【例文付き】選考を通過できる「受付」の志望動機の書き方
志望動機は、採用担当者に与える印象を大きく左右する項目です。採用担当者に応募先への熱意を伝え、入社後の活躍イメージを持ってもらうことが重要ですが、具体的にどのような内容を書けばいいのでしょうか?
この記事では、「受付」に応募する場合の志望動機の書き方と未経験者・経験者それぞれの例文を紹介します。あわせて、志望動機で必ず伝えたい内容も紹介するので参考にしてください。
志望動機を書く前に、仕事内容をチェック!
受付は、オフィスやクリニック、ホテルなどの施設の窓口役として、来客対応や施設内の案内などを行う仕事です。
加えて、電話・メール対応や、会議室などの施設予約、備品管理、書類管理といった事務作業まで手掛けます。
〈受付の主な仕事内容〉
- 来客対応・案内
- 電話・メール対応
- 会議室などの施設予約
- 備品管理
- 書類管理 …など
なお、業務内容は勤務先の施設によって差があるので注意が必要です。たとえば医療施設であれば、カルテの管理や問診票の記入案内といった専門的な作業を行ったり、ホテルならば、周辺の観光案内やタクシーの手配などを行います。
そのため、まずは応募先の仕事内容を理解しておくことが大切です。そのうえで、「なぜその仕事をしたいのか」説得力ある理由を自分の言葉で語れるようにするのが、選考通過への第一歩といえるでしょう。
〈勤務先の施設ならではの、仕事内容の例〉
▼企業受付ならではの内容
- 来客情報の管理
- 応接室・会議室への案内 …など
▼商業施設ならではの内容
- 館内施設の案内
- ポイントカードなど、サービスの案内・手続き
- 館内放送 …など
▼医療施設・美容クリニックならではの内容
- 問診票の記入案内
- 会計
- カルテ管理
- レセプト業務 …など
▼ホテルならではの内容
- 周辺施設の案内
- レストランやコンサートのチケット手配
- タクシーの手配 …など
志望動機で伝えておくべき内容
受付の志望動機で伝えておくべき内容は、大きく「応募先を選んだ理由」と「転職後に活かせるスキル・経験」の2つに分けられます。
受付は人気職種といわれており、競争率が高い職種である一方、応募者の多くが業務に必要なスキル・経験を持っているのも特徴です。そのため、能力面での差別化が難しく、採用担当者は志望動機から「自社の社風や理念を理解しているか」「明確な目的があって自社を志望している人物か」といったことを確認して、応募者の熱意や志望度を見極めようとしています。
そのため、志望動機では「応募先の企業のどのような部分に魅力を感じたか」「その企業で、自分は何を実現したいのか」といった応募先を選んだ理由を明確に伝え、「応募先で働きたい」という意欲をアピールしてください。
また、意欲と同時に「活躍できるだけのスキルや経験がある」こともアピールして、採用担当者に「入社後に活躍できるイメージ」を持ってもらうことも重要です。
具体的にどのようなことを伝えればいいか、下記でくわしく見ていきましょう。
「応募先を選んだ理由」の伝え方
「応募先を選んだ理由」を伝える際に重要なのは、「魅力を感じた部分」や「何を実現したいと考えているのか」を具体的に伝えること。
たとえば、「施設を利用した際の窓口対応に感銘を受けた」「外国の方々も利用する施設なので、語学力を活かせると考えた」「施設の理念に共感した」など、応募先ならではの内容を伝えましょう。
その際、ただ「魅力を感じた点」を伝えるだけでなく、「なぜ」魅力を感じたのか、魅力を感じた理由もあわせて伝えるのがおすすめです。「〇〇の業務を通じて、✕✕と考えるようになった」など、過去のエピソードを紐づけて応募先を選んだ理由を語れると、説得力が増して熱意や志望度が伝わりやすくなります。
また、未経験者の場合は、そもそも「なぜ受付になりたいと考えたのか」という理由も問われるため、必ず「受付を志望した理由」も伝えましょう。魅力を感じた理由と同じく、自身の経験と絡めて経緯を伝えると説得力が増します。
応募先を選んだ理由の例
▼利用した際に魅力を感じた
- ホテルを利用した際、想定外のトラブルにもフロントの方が親身に対応してくださり、感銘を受けた
▼方針・理念に共感した
- 「受付・医師・看護師が一丸となって、患者様の不安を取り除く」という貴院の理念に共感した
▼その施設ならではの仕事に惹かれた
- 「治療が不安なお子様だけでなく、親御様にも寄り添う」という小児歯科ならではの応対に感銘を受けた
▼スキルや経験を活かせると考えた
- 販売職で培った「相手の求めていることを読み取り、先回りする能力」を活かせると考えた
「転職後に活かせるスキル・経験」の伝え方
受付の業務では、「ホスピタリティ精神」「コミュニケーション能力」「臨機応変な対応力」「PCスキル」の4つの力が求められます。
転職後に活躍できるイメージを持ってもらうために、これらの力の裏付けとなる業務経験があれば、志望動機でも触れておきましょう。
志望動機の書き方・構成
志望動機は、「1.応募した理由(結論)」→「2.その背景やエピソード」→「3.入社後の意気込み」の3段構成で作成しましょう。
応募した理由を冒頭で簡潔に伝え、続けて「そう考えるに至った理由や背景となるエピソード」を伝えることで、志望動機の説得力を高めることができます。
3段構成で作成した例文を見ながら、志望動機の書き方を確認しましょう。
〈例文〉
(1)
販売職で培ったコミュニケーション能力を活かして受付業務に挑戦したいと考え、志望いたしました。
(2)
現職では食料品店の販売員として、お客様への商品説明や会計、商品の品出しなどを担当しております。接客にあたって「お客様に寄り添ったコミュニケーション」を大切にしており、困っている様子のお客様には自分から声掛けを行い、商品売場への案内や、買い物の補助などを行ってまいりました。その結果、お客様から「今日もありがとうございます」「あなたがいるからこの店を選んでいる」といった言葉をいただいております。
こうした経験から、もっと多くの方を助ける仕事に就きたいと考え、受付への転職を決意いたしました。地域でも有数の規模を誇る商業施設である貴施設であれば、現職以上に多くのお客様の力になれると考えております。また、以前貴施設を利用した際、受付の方々に丁寧に案内をしていただき感銘を受けたため、私もぜひ同じように思いやり溢れる応対をしたいと考えております。
(3)
販売職で培った「相手の気持ちに寄り添ったコミュニケーション能力」をベースに受付業務を覚え、貴施設の顔としてホスピタリティの高い応対をしたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
(511文字)
1応募した理由(結論)
志望動機の冒頭では、まず「応募した理由(結論)」を簡潔に伝えましょう。
「〇〇力を活かして、受付業務に挑戦しようと考えた」「サービスの理念に共感した」など、応募の決め手になった想いを1~2文程度にまとめてください。
2その背景やエピソード
応募した理由(結論)に説得力を持たせるため、補足として転職を決意したきっかけや背景・エピソードを続けて書きましょう。
その際、これまでに経験した業界や業務内容を伝えつつ、「どんなきっかけがあり、転職を考えたのか」+「応募先を選んだ理由は何か」+「転職によって何を実現したいか」の3点を伝えるのがポイントです。
未経験者の場合は、上記の3点に加えて「そもそも、なぜ受付を目指しているのか」が問われる傾向があります。転職の意欲・熱意を伝えるためにも、必ず記載しておきましょう。
3入社後の意気込み
最後に、志望動機の締めとして「入社後の意気込み」を伝えます。
未経験者は、「これまでの経験・スキルをベースに、新しい業務を積極的に学んでいく姿勢」を、経験者は「経験を活かして貢献したい」「即戦力として貢献できるよう努めたい」という姿勢をアピールしましょう。
【例文】受付の志望動機
ここでは、あらためて受付の志望動機の例文と押さえておくべきポイントを紹介します。
今回は主要な応募先(施設)別に、「未経験者」と「経験者」の例文をそれぞれ用意しました。自分が応募する施設に近いものを選んで確認し、自分の志望動機を作成しましょう。
【完成後は】時間を置いて見直しをしよう
志望動機は、内容や書き方によって採用担当者へ与える印象が大きく変わる項目です。そのため、記入し終わったら必ず時間を置いてから見直すようにしましょう。
見直す際にはぜひ、下記の記事で解説している「志望動機を書くうえでのポイント」や「効果的な表現」なども参考にしてください。

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