【2026年上半期】半導体エンジニアの転職市場トレンド|資格は必要?年収や将来性まで解説
- AI関連事業の急成長で求人ニーズ高
- AI関連の装置メーカーへの転職も増
AI関連事業の急成長で求人ニーズは好調

- AI関連事業の急成長によるニーズのふくらみから、特に設計は半導体製造装置および半導体設計のニーズが拡大傾向で「売り手市場」。プロセスエンジニアも、コロナ前以上の水準に達している。
- AIの活用フェーズが「学習」から実社会での「活用・実装」に移り、対応できる経験やスキルを持つ半導体エンジニアの争奪戦が始まっている。
※出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」(「設計は「製造技術者(開発)」、プロセスは「製造技術者(開発を除く)のデータを参照(半導体エンジニア以外も含まれる))
※()内の有効求人倍率のみ、厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」の「半導体技術者」のデータを参照(令和5年度実績)。
一時の国産半導体衰退の影響で、構造的な人手不足

- 特に半導体設計エンジニアは1990年代以降、国産半導体の一時的な衰退の影響によってなり手が少ない時代が続き、就労人口が減少。
- 結果、業界全体で高齢化が加速し、増え続ける半導体需要に対して人材供給が間に合っていない。

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このように、半導体業界は人材の需給バランスが崩れているため、設計/プロセスエンジニアともに転職市場は活況です。
実際、理系出身者であれば、第二新卒や派遣技術者まで採用要件を緩和する企業もあります。
激変する半導体エンジニアの転職市場。見逃せない5大トレンド

トレンド① デバイスメーカーの業績二極化で人材の流動性高まる

- デバイスメーカーの業績が二極化。高付加価値のAI向けの先端半導体に注力できている企業は、業績好調で求人増加。
- 一方、EV市場の変調・停滞によりパワー半導体がメインの企業などは、低空飛行に。将来性の不安を理由に転職を検討する半導体エンジニアも増えている。
トレンド② 装置メーカーの人気が急上昇中

- デバイスメーカーに比べ、事業構造的にリスク分散しやすく、世界シェアも取れていて年収も高い装置メーカーの人気が急上昇中。
- 前工程で積極採用が続くが、後工程も技術進化に伴い求人が増えている。前工程での微細化技術の限界・コスト増大を受け、後工程のパッケージング技術による高集積化のニーズが高まっているという背景がある。
トレンド③ AIは「推論」フェーズへ。最先端メモリ関連の求人が増加

- AIの活用フェーズが「学習」から、ユーザーの要望に答える実用的な「推論」へと移っている。
- その結果、演算器(GPU)と同じくらいメモリ帯域(HBM:広帯域メモリー)の確保が死活問題となり、国内でも最先端メモリの開発・製造の求人が急増している。
トレンド④ フィジカルAI関連で人材の争奪戦に

- AIが製造現場や災害対応で動く「ヒト型ロボット」への実装のフェーズを迎え、2027年を目標に量産、実用化が見込まれている。
- その結果、従来の「計算用半導体」の知識に加え、センサー、モーター制御(マイコン)、通信を統合するシステムLSIや、エッジAIの知見を持つエンジニアの争奪戦が始まっている。
トレンド⑤ 次世代インフラ関連のスキルの価値が急上昇

- AI需要によるデータセンターの爆発的な消費電力と通信量の増加に対応するため、インフラ投資が加速。国内大手も光デバイスに注力し始めている。
- この流れに対応するため、デバイス単体の性能向上だけでなく、「省電力化」や「光電融合」といった経験があると強力な武器となる。
【要注意!】トレンド変化が激しいため、こまめな情報収集を

- 半導体業界は、微細化による高性能・低消費電力・高集積化など、技術革新のスピードが速い。また、世界的な注目・成長産業ゆえに米中摩擦などの地政学的リスクも高い。
- 長期的な視点では継続的な成長が見込まれていますが、業界トレンドや転職市場動向も短期間で様変わりすることから、こまめな情報収集と素早い判断・アクションが求められる。
需要はいつまで続く?半導体業界の将来性

- デジタル社会において、今や必要不可欠となった半導体。近年は生成AIの影響も相まって、市場はますます拡大する見通し。
- TSMC熊本工場の「3nm導入」やラピダスの「2nm始動」で、日本が半導体の最先端に挑む準備が整ってきている。

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半導体業界は市場の変化や淘汰も激しい分野のため、よりよい転職やキャリア構築には市場の見極めが不可欠です。
おひとりでの情報収集・転職活動に不安がある際は、アンドプロまでご相談ください。半導体業界専門のコンサルタントが業界の最新事情をふまえ、あなたにあったキャリアのご提案や、内定までの転職活動のサポートをさせていただきます。
人手不足の解消に向けた動きが進むも、需給ギャップは埋まらず

- 近年、増産に向けたリソース確保のため、人員配置の見直しや社員のリスキリングに取り組む企業も。
- ただし、半導体ニーズは今後も着実に増え続けることが予想され、需給ギャップの解消は一朝一夕には難しいのが実情。人手不足は慢性化しており、人材ニーズは依然として非常に高い。

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近年、未来の半導体業界を担う学生や若手人材の確保に向け、大学や高等専門学校における半導体専門学科・課程の新設など、国を挙げた産学連携によるさまざまな取り組みが実施されています。
実際に志望者数が増えているという報告もあり、人手不足解消に対する期待感が高まっています。
平均年収は直近減少するも、1,000万超も夢じゃない

※アンドプロ調べ(全職種平均は国税庁「民間給与実態統計調査」より引用。正社員のみ)
- 製造装置メーカーをはじめ、AI関連の技術革新や新規フェーズに対応し、業績が伸びた企業ではボーナスが鰻登り。
【年齢別】50代で1,000万円に到達

※アンドプロ調べ(全職種平均は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より引用)
- 40代~50代にかけては、1,000万円の大台を突破する人も少なくない。
【業種別】装置メーカーが特に高い

- 半導体業界のなかでも、装置メーカーは利益率が平均20%程度と高水準な上、業績好調でボーナスも多いため、平均年収や年収の上限額が高い傾向あり。
重要な資格やスキルは?半導体エンジニアのキャリアパス

- 半導体エンジニアのキャリアは各工程単位の担当者から始まり、5年目~10年目でチームリーダーを経験する。
- その後はさまざまなプロジェクトを経験し、ときには別の製品や工程に異動することも。最終的には技術の専門性を高めるエキスパートか、プロジェクトや工程全体をまとめるマネージャーに分岐するのが一般的。
年収アップ・労働環境改善のための転職も多い

- 業績の二極化が進む半導体業界では、より高い年収を求め、同業界の大手や好業績の企業へ転職するケースも多い。また、業界全体で残業が多いため、労働環境の改善が転職理由になることも。
- また、設計/プロセスエンジニアともに、デバイスメーカー→完成品メーカーや装置メーカーなど、業種をまたぐ転職も一般的。

転職経験のある半導体エンジニアはどれくらい?

※アンドプロ調べ
- 日系メーカーだと終身雇用の考え方が強いが、業績の二極化や、人手不足に起因するニーズ増大による市場価値の高まりによって、転職も一般的になってきている。
「応募先で活かせる実務経験があるか」が最重要

- 大前提、半導体製品は完成までのプロセスが長く複雑で、エンジニアひとりひとりの専門性も高いことから、「これさえあればOK」という絶対的な経験・資格はほぼない。
- ポテンシャル採用はあるものの、基本的には「応募先で活かせる実務経験があるか」が最重要とされるため、これまでの担当製品・工程と親和性がある応募先を見つけることが、キャリアアップへの近道。
半導体業界で評価につながる3つのポータブルスキル


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半導体エンジニアは専門性が高いものの、これら3つのスキルは多くの企業で活かせるため、仕事を通じて積極的に身につけ、転職活動時にアピールするのがおすすめです。
語学力
- 外資系企業では必須。日系企業でも顧客や協力会社が海外にあり、英語でやり取りするケースも珍しくないため、ある程度はできた方がいい。
課題解決能力
- 半導体業界は先端産業ゆえに、既存の技術やフローが通用しないケースも多く、そのなかでも主体的に課題を見つけ、解決していく力が求められる。
タフさ
- 企業や職種によるが、半導体業界は成長産業で各社の競争も激しく、かつ人手不足傾向のため、残業時間が長くなるケースもある。そのため、タフであることは半導体エンジニアの重要な資質のひとつである。
半導体エンジニアの転職難易度と成功のカギ
転職難易度はまちまちだが、業種ごとに特徴あり

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半導体業界は採用トレンドの変化も激しく、経歴によってもマッチする求人/しない求人があります。
転職難易度も業種によってまちまちです。以下に3つの業種の特徴を挙げます。
デバイスメーカー
- 即戦力採用で経験の親和性が重視されるため、職種やスキル上の共通点がないと書類選考の通過は難しい。
装置メーカー(特に日系)
- ニーズの高まりを受け、大量採用や異業種からの転職を受け入れている企業も多い。
外資系ファブレス/ファウンドリ企業
- 語学力が必須なため英文の履歴書が必要。面接回数も3回程度実施され、本国での決裁が必要なため、選考期間も長くなりがちです。
上記の例はあくまで一例です。アンドプロでは、半導体エンジニア専門のコンサルタントが、あなたのご経歴や専門性を最大限に活かせるキャリアプランや求人をご紹介いたします。お悩みの際はお問い合わせください。
実際、まわりは何歳で転職している?

※アンドプロ調べ
これで失敗しない!転職理由別のおすすめ転職先
半導体エンジニアによくある転職理由別に、おすすめの転職先を紹介します。
年収アップしたい

- 年収は企業規模によるところが大きいため、大手であれば年収が上がりやすく、特に装置メーカーは賞与が多い。
- 外資も成果次第で年収が大きく伸ばせる可能性あり。
東京エレクトロン、レーザーテック、日立ハイテク、ディスコ、SCREENホールディングス、東京精密、アドバンテスト、アプライド・マテリアルズ、ラムリサーチ
キオクシア、ソニーセミコンダクタソリューションズ、TSMC、デンソー、サムスン、サンディスク、Rapidus、ルメンタム
会社の経営状況が不安…

- 装置メーカーは注力分野を柔軟に変えることでリスク分散しやすく、経営も安定しやすい。
- デバイスメーカーのうち、昨今ニーズが急伸するAI分野に注力している企業では、業績が伸びている。
東京エレクトロン、レーザーテック、日立ハイテク、ディスコ、SCREENホールディングス、アドバンテスト、ソニーセミコンダクタソリューションズ、TSMC、デンソー
労働環境(残業・勤務地)を改善したい

- 半導体業界は成長産業ゆえに労働時間が長くなりがちだが、一部の日系装置メーカーではワークライフバランスのよさを売りにしているところも。
- EDAツールベンダーは基本的に勤務地は都市部に限定され、残業も比較的少なめ。
シノプシス、ケイデンス・デザイン・システムズ、図研、シーメンスEDA
Q.職務経歴書の書き方は?
Q.志望動機はどう書く/伝える?
あなただけの「理想のキャリア」を描き、実現したい
私たちがご提供したいのは、転職という“手段”そのものではありません。
半導体エンジニアを熟知したプロとの面談を通じて得られる気づきと、そこから未来の設計図を描いていく体験です。
採用企業側とも一気通貫で向き合う専任コンサルタントが、あなたの“専門性”と可能性を丁寧に言語化。
転職をしない選択肢までも含め「最も輝ける道」をご提案いたします。
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私たちは同じ目線で、心を込めて伴走します。

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