【2025年下期】内部統制・内部監査の転職市場トレンド | 年収やキャリアパスも徹底解説
- 40代以上のベテラン層に高ニーズ
- 計画立案から現場フォローまで担える人材を重視
最新 内部統制・内部監査の転職市場 全体像と将来性

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年収を上げたり、専門性を高めるにはどうしたらいいかな?

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内部統制と内部監査は、ガバナンスを強化する企業が増えている今、とてもニーズが高い職種です。スキルを磨けばキャリアも年収もアップしますよ。最新の動きを見ていきましょう!
内部統制・内部監査の転職市場トレンドが「売り手市場」の理由

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まずは「売り手市場」の背景について押さえておきましょう。
内部統制と内部監査は企業ガバナンスの重要度が増す近年、部署の新規立ち上げや人員増強で求人が増えています。

監査の範囲は会計・業務フローのみならず、DXのルール整備・運用にも対応が求められます。
高度な専門知識と改善まで導くリーダーシップが求められるために人材が限られ、求人が多い 「売り手市場」 が続いています。
内部統制・内部監査の求人が増えた背景
※出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「中小企業のDXに関する調査」
内部統制・内部監査の求人トレンドは?
経験豊富なエキスパート
→監査の企画、指導、改善まで一貫した監査を経験した人材にニーズ
今、求められている人材は、ガバナンス関連部門の新規立ち上げや業務拡大を推進してくれる即戦力。
社員指導が伴う業務の特性上、40歳以上のベテラン層の採用ニーズが最も高くなっています。
20代~30代前半を中途採用する場合は「ポテンシャル重視の採用」となり、社内での円滑な指導が可能な高度なコミュニケーション能力を求められます。
転職希望者の年齢割合

2025年上半期に内部統制・監査で転職を希望された方の年齢比を見ると、40代~50代で6割を越えています。
若年層で経験のある人材が少ないことに加え、企業側もスキルを有するベテラン層を求めており、実際に40代以上の方が多く採用に至っています。

不足スキルは業務のなかで補えればOK。全てを完璧に伸ばす必要はありません。強みを最大限にアピールしましょう!
内部統制・内部監査 分野ごとの専門性と求人ニーズ

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監査にも色々あるけど、それぞれどんな経験や能力が求められますか?

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共通して大切なのは「リスク発見力」ですが、それぞれの業務内容は異なり、求められるスキルや経験も違います。くわしく見ていきましょう!

✓業務監査で二ーズのある経験・能力
CIA資格、現場プロセスの定量化経験など。

✓J-SOX監査で二ーズのある経験・能力
公認会計士資格、IPO・連結決算などの上場企業レベルの決算経験など。

✓IT監査で二ーズのある経験・能力
CISA資格、クラウドセキュリティーの構築・運用経験など。
大企業は分業、中堅企業は全般担当
大企業では、各監査を専門チームが分担し、一分野を深める働き方が主流です。
中堅・中小、IPO準備企業などでは少人数で多くの監査をこなすため、IT・財務・業務を横断できるゼネラリストが重宝されます。
IT監査、J-SOX監査は業界間転職が容易
業務監査は、業界ごとの商慣習など企業間で適応すべき事項が多い一方、会計ガバナンスや、ITリスクマネジメントは普遍的なスキルのため、異業界での転職がしやすくなります。
内部統制・内部監査を積極採用中の企業・業界は?

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求人の絶対数は多くないものの、幅広いニーズで人材が求められています。

「IPO を控えた企業」、「海外展開を進める製造業」、そして「DXを推進する企業」の3つで特に求人が増えています。経験豊富なベテランだけでなく、ITや海外対応の経験やスキルを持つ場合、若手にも大いにチャンスがあります。
内部統制・内部監査の平均年収は?キャリアパスは?

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やっぱり年収は上げていきたい…どんなキャリアパスを目指せばよいかな?
内部統制・内部監査 年収の目安

内部統制・内部監査の年収は企業規模・スキルなどの掛け算で大きく変動します。人材不足で全体相場が底上げされており、専門性の高い人材は、昇進や転職で待遇改善が実現しやすい状況です。
内部統制・内部監査で転職を希望した人の年収は?

※1 アンドプロ調べ
出典※2:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」正社員(正職員)の平均給与
2025年上期に当社のサービスで転職を検討した内部統制・内部監査の方は平均年齢が45.3歳ということもあり、平均年収は約844万円と非常に高い水準にあります。その中でも高い専門性を持った人材は待遇改善につながる転職に成功されています。

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希望に合ったキャリアを歩むために、ご自身の業務の中で、どのように専門性を身に着けていくか、戦略を立てていくことも重要です。
内部統制・内部監査職のキャリアパスと年収UPの方法

大手企業を除き、内部監査のキャリアは多くの場合、他部署からの異動で始まります。
監査計画から改善提案までを一貫して担えるようになる30代以降に市場価値が大きく高まり、その後はマネジメントへ進むか、会計・IT・海外取引などの専門領域を深めてスペシャリストとして活躍する流れが一般的です。
より経験を積んでいきたい場合

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内部監査・内部統制として専門性を高め、よりよい待遇を目指す方法を挙げていきます!
1資格を取得する
転職において若年層の場合、業務経験だけでは評価につながらない場合があります。公認会計士や内部監査の国際資格であるCIA、CISAを取得することでスキルの証明となり、業務指導にも説得力があるとみなされるようになります。
2海外の監査を経験する
海外は商習慣とともに監査基準も違うため、同じ地域にビジネスを展開したい企業にとって、経験者のニーズは高くなります。
3監査工程の上流から下流までを経験する
年間監査計画の立案から現場フォロー、経営陣へのレポーティングなど全工程に関わった人材は転職市場において非常に高い評価を受けやすい傾向です。
専門性を高める業務は、企業によって経験するのが難しい場合もあります。そうした業務がある企業へ転職を検討するのもひとつの手です。
内部統制・内部監査で理想の転職をかなえるには

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企業側が転職者に求める実績やスキルは何なのでしょうか?

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採用担当者が求めている人物像を、評価ポイントから見ていきましょう!
書類選考で重視される点
大前提:正確な書類記入

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書類選考では「経験業務がどの範囲までか」を記し、各ポイントでの実績を定量化してアピールすることをおすすめしています!

経験豊かな人材を求めるため、企業側が求めるスキルや経験を十分に有していれば、転職回数の大小は評価に大きく影響しない状況です。
評価される資格
内部統制・内部監査の転職は実務経験に加え、資格を持っていることで有利に働く場合が多くあります。さらなるキャリアアップを目指す場合、現在の業務時間と調整しながら取得を検討してもよいでしょう。

外資系や海外に子会社を持つ企業には高待遇な求人が存在します。それらの必須要件である英語能力を身に着けることにより、キャリアの可能性はさらに広がります。
面接選考で重視されること

面接選考では
- 採用企業で必要な課題発見力があるか
- 事象をわかりやすく説明できるヒューマンスキル
- 周囲と連携できる業務プロセスの構築力
などを会話のなかで確認します。
実際の業務での課題解決アプローチなどを整理しておくとよいでしょう。
特に問われるのは「課題を発見し、改善につなげた実績」です。実際の監査でどのようなプロセスで課題を特定し、現場改善に結び付けたか、具体的なエピソードを語れるようにしておきましょう。
内部監査・内部統制で希望をかなえた転職は?年収100万円UP事例は?

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気になる求人があっても、どうアピールするのが効果的かわからないな…

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企業側のことも熟知しているプロに相談することをおすすめします! 数ある求人のなかから希望に合ったものを見つけられた方々をご紹介します!
直近の転職実例から、希望がかない、採用に至ったポイントを解説します。


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年齢に対して監査の現場経験が豊富でコミュニケーション力も高い方でした。企業は当初もう少し年上の人材を想定していましたが、書類で強みをしっかり示したことで内定につながりました。


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15年ほど数名で監査を担当し、計画の立案から現場フォロー、経営者プレゼンなど全ての工程を経験した実績をお持ちの方。経験を体系化して整理したことでホールディングス化を予定している採用企業のニーズと合致し、年収UPで内定を獲得しました。
企業側のニーズを把握し、ご自身の経歴や実績を的確にアピールすることが重要です。
次に転職を成功させるのはあなたの番です!
あなただけの「理想のキャリア」を描き、実現したい
私たちがご提供したいのは、転職という“手段”そのものではありません。
化粧品業界を熟知したプロとの面談を通じて得られる気づきと、そこから未来の設計図を描いていく体験です。
採用企業側とも一気通貫で向き合う専任コンサルタントが、あなたの“専門性”と可能性を丁寧に言語化。
転職をしない選択肢までも含め「最も輝ける道」をご提案いたします。
望む働き方も、叶えたい生き方も――。
私たちは同じ目線で、心を込めて伴走します。

管理部門専門のコンサルタント。豊富な企業情報を持ち、求職者の強みや転職軸を深く理解した上での納得感の高い支援を得意とする。ハイキャリア・エグゼクティブ支援の経験を持ち、ご支援人数は累計100名以上。