【2025年下期】財務の転職市場トレンド | 年収やキャリアパスも徹底解説
M&A、IPOなど「攻めの財務」求人が活況
CFO求人増加。キャリアアップの転職も◯
最新・財務の転職市場 全体像と将来性

転職を検討中の方
財務として転職に興味があるけど、どんな人材に需要があるんだろう?

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財務の求人ニーズは拡大中です。最新の転職市場動向を解説しますね!
財務職の最新転職市場トレンド 求人数は限られるも「売り手市場」

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まずは最新市場の傾向について押さえておきましょう。
資金調達と運用のプロである財務職は経理の一部門として編成されることが多く、専任の求人は少数です。
しかし、近年はビジネスのグローバル化、M&Aの加速などから企業の成長を支える重要ポジションとして求人が増えています。

注:中小企業は経理部門がすべて統括する場合が多い
財務人材は絶対数が少なく、ニーズが供給を上回る形で「売り手市場」となっています。
財務転職での人材トレンドは?
財務職の求人トレンドは「攻めの財務」です。2024年の国内M&Aは過去最多を記録。
大規模な投資に伴う資金調達など、財務の立場から企業を成長させた経験がある人材が求められています。
また、ベンチャー企業を中心に財政責任者のCFO求人も多く、「財務のプロ」の必要性が認識されてきています。
攻めの財務=企業成長のアクセル
資金調達、M&A、為替戦略、IR対応 など
守りの財務=企業の安全装置
資産運用、監査対応、レポーティング など

CFOクラスの求人では、財務領域全般にわたる豊富な経験が求められます。
一方で、若手から中堅層を対象とした中途採用では、特に「資金調達」に関する経験やスキルを重視するケースが多く見られます。
財務職の将来性は?

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今後も財務職の価値はますます高まることが予想されます。
背景を見ていきましょう。
財務人材が求められる理由は?
東証は2023年、PBR1倍未満(株価が純資産以下)の企業に改善通達をしましたが、25年現在もプライム上場企業の約7割には専任CFOが不在。ガバナンス強化や財務報告体制の整備が喫緊の課題となっています。
M&A・IPOの加速と金利上昇が重なるいま、資金調達・リスクヘッジを統括できる「財務のプロ」確保は企業の重大課題となっており、経験者の市場価値はさらに高まることが予想されます。
グローバル化により、これまでの銀行融資を中心とした資金繰りだけではなく、市場からの調達や国内外のM&Aを主導できる財務人材が必要になります。
積極採用中の企業・業界は?

海外での取引や設備投資が多い製造業や、資産運用との親和性が高い不動産業は、中途採用件数も高くなっています。
そのほか、M&Aなどで大規模な資金調達が必要な企業もピンポイントで採用枠を増やしています。
財務職の平均年収は?キャリアパスは?

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資産を直接的に増やす部署で、担える人材も限られるため、収入レンジは高めとなります。平均年収やキャリアパスを見ていきましょう。
財務職の年収

※1 アンドプロ調べ
※2 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
専任財務は大手企業に多いことから、一般的な平均年収と比較しても高めの目安となっており、2024年に当社サービスを使って転職された財務職の方の平均年収も同様です。
管理職やCFOの求人は年収1000万円を超えることが多く、経験と実績がある方は転職にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
財務職のキャリアパスと年収UPの方法

財務職は経理職として会計の基礎を身に付けた後に専任となるケースが多いです。20代で債権回収や売掛金管理など補助実務を習得し、30代で資金調達など責任ある業務を担当。その後は適性に応じて経営系か現場系の責任者として後進を指導します。
中途採用では経験者が中心ですが、金融系キャリアで資金調達業務を理解する20代の若手即戦力が採用される場合もあります。
より経験を積んでいきたい場合
財務職としての成長は経験に比例します。より早期に経験を積みたい場合のアクションをご紹介します。
- 「攻めの財務」環境へ飛び込む
調達業務など、資金を増やすプロジェクトに主体的に関わります。成果が直接業績に反映され、社内外での評価も高まりやすい点が魅力です。
- 取扱額が大きい企業に転職する
数百億〜千億円規模のキャッシュを動かす上場大手やグローバルメーカーに身を置くことで、金利・為替ヘッジ、社債・外貨借入、連結キャッシュマネジメントといった高度な実務を日常的に経験でき、人材としての市場価値も高まります。
財務職で理想の転職を叶えるには

転職を検討中の方
企業側が転職者に求める実績やスキルは何なのでしょうか?

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採用担当者が求めている人物像を、評価ポイントから見ていきましょう!
特に書類選考で重視される点
- 20~30代 主体的に業務を推進できる
- 40代~ 上記+合計調達額100億円以上
- 上級管理職 財務業務に関する幅広い知識と経験

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説得力のある職務経歴書にするため、実績を定量化することをおすすめします。
定量化できる財務職のスキル

評価される資格
財務職では業務経験が重視されるため、特定の資格が合否に直結することはありません。
TOEICの高得点などの語学力は海外事業などで要件となる場合があります。

面接選考で重視されること
財務職は資金調達やIR対応でシビアな交渉やプレゼンテーションをこなす必要があります。
ゆえに面接選考は重要視されます。

自己PRやケーススタディなどから上記3点の能力やマッチングの度合いを複合的に判断します。
過去の業務でどのように困難なケースに対処したかなどをまとめ、答えられるようにしておくとよいでしょう。
採用者側は、実績だけでなくヒューマンスキルも期待しています。企業によって観点の違いがあるため、不明点はエージェントに相談してみることをおすすめします!
【転職成功者例】希望をかなえた財務の転職は?年収UP事例は?

転職を検討中の方
気になる求人があっても、どうPRするのが効果的かわからないな…

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企業側のことも熟知しているプロに相談することをおすすめします!数ある求人のなかから希望に合ったものを見つけられた方々をご紹介します!
直近の転職実例から、希望がかない、採用に至ったポイントを解説します。


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ジョブローテーションのなかで財務の魅力に気づき、さらにスキルを深めたく転職を希望されました。業務経験は短めですが、1000億円超の調達経験があり、企業側のニーズに合致したため、採用となりました。


コンサル
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現職で中期経営計画を策定、財務戦略を主導し、経営再建の中核となった方です。採用企業のニーズとご本人の志向を踏まえて、面接対策を実施。
ご自身の能力を効果的に伝えられ、将来の幹部候補として採用されました。

コンサル
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企業側のニーズを把握し、ご自身の経歴や実績を的確にアピールすることが重要です。上記記事に詳細なテクニックが書かれていますのでぜひチェックを!
次に転職を成功するのはあなたの番です!
あなただけの「理想のキャリア」を描き、実現したい
私たちがご提供したいのは、転職という“手段”そのものではありません。
財務職を熟知したプロとの面談を通じて得られる気づきと、そこから未来の設計図を描いていく体験です。
採用企業側とも一気通貫で向き合う専任コンサルタントが、あなたの“専門性”と可能性を丁寧に言語化。
転職をしない選択肢までも含め「最も輝ける道」をご提案いたします。
望む働き方も、叶えたい生き方も――。
私たちは同じ目線で、心を込めて伴走します。

管理部門専門のコンサルタント。人材紹介業に20年以上従事し、中でも経理、財務、税務を強みとする。ご支援実績は累計300名超。2018年度、社内準MVP受賞。