すぐできる企業研究のやり方【A4ノート2ページで完全攻略】
企業研究というコトバは知っていても、「具体的に、何を調べればいいの?」「結局、どう分析するかわからない」と思ったことはありませんか?
この記事では、年間300社以上の企業を研究し、広告を制作しているコピーライターが、特製の【企業研究チェックシート】をつかった企業研究のやり方をレクチャーします。
【企業研究チェックシート】を使えば、「なぜ弊社を選んだのですか?」という面接の定番質問にも、自信を持って答えられるようになりますよ。
「A4用紙2枚」でまとめる、企業研究のやり方
企業研究は「志望動機」の材料あつめ

企業研究とは、就職・転職先となる企業に関する、情報収集・分析作業のこと。企業の特徴や社風を理解し、納得して入社するために欠かせない作業です。
同時に、履歴書・面接で避けて通れない「志望動機づくり」の下準備でもあります。
志望動機づくりで大切なのは、「なぜ弊社を選んだのですか?」という質問に答えられるだけの「理由」を明確にすること。ポイントを押さえて企業研究をしておけば、効率よく志望動機づくりに必要な情報を集められます。
必要な情報は「A4用紙2枚」ぶん
企業研究のポイントは「同じ項目で、企業同士を比較すること」。
そこで今回、A4用紙2枚ぶん・15項目でまとめる【企業研究チェックシート】をご用意しました。のべ数千社ぶんの企業研究ノウハウをもとに、実際に使える情報だけをまとめたシートになっています。


新卒・中途採用、応募先の業界を問わず、項目は共通です。次の章でチェックシートの内容や記入・分析の方法を確認しながら、情報を集めてみましょう。
チェック&コピペで作る「チェックシート」
チェックシートを使った企業研究は、4STEPで進めます。この章でシートの内容・記入方法を確認しながら、実際に企業研究をスタートしてみましょう。
▼STEP 1:チェックシートを使って、必要な情報を集める
▼STEP 2:複数企業のシートを見比べて、企業の特徴を洗い出す
▼STEP 3:「企業のタイプ」を分析して、志望動機でアピールすべき内容を決める
▼STEP 4:アピールすべき内容を反映して、志望動機をつくる
2枚のシートで、効率的に企業研究
【企業研究チェックシート】は、「シート1:企業情報編」と「シート2:事業内容・理念編」の2枚1組です。
「シート1:企業情報編」は、企業の安定性や規模といった、スペックの比較を行うためのもの。設立からの歴史や売上高といった情報を調べ、記入します。

「シート2:事業内容・理念編」は、自分と企業とのマッチングや、特徴の洗い出しに使うもの。企業HPに掲載されている事業内容・企業理念などからキーワードを拾うことで、企業の特徴をつかんでいきます。

どちらも記入するのがベストですが、時間が無い場合は2枚目の「事業内容・理念」から書き始めるといいでしょう。記入したらノートに貼り付けたり、バインダーに綴じたりして、他の企業と比べられるようにしておくのがおすすめです。
また、プラスαで、応募先の絞り込みに使える「待遇・選考編」のシートも用意してあります。給料や休日数など、働き方の要素で企業を比べたいとき、補助的に使ってみてください。

15項目の「埋め方」と「分析方法」
チェックシートの項目は、下記の15種類です。すべて記入するのが理想的ですが、まずは可能な限り埋めるというスタンスでOK。「5分探してダメなら、項目をスキップする」という感覚で記入していきましょう。
【1】設立(創立)年
【2】資本金
【3】売上高
【4】従業員数
【5】本社・事業所の所在地
【6】グループ企業
【7】株式公開・上場
【8】主要取引先
【9】離職率
【10】商品・サービスは?
【11】顧客は?
【12】独自性(≒企業の特徴)は?
【13】価値を感じられるか?(やりがい・意義・面白さはある?)
【14】今後の事業展開(新規事業/注力分野)は?
【15】その企業が大切にしていることは?
【シート1】企業情報
シート1は、数値のコピペとチェックがメイン。20分ほどで、テンポよく記入していきましょう。
【シート2】事業内容・理念
シート2は、企業HPから「キーワードを探して、その前後をコピペ」してまとめます。志望動機づくりに直接活用できる情報なので、30~40分かけて、じっくり記入しましょう。
検索も活用!情報はココから入手しよう
おすすめする情報収集手段は【2種類】。
一般的にさまざまな手段が紹介されていますが、多くの企業は、紹介する2種類だけでシートを作成できます。
おすすめの情報収集手段
企業HP
おすすめ度:★★★★★
もっとも正確な情報が載っているサイト。企業HP上の「会社概要」「事業内容」「採用情報」ページを見ておけば、会社の特徴をつかめるでしょう。
とくに「新卒採用ページ」があれば、要チェック。会社や事業について、学生向けに噛み砕いて書かれています。時間が無いときは、新卒採用ページ内の会社概要を読むだけでも、会社の特徴をつかめますよ。
検索エンジン
おすすめ度:★★★★☆
GoogleやYahoo!を活用して、「企業名で検索して、役立ちそうなサイトを探してみる」というのは、いまや効率的な就活・転職の定番パターンです。2つのポイントを押さえておくと、さらに効率的に企業研究を進められます。
ポイント1:「信用できるサイトだけを使う」
信憑性が高いのは、「企業の公式HP」や「新聞社(全国紙、業界紙)」「転職サイト」の情報。一般的に、企業への取材をもとに制作されており、情報の裏取りがしっかり行われています。個人のブログや掲示板ではなく、こうしたサイトから情報を集めるようにしましょう。
ポイント2:「“企業HPに載っていると思うけど、どこにあるかわからない情報”を探すときに活用してみる」
検索エンジンを活用すれば、企業HP内で探すより、早く情報にたどり着けるのでおすすめです。チェックシートを埋める際に、「企業名+売上高」といったキーワード検索を活用してみましょう。
ほかにも、企業関連のニュースを検索して経営状況を調べたり、新製品の開発情報を入手したり、検索エンジンから得られる情報は多岐にわたります。「気になることがあったら、検索してみる」という習慣をつけておくと、効率よく企業研究を進められますよ。
もっと深掘りしたいときは
ここからは、より深い企業研究ができるようになる情報収集手段をご紹介します。ただし、すべての企業で使えるとは限らないので、注意してください。
「なぜ弊社に?」に答える志望動機の作り方
情報が揃ったら、シートごとの分析に入りましょう。シート1「企業情報編」では、スペックから企業の特徴を、シート2「事業内容・理念編」では、どんな内容で志望動機をつくればいいかを読み取れます。
シート1:スペックから「安定性」「成長性」をみる
シート1は、企業の特徴を把握したうえで、他の企業と見比べて「どの企業が自分の理想に近いか」を分析するのがメインの使い方です。どの項目にチェックマークがついたかを見れば、その企業が持つ「安定性」「成長性」を大まかに把握できます。
下記の要素を参考にして安定性・成長性を把握したら、それを支える独自性の高い事業(オンリーワン・ナンバーワンの製品・技術など)が無いか、シート2を使って深掘りしましょう。
「安定企業」がよく備えている要素
【1】設立(創立)年 |
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【3】売上高 |
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【6】グループ企業 |
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【7】株式公開・上場 |
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【8】主要取引先 |
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「成長企業」がよく備えている要素
【3】売上高 |
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【7】株式公開・上場 |
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シート2:志望動機でアピールすべき内容を選ぶ
シート2は、企業のタイプを明らかにして、「志望動機でアピールすべき内容」を絞り込むために使います。実は、志望動機でアピールすべき内容は、大まかに4パターンに分類可能です。
それぞれ、下記のパターン表の右側にある「シートの項目」を参照して、アピールすべき内容を書いてみましょう。

また、パターン分けに必要な「企業のタイプ」は、シート2の右上にあるグラフを使えばカンタンに分類できます。

このグラフは、縦軸に「独自性の高さ」、横軸に「価値を感じられるか」をとったものです。チェックシートの「【12】独自性は?」「【13】価値を感じるか?」をもとに感覚的に数値を決め、グラフ上に点を置いてみましょう。このとき点を置いたエリアの番号が、その企業の志望動機パターンになります。
実際に志望動機をつくってみる
グラフを使って志望動機パターン(アピールすべき内容)がわかったら、下記の志望動機フォーマットにそって、実際に志望動機をつくってみましょう。フォーマットの「2)企業のどこに、どんな魅力を感じたか(現在)」の部分に、先程の「アピールすべき内容」をはめこんでください。

今回は参考用に、架空の企業を例にして【チェックシート(シート2:事業・理念)】と【志望動機】を作成しました。独自の技術を持つ、世界的な自動車メーカーという設定で、生産技術(製品をつくる装置の設計・開発などを行う技術者)を志望する方を題材にしています。
志望動機づくりのポイントは、チェックシートに書いた具体的な事業名や数字などを活用すること。これだけでも、しっかり調べている印象をあたえられます。どうやって志望動機に落とし込んでいるか、見比べてみましょう。
<チェックシートの記入例>

<志望動機の例>
※1)~3)は、志望動機フォーマットの番号
1)私は大学卒業後4年間、機械部品メーカーで生産技術として、生産ラインの設計・製造を一貫して担当してきました。生産ラインの設計は、基本的にオーダーメイドで行っています。製品づくりの環境を整える「縁の下の力持ち」としての仕事にやりがいを感じていましたが、より世の中に貢献できる仕事をしたいと思い、転職を決意しました。
2)貴社を志望したのは、独自の自動車安全装置を製造している点や、世界的な事業展開によって、影響力の大きな仕事ができることに魅力を感じたからです。社会貢献を大切にしているという理念にも、強く共感しております。
3)入社後には培ったノウハウを活かし、貴社独自の安全装置の製造に「効率よく・エラーのない製品を製造できるライン設計」で貢献したいと考えております。(326文字)
まとめ
この記事では、チェックとコピペメインで企業研究を進められる、【企業研究チェックシート】をご紹介しました。キーワードに沿って企業HPを見てシートを埋めていけば、企業理解や志望動機づくりに必要な情報を集められるでしょう。
最後に、チェックシートを使った企業研究のポイントをまとめました。こちらを見ながら、ぜひ「あなただけの企業研究ノート」をつくりあげてください。




年間300社以上の企業広告・求人票を制作してきたコピーライター。のべ数千社分の「企業研究・広告制作ノウハウ」を活かして、就活・転職で使える記事を執筆中。ちなみに、身長は164cm。 #のっぽとは
アンドプロの 3つ の強み

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