キャリアを相談する無料
2025年下半期
メーカー営業転職市場トレンド徹底解説
2025/9/18

【2025年下期】メーカー営業の転職市場トレンド | 年収やキャリアパスも徹底解説

今期はここがポイント
転職のしやすさ
求人数
横ばい
  • サプライチェーン再編で経験豊富な営業担当者に需要増
  • アメリカ関税による影響で不透明感も

メーカー営業の転職市場は引き続き「売り手市場」

シニア世代の引退と技術革新による新たなニーズで2025年下半期もメーカー営業職は人手不足の見通しです。各企業は経験者を中心に求人募集を続け、売り手市場が続いています。

コンサル
タント

まずは、トレンドを理解するため、メーカー営業の業務内容についておさらいしましょう!

※1 アンドプロ調べ 
※2 出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」正社員(正職員)の平均給与

メーカー営業は、主にBtoB(法人向け)取引を通じて製品を提案・販売し、収益を生み出す重要な役割です。専門知識を活かして取引先の課題を解決し、長期的関係を構築。時に新規開拓も実施して会社の成長を支えます。

事業会社の例
自動車部品メーカー、半導体メーカー、
電子部品メーカー、工作機械メーカー、
医療機器メーカーなど


転職を
検討中の方

転職も考えるけど…今動くべき?最新トレンドを知っておきたい!

コンサル
タント

2025年下期のメーカー市場トレンドをご紹介します!

市場の状況①
将来的に深刻な人手不足が予想される

出典: 国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」

 2025年問題
「団塊の世代」が後期高齢者(75歳以上)に。大量の労働者引退が続く

 2040年問題
全人口の高齢者割合(65歳以上)が約35%になると予想される

2025年にはいわゆる「団塊の世代」が75歳となり、長期的な人手不足は製造業においても避けられない状況となっています。営業職では特に若手人材が希少となり、人材獲得競争が激化しています。

市場の状況②
サプライチェーン(供給網)見直し

地政学リスクや半導体不足、パンデミック、新技術の台頭、ESG対応などの影響で、2020年以降、サプライチェーンの機能不全で製造困難になる企業が続出|その結果、サプライチェーン再編の必要性が増加し、営業人材へのニーズが高まっている

パンデミックの影響を受けた2020年以降、メーカー各社は調達先の見直しと関係強化を加速。

サプライヤー側では大口顧客への提案・折衝経験を持つ営業人材の需要が急伸し、メーカー側でも調達に強い現場経験のある人材が求められています。

市場の状況③
アメリカ関税政策の影響

アメリカ関税に関する動き

✓ 8月から15%の追加関税が本格運用
✓ 有効求人倍率は「売り手市場継続」

製造業の新規有効求人数の推移|新規求人数(月平均):2019年が65727人、2020年が46062人、 2021年が57719人、2022年が66847人、2023年が62090人、2024年が57690人、2025年1月が61002人、2025年2月が55519人、2025年3月が56738人、2025年4月が58417人、2025年5月が52467人|有効求人倍率:2019年が1.73倍、2020年が1.23倍、2021年が1.60倍、2022年が1.99倍、2023年が1.83倍、2024年が1.67倍、2025年1月が1.76倍、2025年2月が1.75倍、2025年3月が1.71倍、2025年4月が1.66倍、2025年5月が1.62倍

出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」

25年下期は追加関税が本格運用される公算が高いため、輸出比率の高いメーカーではコスト増を織り込んだ体制見直しが進んでいます。

根本的な人手不足は変わらず、製造業の有効求人倍率は25年5月時点で約1.62倍と「売り手市場」を維持していますが、関税の影響によっては今期以降各社の採用スタンスに変化がある可能性があります。

メーカー営業の将来性は?注目される業界

転職を
検討中の方

全体的に営業人材が足りないことはわかった。業界ごとの将来の見通しはどうなの?

コンサル
タント

注目市場の将来性を解説しますね! 各業界での「求められる人材傾向」を掴んでみましょう。

✓ 注目業界① 自動車部品業界
✓ 注目業界② 半導体業界
✓ 注目業界③ 電子部品業界

注目業界① 自動車業界

自動車業界は技術転換期を迎え、納入先との接点強化で経験者が重視されている|背景:(1)EVシフト…2035年までに国内の新車販売を電動車に限定予定、(2)自動運転…2040年までに世界での新車販売の約3割がレベル3以上の自動運転車になる試算あり|需要が高い技術…バッテリー・センサー部品・IoT系部品、需要が低い技術…内燃系部品

※1 出典:菅内閣総理大臣施政方針演説(2021年1月)
※2 出典:国土交通省 「2040年、道路の景色が変わる~人々の幸せにつながる道路~」(2020年)※2 注:レベル3…特定の条件下で自動運転が可能だが、システムの要請時はドライバーが対応する必要がある運転技術

技術革新に伴い、部品の置き換え・増産・廃止が進行しています。サプライヤーにとっては完成車メーカーなど納入先との関係強化のため、既存の取引先との接点が強く、業界を深く理解した人材が求められています。

注目業界② 半導体業界

半導体業界は、生成AIで需要が増加するも、関税の影響を受けている状況|一方で、政府が半導体の国内生産を「新デジタル社会におけるユーザー産業の競争力強化に不可欠」と位置づけ、大規模な投資を実施しており、今後も関連人材の需要が高まる見通し。

政府は先端半導体の国内生産を「産業競争力の要」と位置づけ、大規模な投資を実施。2024年には国策誘致のTSMC熊本工場が稼働し、2025〜27年には国家戦略の中核企業Rapidusが最先端ラインを立ち上げる計画です。これに伴い、設計から製造までのあらゆる職種で半導体関連人材の需要が高まる見通しです。

半導体製造装置メーカー大手の東京エレクトロンは、2029年までに1万人採用予定。一方で、今後、米国追加課税の影響が出る可能性も。

出典:東京エレクトロン株式会社「2025年6月17日 第62期 定時株主総会 資料」

エンジニア寄りの専門性を持ち顧客対応も可能(=技術営業)な人材の需要や、国際競走力を高めるための人材需要が高まり、大手企業では2025年年初には採用強化を表明。しかし米国の追加関税、米中貿易摩擦の影響があり、先行きが見通しにくい状況です。

注目業界③ 電子部品業界

電子部品業界では、スマホ需要の鈍化などを受けて「脱スマホ依存」の動きがみられる。また、EV転換・グローバルサプライチェーンの多様化・ESG基準への適応を通じた成長や、AIデータセンター設立などによる部品需要の増加などが期待されている|その結果、営業職へ期待される役割が変化。新規顧客との関係強化が必要なため、異業界人材を含めて取引経験がある中途人材の価値が高まっている

電子部品業界では、スマホ需要の鈍化やEV・自動運転化などに伴う技術転換により供給先の変化が起こっています。

需要に応える体制作りが進み、新たな供給先の業界出身者が厚遇されるケースも出ています。

コンサル
タント

各業界で求められる人材の傾向は状況に応じて変化しています。ほかにもメーカー営業で気になる業界がある方は是非ご相談ください!

転職サポートを受ける無料

メーカー営業の働き方・キャリアパス

転職を
検討中の方

このままメーカー営業としてキャリアを積んでいった場合、どんな未来なのかな?

世代別の平均年収|25歳~29歳が496.7万円、30歳~34歳が620.7万円、35歳~39歳が716.8万円、40歳~44歳が835.7万円、45歳~49歳が915.9万円、50歳以上が1069.9万円

※アンドプロ調べ

メーカー営業は高い報酬と安定した賃金カーブが特徴です。「チームでの成果」が重視され、達成時には特別ボーナスが支給されることもあります。

一方、近年は評価制度改革を進める企業も増え、若手が働きがいを持てる環境づくりが進められています。

  • 「働き方」に変化は?

長期的な信頼関係の構築が重要なため、地道な営業スタイルは変わりません。一方コロナ禍を経て在宅ワークやリモート会議も浸透し、従業員の多様な生活スタイルに適応しやすくなりました。

メーカー営業の転職タイミングと求められるスキルは?

チームで成果を出すことが求められるメーカー営業。段階に応じたプレーヤー力と管理能力が求められます。

コンサル
タント

各ステージのキャリアイメージと転職ポイントを解説します!

メーカー営業職のキャリアアップ例(概要)|20代前半:新人営業として、営業の基礎を修得。モデル年収300万円~500万円|20代後半:中堅営業・サブリーダーとして、交渉力を高め後輩指導も行う。モデル年収は400万円~700万円|30代前半:リーダー・チームマネージャーとして、営業と並行して管理業務も行う。モデル年収は600万円~800万円|30代後半:キャリアが2つに分岐(営業課長・マネージャー/スペシャリスト)|営業課長・マネージャーの場合、部署運営や売上管理を担当。モデル年収は800万円~1100万円。40代以降に営業部長・事業責任者となり、組織運営や営業戦略策定を担当。モデル年収は1000万円~1500万円|スペシャリストの場合、専門性を活かした特化業務を担当。モデル年収は700万円~1000万円

メーカー営業のキャリアアップに必要なスキルと転職評価ポイント

20代 新人営業~サブリーダー

✓ ステップアップに必要なスキル
提案力、コミュニケーション力、行動力、後輩への指導力

転職市場での評価イメージ
  • 実績+魅力的な人物像を示し、同業大手の若手即戦力枠で転職
  • 高い挑戦意欲を示し、ポテンシャル採用で異業界営業職へ転身

基礎を身に着けたうえで主体的に動き、成果を出せる方が有利です。ポテンシャルや人物面を重視するケースも多く、チームの雰囲気を明るくするコミュニケーション力も高評価につながります。

30代前半 リーダー・マネージャー

✓ ステップアップに必要なスキル
リーダーシップ、問題解決力、営業戦略の理解

転職市場での評価イメージ
  • 卓越した個人成績とリーダー経験で一段上のポストへ
  • 顧客との強固な関係性で、異業界転身も可能

高い個人成績に加え、部下の成長を後押しできるリーダーシップを発揮できる方が有利です。加えて社内外ステークホルダーとの調整力も重視されます。

30代後半~ マネジメント

✓ ステップアップに必要なスキル
マネジメント力、戦略的思考、部下育成スキル

転職市場での評価イメージ
  • 部門KPIを設計し、成果を出した経験で、同業界マネジメントポジションへ
  • 戦略思考と変革推進をアピールし、マーケティングやコンサルタント転身

実績が示せない場合は転職ハードル高

組織全体を俯瞰し、戦略と育成を両立できる方が有利です。経営視点でKPIを設計し、複数部門を巻き込むプロジェクトを推進できるマネジメント力が評価されます。

30代後半~ スペシャリスト

✓ ステップアップに必要なスキル
特化した専門性、高い提案力、業界全体の知識など

転職市場での評価イメージ
  • 専門領域の深い知見でエキスパートポジションへ
  • 特筆すべき顧客との関係構築強度を提示し、異業界転職

実績が示せない場合は転職ハードル高

特定領域で深い知識と実績を持ち、難易度の高い案件で価値を示せる方が有利です。最新トレンドを学び続け、キーパーソンとの強固な関係で既存ビジネスのスケールを拡大できる人材が求められています。

コンサル
タント

「転職ポイント」はあくまでも一例。身に着けたスキルと実績で若手からジャンプアップしたり、起業に挑戦する方などもいらっしゃいます。

メーカー営業で理想の内定が得られる人材とは

転職を
検討中の方

よし!転職にチャレンジしてみよう。私の経歴や能力で採用されるかな?

企業側は、転職者に募集ポジションに応じた経験や実績を求めることはもちろん、長期的な信頼関係の構築を重視する「業界のカルチャー」に合った人材を求めています。

現在企業が「採用過程で重視すること」を見ていきましょう。

主に書類選考で確認⇒経験フィット
主に面接選考で確認⇒カルチャーフィット

書類選考で重視される点

「経験フィット」とは?

これまでの業務経験が、採用企業での営業活動に活かせるかを判断する評価軸です。

コンサル
タント

以下の4つの軸で業務経験を整理してみることをお勧めします!

各項目での整理ポイント|顧客(Who):顧客の業界・企業、商談相手の役職、直販か代理店営業かなど|商材(What):商材用途、商材価格帯、部品か完成品かなど|販売方法(How):定期訪問の内容、リード獲得の手法、アフターフォローの手法など|管理職の場合(Manager):部署規模、チームとして出した成果など

ポジションによって異なる「期待スキル・専門性」

経験と同時に選考で重視されるのが「スキルや専門性」です。ポジションごとに期待される点は異なるため、書類作成時に意識して実績などを記載できるとよいでしょう。

募集ポジション別・期待される点|プレーヤー:年間成約件数、追加受注件数、個人表彰実績、「提案が採用されて売上増」などの具体的な実績エピソード|リーダー:プレーヤーとしてのハイレベルな成果、業界の深い知識・経験(顧客セグメント別の購買プロセス把握、主要競合の製品・価格動向分析など)|管理職:リーダーで期待されることに加え、管理職として売上に寄与した実績、SCM再編やコスト削減など戦略的な施策に関する知識・経験

面接選考で重視される点

カルチャーフィット」とは?

採用者側の基準や経験則などから「自社の営業活動で活躍可能か」判断する評価軸です。

面接選考で重視される3つの点|(1)折衝対応力、(2)商材基礎知識、(3)プレゼンテーション能力

面接選考では 

  1. 顧客折衝に適正があるか
  2. 商材の基礎的知識があるか
  3. 職務経歴書に記載した内容を、説得力をもって表現できるか

などを会話のなかで確認します。

実際の業務では営業先に対して要望傾聴、すり合わせ、主張など必要なコミュニケーションを取りつつ、信頼関係を築けるかが非常に重要です。 

過去の業務から有効だった顧客とのコミュニケーションを整理し、話せるようにしておけるとよいでしょう。

コンサル
タント

面接では「やる気」が見えるか「ガッツ」があるか、という部分も見られています。メーカー営業は顧客との交渉や調整が求められる場面も多く、それらに臨機応変に対応できるか確認する意味合いがあるようです。

メーカー営業転職で有利な資格は

基本的には経験での評価が中心になりますが、保有スキル・資格で高評価を受ける場合もあります。

採用者が注目するスキル・資格:TOEICスコア750以上(800以上であれば尚可)|注目される理由:販売網のグローバル化が進む一方で、対応できる人材が不足しているため|中国語検定、韓国語検定なども需要あり
採用者が注目するスキル・資格:各業界での基礎知識・専門知識を表す資格|(例)医療機器メーカーの場合、医療機器情報コミュニケータ(MDIC)など/IT機器メーカーの場合、ITパスポート、基本情報技術者試験など|注目される理由:専門知識が求められる業界では、資格保有が技術理解の証明となるため

コンサル
タント

専門資格に関しては必須条件となっている企業もあるので注意が必要です。それ以外はあくまでも「参考情報」として活用されるニュアンスとなります。

【メーカー営業転職】業界未経験も可能?年収150万UP事例は?

直近の転職実例から、希望がかない、採用に至ったポイントを解説します。

憧れていた自動車業界に行きたい場合の転職成功事例|20代後半男性(電子部品メーカー勤務、営業、年収420万円)は、日系最大手自動車部品メーカーへ転職。年収も510万円に(90万円アップ)

コンサル
タント

業界未経験者の採用ハードルは高いですが、英語力のある方だったことに加え、現職での成果と面接での「自動車業界へ挑戦する熱意」が評価され、採用に至りました。

EVシフトに伴う売上減少で不安を抱き、経験を活かせる大手へ行きたい場合の転職成功事例|30代後半女性(自動車部品メーカー勤務、営業、年収650万円)は、日系最大手自動車部品メーカーへ転職。年収も800万円に(150万円アップ)

コンサル
タント

前職の営業先である日系完成車メーカーとの強固な関係構築実績が評価され、大手自動車部品メーカーに採用が決まり、年収も大幅にアップしました。

40代以降のメーカー営業転職 キャリアを活かし希望をかなえる

プレーヤーとしてのキャリアを再開したい場合の転職成功事例|40代後半男性(日系自動車部品メーカー勤務、部長職、年収1000万円)は、外資系自動車部品メーカーへ課長職(現場兼任)として転職。年収も1200万円に(200万円アップ)

コンサル
タント

深い業界理解とプレーヤー志向の熱意が評価され、外資系メーカーに課長クラス(プレイングマネージャー)で転職となりました。日系だった前職との比較で大幅に年収がUPしました。

関連記事
「メーカー営業」の職務経歴書の書き方|ポイント&サンプル集
「メーカー営業」の職務経歴書の書き方|ポイント&サンプル集

企業側のニーズを把握し、ご自身の経歴や実績を的確に伝えることが重要です。上記記事にはメーカー営業の詳細な職務経歴の書き方が掲載されています。

ぜひチェックをしてみてください!

【最新データ解説】メーカー営業転職者の傾向

メーカー営業職で転職を希望する方はどのような傾向が見られるでしょうか。当社の持つデータをベースにして解説していきます。

【メーカー営業転職】忙しくても大丈夫?おすすめ時期は?

メーカー営業職の転職は選考期間が比較的短く、忙しくても転職がしやすいといえます。

転職を
検討中の方

忙しくて転職のために時間をとれるかな…?他にどんな人が転職をしているのか気になる!

活動開始から転職先決定までの平均日数:約1カ月~2カ月と早い傾向|理由(1)人材確保激化のため、早まっている傾向がある、(2)面接当日に内定が出るケースもある、(3)終業後を想定した夜時間の面接もある

優秀な人材を早期獲得する狙いから採用平均日数は1カ月~2か月で【早い】といえます。一方、大手など一部企業では定性的な人物評価も合否判断でウェイトが高く、複数回の面接でさらに時間をかけて選考するケースも見られます。

採用されやすい時期はある?

日系企業と外資系企業で時期に違いがありますが、年度明けはチャンスです。

多くの企業では年間の採用計画を立て、それに基づいて募集をスタートします。そのため、年度が変わるタイミングで募集が始まり、採用が決まり次第締め切られるケースが多いのが特徴です。

目安となる時期

日系大手:5〜6月ごろ
外資系:1〜2月ごろ

この時期に気になる求人をピックアップするのも一つの手です!

メーカー営業転職者の男女比は?転職理由は?

メーカー営業職の転職者の男女比:男性が84.8%、女性が15.2%|転職を検討した主な理由:キャリアアップが34.78%、職場環境が32.61%、年収アップが13.04%、家庭の事情が10.87%、憧れの業界や海外への挑戦が8.70%|転職決定者の年収は上がっている傾向あり(転職前の平均が628万円→転職後の平均が640万円)

※アンドプロ調べ

採用に男女差はある?

男性比率が高めの職場ですが、女性の転職決定者(15.2%)も一定数おり、企業側も男女の差を設けず採用しています

最も多い転職理由は「キャリアアップ」

転職を検討した理由は直後の年収増を条件としない「キャリアアップ」(34.8%)が最多に。「向上心の現れ」として評価につながり、結果として年収がUPに結び付くこともあるようです。

ただし、異業界転身などポテンシャルに重きを置いた採用では、一時的に前職よりも低い年収からのスタートになるケースも多く存在します。

メーカー営業転職が決まった人の平均年齢は?

転職志望者の平均年齢は36.8歳、転職決定者の平均年齢は35.0歳。20代・30代の積極採用が顕著であり、20代~40代までの転職決定者が多い傾向がある

※アンドプロ調べ

転職志望者と決定者の平均年齢は、決定者が1.8歳低く、20代~30代人材の採用ボリュームが高めの傾向であることが読み取れます。

40代以降は営業先と良好な関係を構築してきた人材が特に評価され、企業の採用意欲も高い傾向です。

メーカー営業の転職回数は少ない

転職決定者の経験社数の割合|1社経験の人が48.33%、2社経験の人が27.0%、3社経験の人が13.33%、4社経験の人が6.67%、5社経験の人が2.33%、6社以上経験の人が2.67%|半数近くが初めての転職。平均は1.97社。

※アンドプロ調べ

転職が決まった志望者の経験社数は平均1.97社で、2~3社といわれる一般的な数値よりも低めです。顧客との長期的関係構築が期待されるため、転職回数が多い場合、ネガティブに捉えられる可能性があります。やむを得ない転職の場合は理由を説明できるようにしておきましょう。

外資系企業の場合は「身につけたスキルや経験」に優先して着目する傾向のため、転職回数の多さがネガティブにならないケースも多くあります。

コンサル
タント

転職者のデータを見ると「待遇や環境を変えたい」と思われている方は「思い立ったが吉日」。待つよりも今が動いてみるチャンスなのかもしれません!

あなただけの「理想のキャリア」を描き、実現したい

私たちがご提供したいのは、転職という“手段”そのものではありません。
メーカー営業を熟知したプロとの面談を通じて得られる気づきと、そこから未来の設計図を描いていく体験です。

採用企業側とも一気通貫で向き合う専任コンサルタントが、あなたの“専門性”と可能性を丁寧に言語化。
転職をしない選択肢までも含め「最も輝ける道」をご提案いたします。

望む働き方も、叶えたい生き方も――。
私たちは同じ目線で、心を込めて伴走します。

アンドプロは、あなたの「生涯のキャリアパートナー」です。
いま感じているモヤモヤや、理想の未来——まずは聞かせてください。 “転職後の幸せ”までも描く、私たちアンドプロと一緒にスタートしませんか?
コンサルタントに相談無料
この記事の監修者
アンドプロ コンサルタント
阿部 完
メーカー(機械・電気)

製造業界専門のコンサルタント。営業職からエンジニア職までメーカーに関わるキャリアに精通し、ご支援実績は300名超。ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2025」メーカー部門MVPを受賞。

さらにくわしく

関連記事
カテゴリ一覧
転職市場トレンド

サービス紹介

コンサルタント紹介転職サポート申込お問い合わせ

業界/職種別特集

[IT・通信]

[製造業]

メーカー (機械・電気)

[自動車販売・整備]