比べて自律という側面は強く求められると思います。

特にキャリア採用に関していえば、現在は量産プロジェクトを前進させていくなかで、どうしても即戦力が求められます。ボッシュには「リーディング・マイセルフ(Leading Myself)」という言葉がありますが、教育支援や研修などの制度は充実しているので、それらを活用しながら自分で自分を導いていくことが必要になります。

キャリアについても同じで、誰かに与えられるものではなく、自分自身で責任を持って創り上げていくという考え方です。自分が何をやりたいかを上司や人事とオープンに話し合う仕組みが機能しています。もちろん会社都合による人事もありますが、本人の意思や意向を無視したものはまずありえません。

Q:喜家村さんは管理職ですが、ご自身を含めた社員の働き方に関してはどうですか?

私には現在5歳と9歳の子どもがおり、送迎や習い事などで家庭の比重が大きくなる時もあります。在宅勤務も活用しますし、例えば18時で仕事をいったん切り上げ、家事育児を終えたあとに残務をしたりと、かなり柔軟に時間を使っています。

コアタイムなしのフレックス制となっているので、極端な話(月間の規定時間を満たせば)1日1時間しか働かない日があっても、有休にはなりません。この自律しているからこそ得られる自由と、それを支える周囲の理解は、非常に素晴らしい文化だと実感しています。

エンジニアとして、歴史の転換点に立ち会う興奮をともに

Q:技術競争が激しくなるなかで、ボッシュが求めているのはどのようなエンジニアですか

求める軸は2つあります。1つは先行開発において、グローバルメンバーと対等に議論し、発言できる「技術的なプレゼンス」を持った人。もう一つは量産開発において、 自分の責任範囲をリリースまで完遂できる「ドライブ力」を持った人です。特に日本のお客様はクオリティへの要求が非常に高いため、プロセスの裏にある意味を理解した上で綿密なフォローができる、粘り強いエンジニアを必要としています。

Q:英語力が必須とのことですが、どれ程度のレベルが求められるのでしょうか

例えば部長陣みんなが英語堪能かというと、そうでもありません。採用でも二次面接は基本的に英語で行いますが、求めているのはネイティブのような流暢さではなく、「相手に伝えようとする意思」と「コミュニケーション力」です。その方の技術力や経験の評価が高ければ、英語力に関しては入社後に追いついてもらうという判断をすることもあります。

Q:最後に、ボッシュへの転職を検討している方へメッセージをお願いします

私の個人的な実感としては、日本国内においてボッシュのような会社がパートナー的な立ち位置で、自動車業界がどうなるのか、どうしていきたいのかという部分を話していくことを求められていると感じています。

ニュースを騒がせているような最先端のAI技術が、いまや遠い世界の事ではなく、そのまま車という実機に搭載されるフェーズに来ています。これまでの「あらかじめ決められた数値で動く機械」から、「AIが自分で考えて状況に対応する知能」へと変わりつつあります。かつてのクラシカルな制御の時代とは、興奮の度合いが違います。

ボッシュは世界中の知見が集まる場所であり、自分が望めばいくらでも新しい技術を学び、それを実際の製品に落とし込んで世に出していくことができます。ぜひ思い切って、飛び込んできてほしいです。

文:佐藤 将人(アンドプロ編集部)/撮影:番場 一浩

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ボッシュ 関連情報

数字で見るボッシュ社

圧倒的なスケールと未来への巨額投資

  • グローバル売上高:約15.4兆円(915億ユーロ)
  • 研究開発費:約1.2兆円(73億ユーロ/年)※売上高の約8%を研究開発に投資
  • 従業員数:約43万人。日本国内でも約6,400人が活躍
  • 有休消化率:約100%
  • 柔軟な働き方:コアタイムなしのフレックス制、リモートワーク制度
  • 平均残業時間:月10時間
  • 自律的キャリア形成:社内公募制度(内募制)

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1カ月で景色が変わる、最先端のど真ん中で。ボッシュで体感する技術者としての真の裁量と高揚感
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