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2026年上半期
税務転職市場トレンド徹底解説
2026/3/17

【2026年上半期】税務の転職市場トレンド|資格や年収、キャリアや将来性、おすすめ転職先まで

今期はここがポイント
転職のしやすさ
求人数
増加
  • 国際税務など高度な経験を持つベテランのニーズ増
  • 若手不足で今後も売り手市場」が続く見込み

最新・税務の転職市場 全体像と将来性

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税務として年収を上げたり、専門性を高めたりするにはどうしたらいいかな?

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経営に欠かせない税務職のニーズは拡大中で「売り手市場」キャリアアップや年収アップも可能です。本記事で転職市場の最新トレンドを解説します!

税務職の転職市場トレンドが「売り手市場」の理由

現在、大手企業を中心に税務職の求人が増加傾向です。

事業成長を目的とした海外でのM&Aや現地法人の立ち上げが進み、ビジネスは複雑化しています。そのため、国際税務(移転価格税制、BEPSなど)を中心に税務リスクヘッジのニーズが高まり、税務の重要度が高まっているのです。

税制は改正・変更が多く対応が複雑なため、財務会計中心の経理人材だけで高度な税務業務に対応するのは困難です。そのため、税務に特化した人材のニーズが高まっていますが、適合する人材自体が少ないため、転職市場は「売り手市場」となっているのです。

税務の求人が増えた背景

① 国内外M&Aの増加
① 国内外M&Aの増加
  • M&Aなど企業間のグローバル取引が増える
  • 税務リスクヘッジの需要が高まる
② 若手税務人材の不足
② 若手税務人材の不足
  • 税務志望者の減少+偏った年齢比
  • 若手人材の獲得はますます難化する見込み
③ 税務コンプライアンス強化
③ 税務コンプライアンス強化
  • 企業の社会的責任が高まる
  • 税務リスク回避のため、専門人材のニーズUP

※1 2024年の件数/出典:中小企業庁「2025年版 中小企業白書」
※2 出典:国税庁「統計年報 令和6年度版」
※3 出典:日本税理士連合会パンフレット「税理士になろう」(令和5年9月作成)
※4 出典:国税庁「令和5事務年度 法人税等の調査事績の概要」

転職市場での税務人材の求人トレンドは?

税務業務の複雑化と将来に向けた人材確保という課題を、多くの企業が抱えている現在、税務人材は好待遇での転職が叶いやすい状況です。

転職市場のトレンドとしては、「希少な若手の経験人材」「経験豊富なベテラン」という2つの層が挙げられます。

若手層の求人トレンド

  • 税理士事務所、会計事務所等で小規模ながらクライアントの月次・年次決算の取りまとめに加えて税務申告(法人税、消費税、地方税)業務を一通り経験している20代の人材。
  • 事業会社内において税理士提出用の税務申告データの準備・チェック業務の経験がある20〜30代前半の人材。

ベテラン層の求人トレンド

  • 国内の税務申告に加えて、国際税務(移転価格税制、BEPSなど)の経験もある40代以上の人材。
歓迎される3つのスキル|(1)英語力:TOEIC750点以上/海外税務署とのやりとりなどで重宝|(2)デジタルツール:データ申告、管理などで業務効率化を推進できる人材にニーズ|(3)プレゼン能力:経営判断につながる情報の円滑な共有力があれば、社内外で活躍の場が増える
Point!

上記のスキルすべてが求められるわけではありません。不足しているスキルは業務の中で補っていけばOKです。採用選考では、ご自身の強みを最大限にアピールしましょう!

税理士事務所での経験も評価される?

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税理士事務所、事業会社での業務経験は、それぞれ評価されるポイントが異なります。これまでの経験に照らし合わせてご自身の強みを探ってみましょう。

税理士事務所・会計事務所、税理士法人

税理士監督下で、法人から個人事業主までさまざまな税務会計や財務会計に関わります。一般的に規模は小さめですが、年次決算の取りまとめから税務申告までの一通りの流れを早い段階で経験している点が評価される傾向です。

また、クライアントワークのため、折衝経験が豊富で、時間・量ともにタフに業務をこなしているケースも多く、人物面の期待もされやすいといえます。

2事業会社の税務

事業会社の場合、一般的に中堅規模くらいまでは財務会計と税務会計(税理士外注を含む)を兼務し、企業規模が大きくなるにつれ税務会計専門の担当として申告業務まで行う傾向が強くなります。

加えて、大手であればM&Aや国際税務(移転価格税制やBEPSなど)の経験を積むチャンスもあります。特に、海外展開している企業で国際税務の経験を積んでいる場合は、同様に海外展開している大手企業から高い評価を受けるケースが多いです。

税理士法人/税理士事務所のいい点:早期のスキル獲得が可能|悪い点:激務になりがち|向いている人:税理士として独立を目指す人|事業会社税務のいい点:安定した職場環境|悪い点:経験の幅が限定的|向いている人:安定してスキルアップしたい人
税理士法人・事務所からの転職は若手有利

事業会社では20代のうちは財務会計業務がメイン。そこで一定の経験を積んだ後に税務会計担当に異動するケースがほとんどです。そのため、規模は小さいかもしれませんが、税務会計の経験が豊富な税理士法人・税理士事務所出身の若手は重宝されやすい傾向です。

公務員からの転職は「税目」が重要

国税庁・国税局・税務署からの転職希望者も増加しています。事業会社では国税(主に法人税)を扱った経験が重視される傾向です。一方、所得税など個人向けが中心の場合は評価を受けにくいので注意が必要です。

税務を積極的に採用している企業・業界は?

企業タイプ別採用傾向|IPO準備中の企業(戦略的リスクヘッジ・汎用スキル重視):申告実務経験/税務ガバナンス設計のスキルが必要|コンサルファーム(戦略的リスクヘッジ・特化スキル重視):M&A税務/移転価格税制/ESG税制/英語スキルが必要|会計事務所(コンプライアンス・汎用スキル重視):申告実務経験が必要|金融機関(コンプライアンス・特化スキル重視):移転価格税制/税務調査対応/英語のスキルが必要

税務に特化したポジションは、複雑な取引を抱える大手企業やそれらを支援するコンサルティングファームに多く見られます。今期もこれらの企業では採用が活発で、移転価格税制やM&A税務、国際税務などの専門性をお持ちの方は選考で優位に立ちやすく、即戦力として期待されます。

Point!

転職活動においては、企業のニーズとご自身のスキルを把握し、的確にアピールすることが大切です。

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税務の平均年収は?キャリアパスは?

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やっぱり年収は上げていきたい…どんなキャリアパスを目指せばいいかな?

税務職の年収例
税務の平均年収|大手企業:20代は400万円~600万円、30代は600万円~800万円、40代は800万円~1100万円|中小企業:20代は350万円~550万円、30代は550万円~700万円、40代は700万円~900万円|税理士免許取得の場合は600万円以上

税務の年収は企業規模・スキルなどの要素で大きく変動します。ここ数年は人材不足で全体の相場が底上げされており、専門性の高い人材は、転職により待遇改善がかないやすい状況になっています。

税務で転職を希望した人の年収は?

税務職の平均年収は750.9万円で、給与所得社の平均(544.9万円)よりも高めの水準

出典※1:アンドプロ調べ
※2:国税庁「
令和6年分 民間給与実態統計調査」正社員(正職員)の平均給与

2025年上半期に当社のサービスを利用した税務職の転職希望者の平均年収は約750.9万円で、給与所得者全体に比べ200万円以上高くなっています。転職希望者のなかには求人増加傾向の大手企業に挑戦される方はもちろん、「安定した環境で腰を据えて専門性を磨きたい」「IPO準備ベンチャーで成長を加速させたい」 といった志向の方もいます。

転職希望者の年代別平均年収

年代別・税務の転職希望者の平均年収|25歳~29歳が516.7万円、30歳~34歳が704万円、35歳~39歳が626万円、40歳~44歳が850万円、45歳~49歳が1050万円

※アンドプロ調べ

転職を希望された方の年代別年収を見ると、概ね年齢・経験を重ねるごとに伸びているのがわかります。経理の基本が身につき、税務としての専門性が磨かれる30代以降、専門性のある人材は高い評価を受けるケースが多くあります。

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希望に合ったキャリアを歩むために、ご自身の業務のなかで、どのように専門性を身につけていくか、戦略を立てていくことも重要です。

税務職のキャリアパスと年収UPの方法

税務職のキャリアパスの例|20代:会計業務補佐を担当(税理士法人や国税庁などから事業会社へ転身するケースも)|30代:財務会計知識に加え、税務の専門性を獲得|30代後半以降:税務マネジメント、税務スペシャリスト、経理系キャリアの3つにキャリアが分岐する|専門性が高い人材は、30代以降も高いニーズがある

税務は「数字×法律」の専門職です。

20代で経理の基礎を覚え、30代で申告や税務調査をこなせるようになると市場価値が一気に高まります。その後、税務専任のキャリアを積むには、①チームを率いるマネジャー②M&A・国際税務などに特化したスペシャリストの2ルートがあります。

税務職は景気の影響を受けにくく、経験を重ねるほど着実に年収を伸ばせる安定した職種といえるでしょう。

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税務として早期にスキルアップする方法をご紹介します。

税理士試験に合格する

税理士試験の合格は税務業務に関する高度な知識の証明になります。また、税理士全体の高齢化が進んでいるため、若手の税理士試験合格者は市場価値の高い希少な人材として、経験が浅くても重要な業務を任されやすい傾向です。

税理士試験は全11科目のうち5科目に合格すれば資格を取得できます。一度で5科目に合格する必要はないため、毎年1~2科目を受験しながら数年かけて5科目合格を目指す方が大半です。必須科目である簿記論・財務諸表論のうち1科目でも合格できれば、税務の知識や熱意の証明として評価を受けやすい傾向です。

業務領域が広い企業へ転職する

年齢に応じたスキルが身についている場合は、業務領域が広い職場に転職するのも一つの手です。特にM&Aや国際税務などを経験できる機会は限られるため、早期に経験しておくことで、その後のキャリアの選択肢を広げることができるでしょう。

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税務で理想の転職をかなえるには

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企業側が転職者に求める実績やスキルにはどんなものがありますか?

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採用担当者が求めている実績やスキルを、それぞれの評価ポイントから見ていきましょう!

書類選考で重視される点

大前提:正確な書類記入

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書類選考では年齢に応じた経験があるかどうかで、合否を判断されるケースが多いです。

年齢ごとに求められる経験|20代:基礎固め(経理知識の網羅/法人税・消費税申告補助/月次・四半期期末の税金計上)|30代半ばまで:申告業務自立(地方税・固定資産税などの申告書作成/消費税(地方)・住民税対応)|30代後半以降:国税対応/専門性確立(法人税・消費税(国税)の本表作成・レビュー/税務調査対応の主担当)
転職回数についての注意点

企業は税務の専門家として継続的な活躍を期待するため、「年齢÷10」回以上の転職経験がある場合は、その理由を説明できるようにしておきましょう

評価される資格

実務経験があれば無資格だからといって採用選考で不利になることはありません。ただし税理士の資格や科目合格の経験があると、合格や評価につながる場合があります

評価される3つの資格|最高評価:税理士資格(これだけで年齢関係なく合格理由になる場合も)|評価:税理士試験科目合格(これだけで合格理由にはなりづらいが、専門性の高さでプラス評価)|おすすめ:ビジネス英語能力:海外税務への対応力としてプラス評価になる。外資系企業の場合は必須能力

外資系をはじめとする海外税務の求人では、英語能力が身についていれば税理士資格がなくても高待遇で採用される可能性があります

面接選考で重視されること

面接選考で重視される3つのポイント|(1)税務知識、(2)コミュニケーションスキル、(3)業務プロセス確認

面接選考では

  1. 採用企業で必要な税務知識
  2. 事象をわかりやすく説明できるコミュニケーションスキル
  3. 業務進行プロセスの妥当性

などを会話のなかで確認します。

実際の業務で課題に直面した際、どのようなアプローチで解決したか、整理してアピールできるようにしておくとよいでしょう。 

特にこれまでの業務の振り返りや、採用企業でのシミュレーション「税務論点」は採用の上で非常に重要です。ご自身の業務で税目選定のプロセスや根拠などをまとめ、面接時にさまざまな角度から質問を受けても答えられるようにしておきましょう。

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【転職成功例】希望をかなえた転職は?年収100万UP事例は?

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気になる求人があっても、効果的なアピール方法がわからない…

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その場合は企業側のことも熟知しているプロに相談することをおすすめします!ここでは直近の転職事例と、その成功のポイントをご紹介します。

経験を活かし、海外案件を担当したい場合の転職成功事例|20代後半男性(税理士法人勤務、会計業務補佐、年収450万円)は、大手上場メーカーへ転職し、経理部税務専任に。年収も550万円へアップ。転職成功の勝因は、担当した案件の量。

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元々は税理士志望でしたが、税理士法人での経験を活かして専門性を磨きたいと事業会社へのキャリアチェンジを希望された方です。若くして幅広い申告業務に携わった経験を職務経歴書でアピールした結果、ポテンシャルを評価され、大手企業へ年収100万円アップでの採用となりました。

事業継承の経験を活かし、ステップアップしたい場合の転職成功事例|30代後半女性(国内上場メーカー経理部勤務、決算チームリーダー、年収650万円)は、日系グローバル建設会社へ転職し、M&Aタックス専任に。年収も730万円へアップ。転職成功の勝因は、磨き抜かれた専門性。

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前職で事業継承業務を複数回主導された経験を持ち、専門性をより深めたいとのご希望でした。
海外との大規模プロジェクトを控える企業とのニーズが合致し、年収アップでの採用となりました。

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企業側のニーズを把握し、ご自身の経歴や実績を的確にアピールすることが重要です。上記記事に詳細なテクニックが書かれていますのでぜひチェックを!
次に転職を成功させるのはあなたです!

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この記事の監修者
アンドプロ コンサルタント
阿部 博
管理部門

管理部門専門のコンサルタント。人材紹介業に20年以上従事し、中でも経理、財務、税務を強みとする。ご支援実績は累計300名超。2018年度、社内準MVP受賞。

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