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2026年上半期
法務転職市場トレンド徹底解説
2026/3/27

【2026年上半期】法務の転職市場トレンド|資格や年収、キャリアや将来性、おすすめ転職先まで

今期はここがポイント
転職のしやすさ
求人数
増加
  • 英文契約やM&A経験者は引く手あまた
  • 経験豊富な40代以降もチャンス
目次

最新・法務職の転職市場 全体像と将来性

転職を
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法務職としてキャリアアップ、年収アップを実現するにはどうすればいいだろう?

コンサル
タント

法務職の経験・スキルは多くの企業に通用する普遍的なもの。キャリアアップするには転職も選択肢のひとつです本記事では「売り手市場」である法務の転職市場トレンドを解説します!

法務職の転職市場トレンドが「売り手市場」の理由

コンサル
タント

すでにお伝えした通り、法務職の転職は「売り手市場」。まずはその背景について押さえておきましょう。

近年のコンプライアンス意識の高まりと、ビジネスのグローバル化・複雑化を背景に、法務職の求人数は増加しています

契約の迅速化も求人数を押し上げる要因のひとつです。2020年以降、電子契約に対応する企業は大幅に増加し、システム化や契約再締結のためのレビューに対応できる人員が必要となりました。この流れはしばらく続くことが予想されています。

法務職の求人が増えた背景

①ビジネスのグローバル化(M&A含む)
①ビジネスのグローバル化(M&A含む)
  • M&Aなど企業間のグローバル取引が増える
  • 法務リスクヘッジの需要が高まる
②急伸する契約電子化
②急伸する契約電子化
  • コロナ禍を契機に電子化急伸
  • システム化や契約の再締結により人材ニーズ増
③コンプライアンス・ガバナンス強化
③コンプライアンス・ガバナンス強化
  • 企業の社会的責任が高まる
  • 法的対応事項が増加し、社内教育のニーズが高まる

※1 2024年の件数(出典:中小企業庁「2025年版 中小企業白書」
※2 出典:総務省「組織における文書の電子化又は DXに係る課題~統計委員会デジタル部会(2024年6月14日開催)資料

法務職の人材トレンドは?

法務職の人材は不足しているため、基本的に経験者は転職しやすい状態です。

なかでも、積極的にビジネスリスクを発見する能力や、各関係部署と連携しながら対処する「攻めの法務」の経験を持つ人材が求められています。

攻めの法務=企業価値向上のアクセル役

(toB)M&A、IPOリスクに関するアドバイス

(toC)商品権利の保護対策の考案 など

守りの法務=トラブル防止のチェック機能

契約書チェック、紛争・訴訟対応、コンプライアンスの徹底 など

歓迎される3つのスキル|(1)英語力:TOEIC750点以上を目安に国際契約の対応が可能|(2)契約の経験量:一定以上の量をこなし、基礎知識が備わっている状態|(3)プレゼン能力:法的根拠やリスクをわかりやすく説明する能力

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社内のコンプライアンス教育の講師役や対外窓口対応などで必要な「プレゼン能力」「コミュニケーション能力」に関しては、近年特にニーズが高くなっています。

法務職の将来性は?

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DXや生成AIの活用が進んでいるけど、法務職は今後も必要とされるのかな?

AIが担える法務業務は増えていくが、高い専門性を有する法務人材が「判断して調整」することが必要とされている
Point!

AIは「速さ・整理・一般論」が得意領域。人間はAIが生成した情報をもとに「判断・調整・説明・決断」します。AIを活用しながら全体のバランスを見て業務を遂行するスキルは今後も重宝されるでしょう。

法務職は業界をまたいで転職できる?

コンサル
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法務職は業界をまたいだ転職も可能です!その際の注意点を押さえておきましょう。

法務職はあらゆる業界で必要とされますが、異業界への転職を検討される場合は以下の点に注意が必要です。

主要法令・ガイドラインの理解

各業界の商慣習や扱う商材の違いにより、適用される法律は変わってきます。詳細は入社後にも学べますが、面接で尋ねられることもあるので事前にリサーチしておくとよいでしょう。

主な業界ごとの重要法令・ガイドライン

業界

法令・ガイドライン

製薬

  • 薬機法(医薬品医療機器等法)

製造

  • 製造物責任法(PL法)
  • 外為法

金融

  • 金融商品取引法
  • 保険業法など

化粧品

  • 薬機法、景品表示法、特定商取引法(化粧品広告への規制)
  • 化粧品 GMP(ISO22716)

IT

  • 電気通信事業法/特定商取引法
  • サイバーセキュリティ基本法

メディア・コンテンツ

  • 著作権法
  • 放送法/電波法など

上記に加え、業界を問わず重要な法令もあります。転職やスキルアップを成功させるためには、これらを基礎知識として重点的に学んでおくことが重要です。

主な業界共通の重要な法律

法律

適用される場面の例

会社法

ガバナンス文書、重要決議の手続の確認

民法(契約法)

取引基本契約の条項チェック

労働基準法

就業規則や雇用契約のレビュー

個人情報保護法

顧客・従業員データの取り扱い

行政(監督省庁)との関係づくり

金融は金融庁、医薬品は厚生労働省など、業界によって監督省庁が異なるため、それぞれとの関係づくり慣例に対応する柔軟性が必要となります。

志望動機の整理

法務のスキルは普遍的だからこそ、「なぜこの業界を志望したのか」は採用側も気になるところです。志望動機を整理することはもちろんこれまでのスキルがその業界と企業にどのように活かせるのかを説明できるようにしておきましょう!

法務職を積極採用中の企業・業界は?

コンサル
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契約書チェックをはじめとする既存の業務にとどまらず、より幅広い課題に取り組む企業・業界が採用を活発化しています。

法務職を積極採用中の企業|(1)M&Aが多い企業:M&A審査や、交渉に至るまで全般的な活躍を期待している。英語力とクロスボーダー経験も重視している|(2)製造業、建設業:社内コンプライアンスの整備を課題とする企業多数。M&A案件もある|(3)ESGを強化している企業:変化が多いESG対応のため、グローバル企業が人材を募集している
Point!

企業側が求める高度な法務スキルを持つ人材は限られています。
転職を成功させるためには、企業側のニーズを把握し、それに合致するご自身のスキルを的確に伝えることが大切です。

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法務職の平均年収は?キャリアパスは?

転職を
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やっぱり年収は上げていきたい…どんなキャリアパスを目指せばよいかな?

法務職 年収の目安

法務職の年収の目安|大手企業・外資系企業:20代が350万円~550万円、30代が550万円~800万円、40代が800万円~1000万円|中小企業・法律事務所(非弁護士):20代が400万円以下、30代が400万円~550万円、40代が550万円~700万円|弁護士免許取得の場合:700万円以上

法務職の年収は企業の規模や弁護士資格の有無により、大きく異なります。中小規模の企業で総務部兼任、業務内容は契約書チェックが中心といった場合、収入は伸びにくい傾向です。一方、大手企業や成長企業で新規上場業務や海外案件を担当している場合、収入は大きく上昇します。

待遇改善や法務職としてのスキルアップを望まれる場合は、転職を検討するのもひとつの手です。

法務職で転職を希望した人の年収は?

法務職の平均年収は759.8万円で、給与所得者の平均(544.9万円)よりも高い水準

※1 アンドプロ調べ
※2 出典:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」正社員(正職員)の平均給与

2025年に当社のサービスを利用して転職を検討した法務職の方の平均年収は759.8万円。求人が増えている大手企業間での転職を希望される方が多いため、給与所得者全体の平均を大きく上回る水準にあります。

法務職の年代別平均年収

年齢別・法務職の転職希望者の平均年収|25歳~29歳が547万円、30歳~34歳が596万円、35歳~39歳が779.5万円、40歳~44歳が836万円、45歳~49歳が1,116.6万円、50歳以上が1,000万円

※アンドプロ調べ

法務の転職は、経験と専門性が重要視されるケースが多くあります。企業が求める専門性を有する転職者は、40代以降も年収や待遇の改善に成功しています

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希望に合ったキャリアを積むために、法務職としてどのような業務を担い、どのような専門性を身につけていくか戦略を立てることも重要です。

法務職のキャリアパスは?

法務職のキャリアパスの例|20代:契約業務が中心。総務部や契約担当/法科大学院生、法律事務所から、企業法務部へ転身するケースも|30代:プロジェクトリーダーとして、基礎・専門性を備える|40代:キャリアが分岐し、所属企業のマネジメント(法務部長)、スペシャリストにキャリアアップ、もしくは異業種の知財部へ転身する|経験のある30代前半はニーズが高いが、それ以降の年齢でも高い専門性で採用枠がある

法務職は所属企業の業務内容によって専門性が変わり、年齢、経験に応じて扱う契約の難易度も変わります。、30代後半〜40代以降はマネジメントの道か、スペシャリストとして専門性を高める道か、それ以外の適性のある担当業務に進む道に分かれていきます。

どれだけの業務量をこなせるかよりも、これまでに蓄積した経験の質や難易度の高い案件への対応力が重視されるため、長期的にキャリアを築きやすい職種といえます。

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法務職として早期にスキルアップする方法をご紹介します。

より早期にスキルアップしたい場合

早期に多くの経験を積んでスキルアップを図りたい方にとって、効率的な方法がいくつかあります。

1契約書レビューの経験を増やす

定量的に表しづらい法務のスキルですが、経験した「契約書レビューの量」と「法令の数」が目安だといわれています。積極的な業務遂行により経験値を上げ、数量的な実績を積み重ねることが可能です。

2プレゼンテーション能力を高める

コンプライアンス研修や危機管理場面など、社内外で法務職がプレゼンテーションを実施する機会が増えてきました。プレゼンテーション能力を磨き、そうした機会に登壇して周囲の信頼を得ることで、より責任ある仕事を任される場合があります。

3専門性の高い業務がある企業へ転職する

現職でM&AやIPOといった専門性の高い業務を経験できない場合には、転職も一つの選択肢です。現在は「売り手市場」のため、十分な経験と能力があればチャンスは大いにある状態です。

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法務職が理想の転職をかなえるには

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企業側が転職者に求める実績やスキルは何なのでしょうか?

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企業側が求めている人物像を、評価ポイントから見ていきましょう!

書類選考で重視される点

大前提:正確な書類記入

求められるスキル・経験の目安
  • 20代 主体的に業務を推進できる
  • 30代 リーダーとしてPJ推進+得意分野がある
  • 40代以上 上記に加え、マネジメント能力or高い専門性

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説得力のある職務経歴書にするには、実績をくわしく記載することがおすすめです。

求められる経験・能力

全年代で求められる2つの情報|(1)対応契約件数/期間:対応レビュー数/月など|(2)対応した事例/法令:事例法令が多いほど強み
30代以降に求められる2つのスキル|(1)専門分野・得意分野:著作権法、独占禁止法など、経験値の高いものを絞る|(2)マネジメント能力:チーム規模(人数)

評価される資格

評価される資格|最高評価…弁護士資格(これだけで合格理由になる場合も)|評価される…米国弁護士資格(米国でのビジネスに重宝)、司法書士・法科大学院卒(十分な法律知識の証明に)|おすすめ…ビジネス英語能力(法務×英語人材が少なく、引く手あまたの状態。外資系は非弁護士で年収2000万円超の求人も)

無資格でも問題ありませんが、日本の弁護士資格はその難関さから最も評価される資格です。米国弁護士は、米国でビジネスをする企業に歓迎されるでしょう。また、司法書士などはそれらに次ぐ位置付けです。

一方、外資系をはじめとする海外の契約担当求人では、弁護士資格を持っていなくても英語能力があれば応募できる高待遇な求人が存在します。

面接選考で重視されること

面接選考で重視される3つのポイント|(1)法的知識、(2)ヒューマンスキル、(3)業務プロセス確認

面接選考では 

  1. 採用企業で必要な法的知識
  2. 事象をわかりやすく説明できるヒューマンスキル
  3. 業務プロセスの妥当性

などを会話のなかで確認します。

過去の業務で課題に直面したとき、どのように対処・解決したか、具体的なアプローチを説明できるよう整理しておくとよいでしょう。 

特に「攻めの法務」では法令を遵守した上で企業戦略を立案するため、正確性と応用力が求められます。採用企業の課題点を把握し、法的観点での意見をまとめておくとよいでしょう

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希望をかなえた転職成功例は?年収100万円UP事例は?

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気になる求人があっても、どうアピールするのが効果的かわからない…

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そんな場合は、企業側のことも熟知しているプロに相談することをおすすめします! ここでは企業のニーズにマッチした経験・スキルをアピールして転職を実現した事例と、成功の要因をご紹介します。

経験を活かし、M&Aを担当したい場合の転職成功事例|30代前半男性(ベンチャー化学メーカー勤務、法務部法務担当、年収500万円)は、大手上場メーカーの法務職へ転職。年収も600万円へアップ。転職成功の勝因は、自走したポテンシャル

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前職では化学系ベンチャー企業のIPOを担当し、英文契約レビューの経験をお持ちの方です。M&Aなどさらにスケールの大きな経験を積みたいという熱意と、ベンチャー企業で自走された経験と高いポテンシャルが評価され、大手上場メーカーに採用となりました。

リスク管理の領域でキャリアアップしたい場合の転職成功事例|40代後半女性(国内上場メーカー法務部勤務、製品安全リーダー、年収800万円)は、日系グローバル建設会社へ転職し、コンプライアンス・法務部長に。年収も950万円へアップ。転職成功の勝因は、磨き抜かれた専門性

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前職で培ったPL法の深い知識とリスク管理能力を活かしたいと、転職を希望された方です。コンプライアンス関連の新部署を立ち上げ予定の企業をご紹介したところ、ご本人の志向と企業側のニーズが合致し、管理職として好待遇の内定を獲得しました。

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企業側のニーズを把握し、ご自身の経歴や実績を的確にアピールすることが重要です。上記の関連記事に詳細なテクニックが書かれていますのでぜひチェックを!

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この記事の監修者
アンドプロ コンサルタント
森本 光貴
管理部門

管理部門専門のコンサルタント。豊富な企業情報を持ち、求職者の強みや転職軸を深く理解した上での納得感の高い支援を得意とする。ハイキャリア・エグゼクティブ支援の経験を持ち、ご支援人数は累計100名以上。

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